大容量化に加え、廉価版をラインアップし6月より新発売
重要情報の漏えい対策として、セキュリティレベルに応じてネットワークを分離して情報を管理する必要があります。業務上、分離されたネットワーク間で情報を受け渡す必要がある場合には、USBメモリもしくはネットワークゲートウェイ製品(以下、中間サーバ)を利用するのが一般的です。一方、IPAの調査*1によると、故意の情報持ち出しによる内部不正は、USBメモリによるものが53.0%と最多でした。内部不正を防ぐためには、USBメモリの利用について管理をより厳重にする方法がありますが、管理負担が大きくなることに加え、持ち出しリスクを完全に無くすことは難しいと言えます。一方、中間サーバでの受け渡しは、導入時の費用負担が大きいことが課題となります。
本製品は、両方の端末に接続している間だけデータを受け渡すことができ、接続を外すと本体のデータが消去される仕組みのデータ受け渡し製品です。ネットワーク接続のない端末間でもUSBメモリのように手軽に情報を受け渡し、さらに中間サーバ以上の安全性を持ち合わせていながら安価なため、上記課題を解決しながら安全なデータの受け渡しを実現します。
2014年の販売開始以降、重要情報の流出対策として多くの顧客課題を解決してきました。その中で、扱うデータに合わせて容量を大きくしてほしいという声に応えるため、今回、DVD以上の容量に対応したバージョンアップを行いました。また、より安価に多数利用したいという要望から廉価版である「Crossway®/データブリッジmini」も合わせてラインアップとして追加しました。USBメモリのような使い勝手は変わらずにデータの不正持ち出しリスクを軽減したい企業や、中間サーバのように安全性を保ちながら安価にデータを受け渡したい企業など、利用用途に合わせて製品を選べるように選択肢を増やして提供します。
■特長
(1)ポリシー制御による不正利用防止
本製品は管理者によるデータ受け渡し端末の制限や、利用ユーザ制限を行えます。また、利用日時や受け渡し可能なファイル形式も指定することができ、想定している利用方法以外の不正なデータ持ち出しを事前に防ぐことができます。
(2)転送データの強制削除によるデータ持ち出し防止
データを受け渡したあと、USBケーブルを抜く・電源を切るという操作で本体内のデータは自動的に消去されます。そのため、本体には情報が保持されず、さらに復元も不可能なため、万が一不正な機器持ち出しや紛失することがあっても、データは流出しません。
(3)利用時のログを自動記録
いつ・誰が・どの端末からどの端末へ・どのようなデータファイルを受け渡したかを自動的に本体に記録します。そのため、管理簿を作って貸し出しに関する記録を残す手間を省くことができます。記録したログは利用者によって書き換えや削除することができないため、監査時の証跡としても利用できます。
(4)用途に合わせて選べる価格ラインアップ
利用するデータ容量や利用用途にあわせて選択できるラインアップを用意しました。画像データやログデータといった情報量の多いデータを受け渡す際は、DVD以上のデータ容量を持つ「Crossway/データブリッジ」が最適です。また、複数拠点で利用するため大量購入を視野に入れた利用などには「Crossway/データブリッジmini」が適しています。
■製品情報
Crossway/データブリッジ
データセンターや医療機関向け
容量の大きい画像データなども安全に受け渡す。
従来と比べ、データ容量を拡大。
希望小売価格:198,000円(税別)
データ受け渡し容量:6.85GB(DVD以上)
サイズ:155mm×105mm×30mm
Crossway/データブリッジmini
自治体、金融機関向け
個人情報など容量が大きくないデータの受け渡しに適する。
新たにラインアップ追加。
希望小売価格:128,000円(税別)
データ受け渡し容量:640MB (CD相当)
サイズ:95mm×110mm×20mm
*1:IPAの調査
独立行政法人 情報処理推進機構「内部不正による情報セキュリティインシデント実態調査」より引用 リンク
*CrosswayはNTTソフトウェア株式会社の登録商標です。
*会社名、製品名などの固有名詞は、一般に該当する会社もしくは組織の商標または登録商標です。
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