UlmartがSPIEF 2017でIoTの利点とリスクの議論をリード

Ulmart 2017年06月12日 15時14分
From 共同通信PRワイヤー

UlmartがSPIEF 2017でIoTの利点とリスクの議論をリード

AsiaNet 68886 (0870)

【サンクトペテルブルク(ロシア)2017年6月10日PR Newswire=共同通信JBN】
*消費者教育が成功へのカギ

ロシア最大のオンライン小売企業であるUlmartはこのほど、サンクトペテルブルク国際経済フォーラム(St. Petersburg International Economic Forum、SPIEF)に多数の国内外の専門家を集め、今日のテクノロジー界で最もホットなコンセプトの1つであるインターネット・オブ・シングス(IoT)をすべての市場参加者の利益のために効果的に機能させる方法について議論した。

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Ulmartとロスコングレス基金(Roscongress Foundation)が主催し、TechCrunchの編集長であるマイク・ブッチャー氏がモデレーターを務める特別セッション「The Internet of Things:Overcoming Obstacles(インターネット・オブ・シングス:障害の克服)」のパネリストたちは、製品の相互接続がすぐにわれわれの日常生活と世界経済の不可欠な部分になることに同意した。しかし、彼らはIoTが繁栄し、消費者やビジネスに恩恵を与えることを妨げる可能性のある多くの障害が存在することを認めた。

▽好機
Ulmartのドミトリー・コスイギン取締役会長は「IoTが、それ自身のリスクと利益を備えた未来であることは間違いない。われわれは今日、非デジタル化されたアイテムが次第に少なくなるにつれて、このコンセプトを『Things of Internet(シングズ・オブ・インターネット)』と呼ぶことができる。Ulmartは、ロシアのデジタル革命のパイオニアの1つであり、同国の電子商取引(eコマース)部門のマーケットリーダーとして、大きな機会は厳しい責任を伴うことを理解している。テクノロジーは、それを管理するために必要となる法的および道徳的な枠組みよりも速く進化しており、われわれはさらなる成長の可能性に焦点を当てる一方で、消費者保護のためビッグデータなどのツールを効果的に使用する必要がある」とコメントした。

マッキンゼー・アンド・カンパニーでロシアにおけるテレコム・メディア・テクノロジープラクティス部門を率いるパートナーのウラジーミル・チェルナフスキー氏は「10年後、IoTは、商業セグメントがその価値の3分の2を占めている中国経済の規模となる市場を創出するかもしれない」と述べた。

ER-Telecom Holdingの社長兼会長で取締役会メンバーであるアンドレイ・クイジエフ氏は「IoTはシングズのコミュニケーションだけではない。それを大きく越えている。情報の収集と保管を保証するテクノロジーとプラットフォームを組み合わせている。単にテクノロジーを顧客のニーズに合わせるだけで、特定の標準が開発されるのを待つことなくIoTを開発することは現実的である」と語った。

ThetaRayのマーク・ガジット最高経営責任者(CEO)は「デバイスは高速かつスマートであり、人工知能(AI)が急速に発展しているため、デバイスが独自のプロトコルと言語を創り出す可能性がある」と述べた。

▽障害
サイバーセキュリティー、規制、消費者教育の欠如は、IoTの成功のための重要な課題と指摘された。パネリストによると、モノの円滑な統合と相互接続を確実にするために、多くのテクノロジー上、運用上の障壁も取り除く必要がある。

マイク・ブッチャー氏は「機会がリスクよりも大きいことが多いため、人々はインターネット、ソーシャルメディア、電子決済システムをハッカーからの攻撃を懸念しないで使用している。人々にサイバーセキュリティーについて教えはじめることが重要である。デバイス同士が話し始める時、脆弱性はデバイスにはない。それを使用する人間にあるのだ」と指摘した。

Ulmartのブライアン・キーン最高国際責任者(CIO)は「IoTを取り巻く道徳的かつ法的な問題は、いま2017年にはそれほど明白に見えないかもしれないが、今後5-7年にわれわれはIoTにどっぷりつかってしまうため、対応は手遅れとなる。われわれはこれらの質問を行うことにより、少なくともいま、それを始めなければならない」とコメントした。

中東・アフリカ・ロシア・トルコでアクセンチュアのストラテジー部門を率いるマネジングディレクター、イルムガルト・グラスマチャー氏は「データの安全性、サイバー攻撃、コミュニケーションのプライバシーに関連する問題が存在するが、潜在的なリスクについては消費者には必ずしも知らされていない」と語った。

ウラジーミル・チェルナフスキー氏は「ビッグデータを適切に分析して使用することが重要であり、デバイスの技術的な互換性を確保して、IoTの可能性を最大限に発揮させることが重要である。デバイスは互いに同じ言語を話すことができる必要がある」とコメントした。

BTC-ECHOのスベン・ワーゲンクネヒト編集長は「インターネットシステムのユーザーとして、私はそのようなシステムに自分のデータを提供し、もはやそれを制御することができなくなった。学校時代からサイバーセキュリティーと新しいテクノロジーについて教える必要がある」と述べた。

アンドレイ・クイジエフ氏は「私は、進化だけが適切なレベルのサイバーセキュリティーを提供するのに役立つと信じている。過度の規制はIoTの発展を妨げる可能性があるため、セキュリティーと進歩の適切なバランスを確保することが重要だ。人間とコンピューターは、互いに効果的なコミュニケーションを行うように訓練される必要がある」と語った。

▽Ulmartについて
Ulmartはeコマースに特化したロシア最大の民間インターネット企業である。2008年創業で、本社はサンクトペテルブルクにある。Ulmartはロシア全土の240を超える都市や町に450以上のインフラ施設(発送センターと集荷ポイント)を展開している。

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▽問い合わせ先
Brian Kean
Chief International Officer
+7-812-336-37-77 ext. 4575

ソース:Ulmart

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