クイーンエリザベス工学賞受賞者のエンジニアが研究開発費の確保を訴え

クイーンエリザベス工学賞 2016年04月20日 15時18分
From 共同通信PRワイヤー

クイーンエリザベス工学賞受賞者のエンジニアが研究開発費の確保を訴え

AsiaNet 64161(0487)

【ロンドン2016年4月20日PR Newswire=共同通信JBN】クイーンエリザベス工学賞(Queen Elizabeth Prize for Engineering、リンク )の評議委員会と審査委員会のメンバーに名を連ねる世界の主要エンジニアと実業家は英タイムズ紙に書簡を投稿し、各国政府に教育と研究開発(R&D)予算の確保を呼び掛けた。

(Photo: リンク

書簡は2017年クイーンエリザベス工学賞の公募開始と、女王陛下の90歳の誕生日を記念して出された。審査委員と評議委員は書簡の中で、過去90年の女王の人生とその中で工学と技術が果たした役割を回顧した。

250語の書簡に署名したクイーンエリザベス工学賞の審査委員と評議委員は、英国、ドイツ、米国、日本、インド、スイス、シンガポールの学者や企業リーダー、エンジニアリング団体の代表。

18人の署名者は共同して工学を生産性の原動力とし、教育やR&D資金を確保する理由として、テクノロジーが人類の生活に与える影響を強調した。

書簡は「教育と研究開発の政府予算を動かす人々に対し、この困難な時代にあっても次世代のエンジニアのために資金を確保するよう、われわれは共同して訴える。彼らの仕事は将来のビジョンを明確にし、次の90年間にわたる生産性拡大の原動力になる」と述べている。

クイーンエリザベス工学賞基金の議長を務めるジョン・ブラウン卿は「政府がエンジニアから利益を享受するためには、研究開発予算を確保する必要がある。この投資を確保することによって、エンジニアは力を得て、世界の最大の課題を解決し続けることができる。そのエンジニアの中から次のクイーンエリザベス工学賞を受賞する人が出てくるかもしれない。たとえそうならなくても、彼らは少なくとも貿易と取引が可能で国を潤すような大切なスキル、モノ、サービスを政府にもたらすだろう」と語った。

審査委員会委員長のクリストファー・スノーデン教授は「現在すべてのわれわれの国の教育制度から生まれる多数のエンジニアにはスキルが不足している。われわれはSTEM(科学・技術・工学・数学)教育の資金を確保し、もっと多くの子供が実践的なアプローチで学び、体系的な学問知識を利用し、明日のエンジニアやサイエンティストに成長するのに必要なスキルを養うよう、初等・中等教育を担う人々を励ます必要がある」と付け加えた。

書簡の全文:
リンク

QE@edelman.com

▽問い合わせ先
Joshua Leigh
+44-(0)7979-210272

ソース:Queen Elizabeth Prize for Engineering


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