IGCF 2016:政府コミュニケーションは人権保護、若者の参加、市民間の信頼構築がカギ

IGCF 2016 (International Government Communication Forum 2016) 2016年03月22日 15時30分
From 共同通信PRワイヤー

IGCF 2016:政府コミュニケーションは人権保護、若者の参加、市民間の信頼構築がカギ

AsiaNet 63845 (0362)

【シャルジャ(アラブ首長国連邦)2016年3月22日PR Newswire=共同通信JBN】アイルランドの元大統領で国連人権高等弁務官も務めたメアリー・ロビンソン氏が、第5回International Government Communication Forum(IGCF 2016)2日目の討議の開会を宣言した。

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ロビンソン氏は「いくつかのプロセスは優れて積極的な政府コミュニケーションに含まれていることがある。一番目の重要なプロセスは、定期的なレビューが行われていることで、当該のリポートはそれぞれの国家や利害関係者、NGOから提出されることが重要で、政府からのリポートだけでなく市民からも提出されるべきである。それにより優れたプロセスとなる」と語った。危機の際のコミュニケーションに関するパネルディスカッションで、専門家は自然災害や人為的災害に関する政府コミュニケーションの役割と世論を形成するに当たって政府の対応の重要性などを子細に説明した。話し合いの中で特に政府コミュニケーションが直面する問題、危機発生直後に取るべき手段、災害に備えるについての市民の印象などに議論が集中した。

国際救援委員会(IRC)会長で英元外務相(2007年-2010年)のデービッド・ミリバンド氏によると、政府コミュニケーションは、信頼感を構築、強化すべきものでなければならない。同氏は,政府は組織的対応を独占することできず、メディアと非政府団体との協調で実行されるべきであると指摘した。同氏は情報の民主化と、より大きな国際協調こそ世界の状況をより良くすると述べた。

会議2日目の2番目のセッションは「Government Communication and Protection of the Social Structure(政府コミュニケーションと社会的構造の保護)」について協議した。政府コミュニケーションがどうしたら市民に有効に伝達され得るかについて、アラブ首長国連邦(UAE)のシャンマ・アル・マズルーイ青年問題相は「われわれは政府コミュニケーション部門を政府エンゲージメント部門になるよう変えなければならない。一方通行のコミュニケーション以上であるべきで、政府コミュニケーションは若者から若者に伝えるべきものある」と語った。

ネルソン・マンデラの孫でAfrica Rising Foundationの創設者であるエンダバ・マンデラ氏は「政府は(1人の)市民と話すのではなく、市民(全体)に向けて話すことが非常に重要である。市民が政府プログラムの影響を受け、市民が若者であれ、高齢者であれ、身障者であれ対話の一員に加わることを保証するのが極めて重要である」と語った。

シャルジャ首長国投資開発庁のシェイカ・ボドゥール・ビン・アルカシミ長官は「政府コミュニケーションとは明らかに、今後の世代に文化とアイデンティティーを勧めることが非常に大切である。しかし、そのために政府とコミュニティー双方のレベルでの努力と両者間の交流が必要だ」と述べた。

ソース:IGCF 2016 (International Government Communication Forum 2016)

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