5月15日に東北大学の青葉山新キャンパスにおいて、農学系総合研究棟と青葉山コモンズの竣工を祝う記念式典が開催され、豊かな自然に溶け込んだ環境共生型キャンパスのお披露目が行われた。今後、この新キャンパスには、福利厚生施設、留学生と日本人学生が混住する学生寮などが建設されるほか、サイエンスパークなど同大の産学共創拠点の機能を有した「緑のキャンパスタウン」が形作られていくこととなる。
5月15日(月)、同大青葉山新キャンパスの青葉山コモンズにおいて、「青葉山新キャンパス開設ならびに農学系総合研究棟・青葉山コモンズ竣工記念式典」が挙行された。当日は緑豊かな風景を望むラーニングコモンズエリアに250人の来賓を迎え、卒業生の小田和正氏作詞・作曲による東北大学校友歌「緑の丘」の調べから式典が始まった。
まずは「ドローンで見る青葉山新キャンパス」の映像がモニターに映し出された後、里見進総長と牧野周農学研究科長からそれぞれ式辞が述べられた。里見総長は、今後、同大発のイノベーションがこの地から生まれるであろうとの期待を述べ、牧野農学研究科長は農学部設立70年の節目に新キャンパスへの移転が実現した喜びを語った。次に、村井嘉浩宮城県知事、奥山美恵子仙台市長(代理)、山下治文部科学省大臣官房文教施設企画部長から祝辞をいただいた。その後、式のクライマックスであるテープカットが行われた。
青葉山新キャンパスは約81haという広大な敷地に開設された「環境共生型キャンパス」で、自然環境に溶け込みながら大学としての歴史・風格を継承していくデザインが想定されている。すでにここには災害科学国際研究所棟、環境科学研究科棟、国際集積エレクトロニクス研究開発センター、レアメタル総合棟、レジリエント社会構築イノベーションセンター、未来産業技術共同研究館といった施設が建てられているが、このたび、雨宮キャンパスより農学研究科が移転し、農学系総合研究棟と青葉山コモンズなどの施設が竣工した。今後は、売店や保育所を備えた福利厚生施設、ユニバーシティ・ハウス(留学生と日本人学生が混住する学生寮)などが建設されるほか、サイエンスパークなど同大の産学共創拠点の機能を有した「緑のキャンパスタウン」が形作られていくこととなる。
式典終了後、新キャンパスをめぐる施設見学ツアーが催され、次世代移動体(近未来のクルマ)の展示会なども行われた。緑あふれるこのキャンパスから、今後、続々と新たな研究成果が生まれていくことが期待される。
▼本件に関する問い合わせ先
東北大学総務企画部広報課広報係
TEL: 022-217-4977
E-mail: koho@grp.tohoku.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター リンク
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