「難局に対処するための処方せんは歴史のなかにある」半藤一利氏が書き上げた、若い世代にいま伝えたいメッセージ。

株式会社 大和書房 2018年10月15日 16時40分
From PR TIMES

御年八十八歳の集大成!半藤一利・著『語り継ぐこの国のかたち』いよいよ今週19日発売!

株式会社大和書房(東京都文京区/代表取締役社長 佐藤靖)は、10月19日、半藤一利・著『語り継ぐこの国のかたち』を発売いたします。



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本作は、御年88歳の日本近現代史に精通した知の巨人が、これだけは若い人たちに伝えておきたいという「歴史に残された新たな時代の手がかり」を読みやすく、平易な語り口で説く内容です。

平成の時代の終わりに、日本が歩んできた道のりをふりかえり、これからの日本のあり方を考えるための必読書!
宮崎駿監督も絶賛した一冊です。

【御年88歳・半藤一利氏が若い世代にいま伝えたいメッセージとは?】

『新たな時代をどう生きるか――答えは歴史のなかに』という章で、「世の中は進歩して、時代はどんどん変わっていっているのに、なぜ歴史を学ばないといけないのか?」という問いに対する著者の考えが綴られています。

その答えは、「歴史をかたちづくっているのは、情況がどう変わろうと、変わることのない人間であるから」だと半藤氏は言います。

例えとして、半藤氏が1945年8月15日の敗戦の体験をふりかえり思うのは、「おれは歴史というものを知らなかったなあ」ということだと語ります。

焼け野原の真ん中でも、明治維新後の日本人のことを想起すれば何でもなかったのではないか。
激動の時代のなかで、勝った側にすり寄った者、混乱の中でお金を儲けて成功した者、汚名を着せられて苦しみ尽くした者……。
そうした戦後日本人の種々相は、歴史がくり返すさまそのものだった。
だから、「歴史を知っていれば、敗戦日本にあれほどガッカリすることはなかった」と著者は説くのです。

変化の時代を迎えつつある今の日本でも、「変わることのない人間」が時代を動かしている以上、歴史を学ぶことで得られるヒントは数多くあります。
著者は若い世代に向けて、次のようなメッセージを記しています。

「難局に対処するための処方箋はほかのところにはなく、歴史の中にある、とわたくしはあらためて思っているのです。(中略)
このグローバル競争と不安定な世界に対して、必要なのはより長期的な観点の、日本の明日をどうしたらいいかをふまえた、より大きな社会構想なのです。それは、世界史のなかの日本がどんな歩みをたどってきたのかを、しっかりと正しく考えた上に構築せねばなりません」

上記をはじめ、最新刊『語り継ぐこの国のかたち』には、半藤氏の貴重なメッセージが満載です。ぜひ書店店頭でお確かめください。

【Amazonでのご予約はこちら】
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書籍概要

書籍名:語り継ぐこの国のかたち
著者:半藤一利
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仕様:四六判(188×130mm) / ソフトカバー /304 ページ
出版社:大和書房(だいわしょぼう)
定価:本体価格1500円+税
ISBN:978-4-479-39314-6
発売日:2018年10月19日
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目次

第一部 この国に戦争が遺したもの
・日本のノー・リターン・ポイント
――明治からたどる歴史の転換点
・戦争のなかの天皇
――明治天皇の御製にみる日露戦争
・過ちがくりかえされる構造
――ノモンハン事件と日本的思考
・日本を暴走させた人たち
――参謀から考える日本軍「失敗の本質」
・わたくしの八月十五日
――終戦の記憶と平和への祈り
・戦争で死ぬということ
――戦死者をどう追悼すべきか

第二部 この国の未来に伝えたいこと
・信念をつらぬく覚悟を
――陸奥宗光と外交の神髄
・正しいことを言う勇気
――石橋湛山が思い描いた未来図
・言論の自由をいかに守るか
――権力とメディアの日本史
・知識人の役目
――小泉信三と戦後日本の精神
・語り継ぐこの国のかたち
――司馬遼太郎の遺言
・日本の原風景をなくさない
――宮崎駿の世界に寄せて
・新たな時代をどう生きるか
――答えは歴史のなかに

「国体」について
――あとがきに代えて

プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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