~クラウド サーバや海外拠点サーバを管理する機能を強化~
■背景
昨今、標的型サイバー攻撃や内部関係者による情報漏えいが社会問題として顕在化しており、システムに対して特別な権限を持つ特権IDの適切な管理は企業にとって非常に重要となっています。
従来、基幹システムや個人情報など機密情報を扱う重要システムは外部に置かずオンプレミス サーバに構築し、強固に守る方法が一般的でした。しかし最近では、オンプレミス サーバやプライベート クラウドに加え、AWSやAzureなどのパブリック クラウドの利用が拡大し、企業のサーバ構成は多様化しています。また、企業の海外進出にともない、海外拠点サーバが増加するなど、企業のサーバ環境は、分散した環境に変化しています。このため、パブリック クラウド サーバや海外拠点のサーバなど、分散したサーバについても同じレベルで管理したいというニーズが高まっています。
そこで、特権ID管理に関わるガバナンスとセキュリティにおける課題を解決し、安全な特権IDの利用とリスクの可視化を支援する特権ID管理ツール「iDoperation」に対しクラウド サーバや海外拠点サーバの対応を強化するとともに、より分かりやすく使いやすいWEBコンソールへと刷新しました。
■本製品の主な強化点
(1)パブリック クラウド サーバ への対応強化
AWS上のLinuxでデフォルトとなっている鍵認証に対応しました。これにより、AWS上のLinuxサーバに対してもID管理やアクセス制御が可能になりました。
(2)海外拠点サーバを管理する機能の強化
iDoperationのWEBコンソールとクライアントツールの画面表示で、日本語 / 英語の表示切り替えが可能になりました。また、iDoperationの管理対象サーバやクライアントの動作環境として、英語版OSを新たに追加し、海外拠点の現地スタッフにも容易に展開できるようになりました。さらに、特権IDのアクセスログ点検においても、サーバのタイムゾーンを考慮した自動点検が実施できるようになりました。
(3)管理サーバ数の大幅な増加と直感的で使いやすいWEBコンソールに刷新
従来はIT全般統制の対象となるサーバに絞って管理することが一般的でしたが、標的型サイバー攻撃や内部不正などの脅威が増えていることから、IT全般統制の対象サーバに限らず管理することが重要視されています。このため、企業が守るべきサーバの台数は飛躍的に増大しています。本製品は、30,000サーバに対する設定も一括して行えるよう、ポリシー管理機能を強化しました。また、ウィザード機能を実装し、サーバ追加が簡単になりました。さらに、管理画面をWEBコンソールに統合することで、従来よりも使いやすく直感的に管理できるようになりました。
(4)操作ログ管理機能の強化
従来の操作ログ管理機能では、特権ユーザの画面操作を動画のみで記録していました。本製品は、動画での画面操作録画と連動し、操作ログ(キー入力、アプリケーションの起動、Windowタイトル)をテキストで取得可能になりました。これにより、キー入力やアプリケーション起動などユーザ操作を検索対象として絞り込み、該当する画面操作動画の頭出し再生ができるようになりました。
■価格(税別)
本製品を使用するためには「使用する機能(ID管理/ワークフロー/アクセス制御/アクセスログ管理/操作ログ管理)」と「管理するターゲット数」に応じたライセンスが必要となります。
ID管理/ワークフロー/アクセス制御/アクセスログ管理の4つの機能を使用する場合の購入例
* HW、OSの費用は含まれていません。
*1:
富士キメラ総研「2016 ネットワークセキュリティビジネス調査総覧」特権ID管理ツール出荷金額シェア<2015年度>
*「iDoperation」はNTTテクノクロス株式会社の登録商標です。
* 記載されている商品名・会社名などの固有名詞は一般に該当する会社もしくは組織の商標または登録商標です。
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