キングアブドラ・エコノミックシティーが地域貿易の成長を推進するRed Sea Foundationを設立

King Abdullah Economic 2016年01月22日 16時10分
From 共同通信PRワイヤー

キングアブドラ・エコノミックシティーが地域貿易の成長を推進するRed Sea Foundationを設立

AsiaNet 63192(0094)

【ダボス(スイス)2016年1月21日PR Newswire=共同通信JBN】
*紅海地域は世界で最も急成長中の新興市場である
*地域の人口は6億2000万人から2050年までに13億人に増加する
*ジュネーブに本部を置く非営利のシンクタンクが国際協力を促進し、方針勧告を作成する

キングアブドラ・エコノミックシティー(King Abdullah Economic City)のマネジングディレクター兼最高経営責任者(CEO)であるファフド・アル・ラシェエード氏によると、この世界最大の新興市場の持続的発展のためには紅海地域の貿易円滑化枠組みの開発が不可欠である。

(Photo: リンク

ダボスのダボス経済フォーラムの特別イベントでアル・ラシェード氏は、同地域の潜在可能性についての理解を高め、発展の推進に必要な方針イニシアチブを提唱するために非営利のシンクタンクであるRed Sea Foundation(紅海財団)の設立を発表した。

ジュネーブに本部を置く予定の同財団には政策立案者、ビジネスリーダー、関連する対象問題の専門家の世界的な諮問会議が含まれる。また、方針勧告を研究、作成、促進する事業スタッフも含まれる。

アル・ラシェード氏は「紅海は重要な世界的航路であり、千年にわたって世界貿易で重要な役割を果たしてきたが、現在は地域を通じてこの海周辺の諸国に実際の利益となっているのは富の一部にすぎない。それが変わろうとしている。同地域は現在、世界で最も急成長していながら最も活用されていない発展途上の市場である。貿易を円滑化する調整されたイニシアチブが紅海地域内の商品の流れを大きく改善し、最も必要とされる場所で成長と繁栄を促進するだろう」と語っている。

国連によると、紅海を主要な海運回廊として利用している20カ国の人口は現在の6億2000万人から2050年には13億人に110%増加する。地域の新興中間層はこの期間に1億3700万人から3億4300万人へと150%増加すると見込まれている。現在の予測は、この成長が地域のGDPを現在の1兆8000億ドルから2050年までに6兆1000億ドルへと3倍増させるだろうと示唆している。貿易は8810億ドルから4兆7000億ドルへと5倍増するだろう。

世界の海運貿易の約10%が毎年紅海経済水域を通る。能力が倍増するスエズ運河の拡張が通行量の増加を推進すると期待されている。

ロジスティクス・インフラが限られていることは成長を制約する1要素にすぎない。例えば、現在の最大のコンテナ船を扱える地域の港は少ない。2015年に操業を開始したサウジアラビアのキングアブドラ港2017年までに紅海最大の港になる。

成長に影響するその他の要素には経済発展のレベルの違いが大きいことと国境を超える貿易のコストを大きく増大させる規制環境が含まれている。世界銀行のデータは、製品製造に使われた1ドル当たりロジスティクスのコストや関税を含め2.19ドルの貿易コストがかかることを示唆している。

インフラの改善と国境越え貿易での協力強化は効率を向上させ、コストを減らし、中小企業の世界的なバリューチェーンへの参加を増やせるだろう。これはGDPの成長を現在の予測よりほぼ30%ポイント高めて2050年までに6兆6000億ドルに、貿易を180%ポイント以上高めて6兆3000億ドルに増やすだろう。

アル・ラシェード氏は「Red Sea Foundationの目的はロジスティクス・インフラを強化し、紅海地域諸国間の貿易を促進し、海外の投資を推進することによって、この地域の巨大な潜在可能性を現実化することである。これは公共、民間部門と市民社会がすべて重要な役割を果たすイニシアチブである。Red Sea Foundationはそれらをまとめて世界経済の新たな成長エンジンを構築するために存在する」と述べている。

Red Sea Foundationは紅海岸にあるか、紅海を主要な海運路として利用している20カ国(ブルンジ、コンゴ民主共和国、ジブチ、エジプト、エリトリア、エチオピア、イラク、ヨルダン、ケニア、マダガスカル、モザンビーク、ルワンダ、サウジアラビア、ソマリア、スーダン、シリア、タンザニア、UAE、ウガンダ、イエメン)で構成されている。

▽キングアブドラ・エコノミックシティーについて
キングアブドラ・エコノミックシティー(KAEC)は世界最大の個人の資金提供による新市である。サウジアラビア王国の西海岸に位置するKAECは面積が1億8100万平方メートルで、ワシントンDCにほぼ等しい。同市は2006年に設立され、株式が公開されているサウジアラビアの共同資本会社Emaar、The Economic Cityが開発中である。

2035年までに人口収容能力を持つKAECにはキングアブドラ港、沿岸共同体住居地区、ハラメイン鉄道地区、工業バレーなどがある。

ソース:King Abdullah Economic

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