UnionPay(銀聯)カードは必携、中国国外2000万店以上で利用可能
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【上海2017年10月1日PR Newswire=共同通信JBN】中国国家観光局によると、中国の海外観光旅行はこの国慶節と中秋節の期間中にピークに達する。人気の長距離旅行先は米国やカナダ、オーストラリア、フランス、エジプトで、中国本土の外では2100万店以上の店舗と150万台の現金自動預払機(ATM)がUnionPay(銀聯)カードを受け入れると伝えられている。
各店舗は中国人観光客を歓迎するため、特別サービスとしてUnionPay(銀聯)を受け付ける。最近では欧州の最大級ホテルグループがUnionPay(銀聯)カードを受け入れる。Louvre Hotels Groupの200店、Accor Hotelsの110店などだ。レンタカーのEuropcarも欧州10カ国でUnionPay(銀聯)カードの扱いを始めた。モスクワとサンクトペテルブルクの地下鉄とバスではUnionPay(銀聯)カードで切符が買える。
現在、UnionPay(銀聯)は162カ国・地域で受け入れられている。これには香港やマカオ、日本、シンガポール、マレーシア、タイといった従来からの人気旅行先だけでなく、中央アジアやアフリカ、中南米の小国も含まれる。UnionPay(銀聯)による支払いはカード本体、非接触型、モバイルペイメントなど複数の方法が可能だ。
調査結果によると、この国慶節休暇には中国観光客の54.3%が自由な個人旅行を選択する。UnionPay(銀聯)はそうした人々のニーズに応えるため、免税店からショッピングセンタ-、旅行予約、特に食事やレジャー、娯楽、公共交通にまでカード受け入れネットワークを広げた。
米国とタイ、アラブ首長国連邦(UAE)の多くのレンタカー会社はUnionPay(銀聯)カードをサポートしている。カード保有者はオーストラリアやシンガポール、日本ではタクシー料金の支払いにUnionPay(銀聯)カードを使えそうだ。欧州鉄道Eurailのすべてのパスや台湾高速鉄道の切符もインターネットで買えるかもしれない。
欧州では230万店以上の店舗がUnionPay(銀聯)カードを受け入れる。米国ではほぼすべてのATMではUnionPay(銀聯)で現金を引き出せ、店舗の80%以上でUnionPay(銀聯)クレジットカードが利用できる。
携帯電話での支払いを好む中国人が増える中で、特約店はUnionPay(銀聯)モバイルペイメントも認めている。最近UnionPay(銀聯)モバイルQuickPassサービスがギリシャに導入され、UnionPay(銀聯)カード保有者は携帯電話のタップだけで支払いができる。少額切符の購入では暗証番号やサインは必要ない。ギリシャ最大手銀行グループのPiraeus Bankは年末までに、国内5万店の店舗でモバイルQuickPassを稼働させる。
UnionPay(銀聯)のモバイルQuickPassは、NFC(非接触型)やQRコードを含むさまざまな支払い方法をサポートしている。NFCのQuickPassは香港やマカオ、台湾、シンガポール、マレーシア、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、ロシアを含む10カ国・地域以上の52万台強のPOS端末で使える上、香港とシンガポールではQRコードのQuickPassが始まっている。
UnionPay(銀聯)のカード保有者は携帯電話を使って税金還付が簡単に請求できる。オーストラリアでUnionPay(銀聯)カード保有者は税金還付アプリのTRSでインターネットを経由して税金還付を申請できる。ドイツの150以上の店舗で買い物をした中国人観光客はSafety Tax Freeアプリでカードに税金を払い戻すよう請求できる。
▽問い合わせ先
Agnes Hou, houlingwei@unionpayintl.com, +86 021 20265843
ソース:UnionPay International
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