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「ウーマンウェルネス研究会 supported by Kao」は、公式サイト『ウェルラボ』(リンク)にて、新たなコンテンツを発表しています。以下にご紹介いたします。
「うちの子は受験生なのに緊張感が足りない!」と感じたことはありませんか? ウーマンウェルネス研究会の調査(※1)によると、「緊張感が足りない」と感じたことのある親御さんは、受験1年前には約7割(※2)と多数。受験半年前になっても6割以上と、3人に2人がヤキモキしていることがわかりました。
親はこんなに心配しているのに、なぜ子どもは気を引き締めて勉強しないのでしょう? 受験指導のプロ、“ビリギャル”でおなじみの坪田信貴先生の解説で、その疑問がスッキリ! さらに受験本番に向けて、子どもの緊張感をうまくコントロールするコツも教えてもらいました。
※1 6都府県の受験生をもつ親551人を対象としたアンケート調査より。
※2 緊張感が足りないと「感じた」人と「ときどき感じた」人を合計した割合。
|なぜ子どもは緊張感に欠けているの?
受験の1〜2年前から親御さんはピリピリしはじめるのに、受験する本人はのんきに遊んでいたり、試験の成績をさほど気にしていなかったり。その差はなぜ生まれるのでしょう?
「最大の理由は、大人と子どもの時間感覚にズレがあるからです。たとえば子どもの場合、出かける10分前になっても着替えも歯みがきもせず、出発2〜3分前になって『やばい!』と焦り出すということがよくありますね。
大人は社会人経験があるので、自分の身支度にどれくらい時間がかかるか、時間通りに行動しないとどんなトラブルがあるか、予測することができます。でも子どもにはその感覚がないので、『受験まであと1年』と言われてもピンとこない。これが、緊張感が欠けているように見える最大の原因です」と坪田先生。
|“タスク管理”でほどよい緊張感をキープ
子どもにもっとしっかりしてほしい! というのが親の願い。ただし、緊張でガチガチになるのも困ります。
「受験の1〜2年も前から緊張しているのは、あまりよいことではありません。そういった子は本番になったら頭は真っ白で大パニック、実力を発揮するのはむずかしいからです。ただし、本番が近くなれば、どんなお子さんでもかならず緊張します。そこで有効なのが、親御さんが大人としての社会経験を活用してお子さんの“タスク管理”をすることです」。
タスクとは、やるべき課題のこと。つまりタスク管理とは、子どもがやるべき課題をはっきりさせ、それを着実に実行する計画を立てて進行状況を管理することです。坪田先生は、親が受験生のタスク管理をすることで、次のようなメリットがあると言います。
【親が子どものタスク管理をするメリット】
1. やるべきことが明確になるので、子どものモチベーションが上がる。
2. 親が勉強の進み具合を把握できるため、「緊張感が足りない」と焦らなくなる。
3. タスクさえこなしていればOKとわかれば、子どもはふだんからコツコツ勉強する習慣が身につく。
4. 空いた時間は自由に使えるので子どもがリラックスできる。
5. 試験本番でもタスク管理の能力を活かせる(試験本番でも解ける問題を見極め、ペース配分できるようになる)。
「最初は親が率先して計画をつくり、子どもにタスク管理の習慣がついたら、自ら計画を立てさせて報告してもらうようにするといいでしょう」。
|“タスク管理”を実践! まずは量の把握から
受験生のタスク管理をするには、どうしたらよいのでしょうか? 実例をあげて解説します。
タスク例:1年間で英単語の本4冊をマスターする場合
【1】タスク量の把握
・ 英単語の本1冊あたりの単語数は300。300単語×4冊なので、マスターすべきは1200単語。ただし、すでに300語は覚えているので、1年間(12か月)で覚えなければならないのは900単語。
【2】計画を立てる
・900語を12か月で覚えるには、1か月あたり75単語。1週間あたり約20単語。
・「1日3単語ずつ覚える?」→「毎日続けるのは大変。休みもほしい」→「それなら1日おきに5単語は?」→「それならできる!」
【3】計画通りに実行できているかチェック
・子どもに任せっぱなしはNG。報告を聞く、ノートを見る、テストしてみるなどの方法でときどきチェックしましょう。
・予定通りに進んでいなければ計画を練り直すのも大切。
「お子さんが小さいうちは、親が手や口を出しやすいですが、中学生や高校生になると塾や学校に任せっぱなしになりがち。でも、子どもの状況を理解できずに不安になるくらいなら、子どもが大きくなっていても『一緒に計画を立てよう。私も協力するよ』と思い切って言ってみてください。親御さんのサポートは現実的に役に立つだけでなく、メンタル面で大きな支えになるはずですから」。
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緊張とリラックスのバランスをとるには?
