ウェブホスティング企業に対する大規模な攻撃―安全ではないクラウド

クラウドサービスは極めて信頼性と利便性が高く、そしてLinuxよりもセキュアなものはないと、これまで繰り返し言われてきました。そこにあるのは、ユーザーフレンドリーなインターフェースか、さらにユーザーフレンドリーなインターフェースか、という2択であるかのように見えました。しかし今回も、突如として事件は起きました。

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6月10日、韓国のホスティングサービス企業「NAYANA」が暗号化ランサムウェアErebus(トレンドマイクロ社によって発見され RANSOM_ELFEREBUS.A と名付けられる)(Dr.Webでは Linux.Encoder.10 および Linux. Encoder.11 と分類)による攻撃を受けました。その結果、同社が管理する153台のLinuxサーバーが感染し、ホストしていた3,400以上の企業のWebサイトへの影響が確認されています。

6月12日に同社のサイトに掲載された告知によると、感染したすべてのサーバーのファイルを復号化するために、攻撃者は550ビットコイン(BTC)(165万米ドル)という前例を見ないほど高額な身代金を要求したということです。

6月14日、NAYANAは397.6 BTC(約101万米ドル)を分割して支払うことに同意したことを発表しました。

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セキュリティスペシャリストは、今回の事例はソフトウェア更新の未実行や設定上の欠陥などを利用した通常のランサムウェア攻撃であると見ていますが、要求された身代金は史上最高額であり、最も成功したLinuxへの攻撃であると言えます。

詳細は以下をご覧ください。
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