Doctor Web、Android向けのクリッパートロイの木馬を発見

電子マネーや仮想通貨に関する操作中にクリップボードのウォレット番号を置き換えるMicrosoft Windows向けトロイの木馬は、コンピューターユーザーならびに情報セキュリティスペシャリストの両方に広く知られています。2018年8月、Doctor Webのウイルスアナリストは同様の機能を持った、Androidモバイルプラットフォーム向けの複数の悪意のあるプログラムについて調査を行いました。

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送金先を元々の受け取り手からサイバー犯罪者へと変えるためにクリップボードのデジタルウォレット番号を置き換えることができるトロイの木馬は、一般的に「クリッパー」と呼ばれています。従来、このような悪意のあるプログラムはWindowsユーザーのみを対象としていました。同様の機能を持つAndroid向けのトロイの木馬は、ほとんど見られません。しかしながら、2018年8月、Androidユーザーに危害を加えるクリッパートロイの木馬 Android.Clipper の2つの亜種がDr.Webウイルスデータベースに追加され、 Android.Clipper.1.origin および Android.Clipper.2.origin と名付けられました。

Android.Clipper は、仮想通貨Bitcoin、 Monero、 zCash、 DOGE、 DASH、 Etherium、 Blackcoin、 Litecoinに加え、 QIWI、 WebMoney (R and Z)、 Yandex.Money 決済システムのデジタルウォレット番号を置き換えることができます。調査の対象となった Android.Clipper の亜種の1つは、Bitcoinデジタルウォレットのアプリケーションを装っていました。

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