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最初は足りないように思えた緊張感も、本番が間近になればどんどん高まっていくものです。緊張しすぎたときはリラックス、いまひとつ勉強する気にならないときはリフレッシュと、上手に気分転換しながら、受験に向けてメンタルの状態を整えていきましょう。
受験生の気分転換におすすめなのが、手軽に使えるホットアイマスクです。40度程度の温度で目もとを10分ほどじわじわ温めると、張りつめた気分がほぐれてリラックス。「もうちょっとがんばりたいな」というときは、メントール入りのアイマスクを使うと、温め終わったときに目がシャキッと冴えて、勉強する意欲が湧いてくるかもしれません。
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坪田 信貴 さん
坪田塾塾長。累計120万部突破の書籍『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(通称ビリギャル)や累計10万部突破の書籍『人間は9タイプ』の著者。これまでに1300人以上の子どもたちを子別指導し、心理学を駆使した学習法により、多くの生徒の偏差値を短期間で急激に上げることで定評がある。大企業の人材育成コンサルタント等もつとめ、起業家・経営者としての顔ももつ。テレビ・ラジオ等でも活躍中。新著に『バクノビ —子どもの底力を圧倒的に引き出す339の言葉』がある。
<調査概要>
調査方法:インターネット調査
調査期間:2017年11月27日~28日
調査対象:東京圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)および、大阪府、愛知県の6都府県の、2年以内に子どもの受験(主に中学・高校・大学)を経験した母親551名
調査内容:“受験時の子どもの緊張感”に関する意識調査
写真:Thinkstock / Getty Images
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●ウーマンウェルネス研究会supported by Kaoとは
『ウーマンウェルネス研究会supported by Kao』は、現代女性のライフステージごとに異なる様々な心身の不調を解消し、女性が健康で豊かな生活を送り充実した人生を実現することを願って、医師や専門家、企業が集い2014年9月1日に発足いたしました。女性のウェルネス実現のために、公式サイト「ウェルラボ」(リンク)やイベントなどを通じて、女性が知っておきたい健康の基礎知識や不調への対応策など、心身の健康に役立つ情報を発信します。
●ウーマンウェルネス研究会の概要
・発足日: 2014年9月1日
・医師・専門家:
対馬 ルリ子 (産婦人科医、対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座院長)
小島 美和子 (管理栄養士、有限会社クオリティライフサービス 代表取締役)
川嶋 朗 (統合医療医、東京有明医療大学 保健医療学部鍼灸学科 教授)
中村 格子 (整形外科医、スポーツドクター、Dr.KAKUKOスポーツクリニック院長)
福田 千晶 (産業医、内科医・リハビリ医、人間ドック専門医、健康科学アドバイザー)
渡邉 賀子 (漢方専門医、麻布ミューズクリニック名誉院長)
(50音順・敬称略)
・協賛:花王株式会社、株式会社カーブスジャパン、パナソニック株式会社 (あいうえお順)
・Webサイト: 『ウェルラボ』: リンク (2014年9月11日OPEN)
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<本件に関するお問い合わせ先>
ウーマンウェルネス研究会 事務局
TEL:03-4570-3167 FAX:03-4580-9155 Email:info@well-lab.jp
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