サウジアラビアがダボス2018で革新的な国の指標プラットフォームを初公開

サウジアラビアがダボス2018で革新的な国の指標プラットフォームを初公開

AsiaNet 71994 （0164）

【ダボス（スイス）2018年1月23日PR Newswire＝共同通信JBN】サウジアラビア王国は23日、他国に比較して自国の成果の軌跡を測定する王国独自のデータツールを初公開した。

200カ国以上の比較を可能にする12の主要項目に分かれる500以上の重要成果指標を追跡するように設計された双方向プラットフォームInternational Performance Hub（IPH）は、世界銀行や経済協力開発機構（OECD）を含む重要な国際機関の指標をまとめる。

National Center for Performance Measurement（Adaa）が開発したInternational Performance Hub（IPH）は、開発目標の達成に取り組む各国の進展をたどる技術・成果データの利用を促すためのサウジアラビアの画期的な試みである。IPHは公共部門とそれ以外の一貫性、説明責任、透明性の促進を目指す。

サウジアラビア王国の2030年目標に対するコミットメントの実例として、IPHはまた、社会経済領域全体の主要数量化指標に沿った王国の進化に関して、あらゆる段階で進展を世界中の他の諸国や国家集団と比較し、信頼できるアウトサイドインの展望を提供しようとしている。

ダボスでの今週の指標公開に関して、National Center for Performance Measurementのフサメディン・アルマダニ長官は「サウジアラビアは大きな複数年にわたる改革に着手している。野心的なビジョン2030計画は国の成果のほとんどあらゆる局面に関係し、社会経済の全分野で大きな前進を期待している。国家は改革で多くの目標を追求しており、その進展を国際的な最良事例を背景に比較対照することは極めて重要だ」と語った。

経済学者でPositive Planet and the Positive Economy Forum会長のジャック・アタリ氏はIPHのデータ・ナレッジ・パートナーで、このツールの意義を説明し、「International Performance Hubは公共政策の影響に関する共有知識を通じて透明で明確なガバナンスを促進する本当に必要なツールを発表する。ダボスでその開始を発表することは非常に前途有望な出発であり、真に世界的で協調的な野心の機会となる」と述べた。

Adaaはこの日の発表により、スイスのダボスでInternational Performance Hub（IPH）のベータ版を公式に開始した。International Performance Hubの決定版開始は2018年後半となる。

International Performance Hub（IPH）の詳細はホームページを参照： リンク

▽NATIONAL CENTER FOR PERFORMANCE MEASUREMENT
NATIONAL CENTER FOR PERFORMANCE MEASUREMENT（国家成果測定センター、Adaa）は閣僚評議会の承認により2015年10月に設置された主要な独立政府機関である。Adaaは組織上は評議会議長（首相）であるサウジアラビア国王につながり、王国内の公共団体の業績の測定を目的とする。Adaaは、公共団体が自ら効率的に成果を向上させる統一のツールとモデルの利用を通じて必要な支援を提供することで、公共団体の成果測定プロセスを構築し、開始することを目指している。Adaaはまた、効果的な訓練と相談によって公共団体に成果測定の能力を与え、向上に向かわせることも目指している。

詳細は以下を参照：adaa.gov.sa
Twitter: @IPH_SaudiArabia
Instagram:  @iph_saudiarabia
Facebook: リンク

▽問い合わせ先
Alison Patch
+1 949 616 2504
apatch@apcoworldwide.com

ソース：The National Center for Performance Measurement