ICLがAllana Potashの買収完了

ICL 2015年06月23日 13時40分
From 共同通信PRワイヤー

ICLがAllana Potashの買収完了

AsiaNet 60964 (0829)


【テルアビブ(イスラエル)2015年6月23日PRN=共同通信JBN】
*買収によりICLは、エチオピア北部アファール地方の巨大カリウム鉱床の採掘権を獲得

*ICLはリン酸塩(SOP)と塩化カリウム(MOP)の製造を含むプロジェクト製造能力の規模拡大を検討

*世界の原料資源拡大というICLの戦略目標に前進

農業、食品、加工材料の3市場で基本的必要を満たす製品の世界的メーカー、ICL (NYSE、TASE:ICL)は23日、エチオピアのカリウム資産開発に関与しているカナダの鉱山会社、Allana Potash Corp.の株式100%の取得を完了したと発表した。取引完了は、ICLによるAllana買収オファーに関するAllana債権者とオンタリオ州最高裁の承認を受けたものである。ICLはAllana株式の未取得分、83.78%に1億3700万カナダドルを支払った。ICLは2014年、総計2500カナダドルでAllana株の16.22%を取得していた。

Allanaはエチオピアのアファール州にあるダナキル鉱山のカリウム採掘権、および近年蓄積したノウハウを保有している。Allanaが2013年2月まで実施したフィージビリティースタディーによると、このプロジェクトは25年にわたり塩化カリウム(MOP)を年間最大100万トン生産すると推定されている。

ICLはAllana買収により、ダナキル鉱山プロジェクトの開発を全面管理して加速することが可能になり、プロジェクトの技術、運用上の実行可能性を評価するプロセスを近く開始する。それにはロジスティクス、インフラストラクチャー、生産のニーズ、ダナキル鉱山開発の最適プロセス、採掘エリア潜在性の最大化、プロジェクト資金の安定した調達が含まれている。ICLはプロジェクトの生産能力拡大、MOPとともにリン酸塩(SOP)を生産する可能性の評価を検討している。

ICLは、GDP全体、外貨流入、課税基盤、そして、とりわけアファール地方の直接間接の雇用創出への寄与など、国内の大規模な採掘作業開発がもたらす長期インフラ、農業、経済利益をエチオピア政府が認識していると信じている。エチオピア政府の天然資源および水、電気、道路などインフラの供給は、ICLによるアファール地方の大規模採掘プロジェクト開発にとって必須条件である。

過去1年、ICLはエチオピア農業省とその農業変革局と協力して、カリウムの理解を深めるプログラム「Potash for Growth(成長のためのカリウム)」のスポンサーになることで、アフリカのカリウム市場創設に傾注してきた。このプログラムは、エチオピアにカリウム実演農場数百カ所を開設することも含んでいる。

ICLの社長兼最高経営責任者(CEO)ステファン・ボーガス氏は次のように語った。「Allana Potash買収を完了できてうれしいし、プロセスを迅速に進めるに際しAllanaの役員会、経営陣、株主が示した強力な支援に感謝したい。われわれのAllana買収は、世界の原料資源を広げ、成長著しい新興市場に焦点を当てるICLの「Next Step Forward(次の前進)」戦略に沿うものである。Allanaはわれわれに、アフリカの主要な採掘権とともに、エチオピアのカリウム資源開発追求に欠かせない有能な現場チームをもたらす。われわれはアファール地方に強力なカリウム・プラットフォームを構築する可能性に興奮している。それはエチオピア、アフリカ全体の急成長する肥料市場、ひいては伸びつつあるアジア市場の顧客基盤へのサービス提供を可能にし、イスラエル、スペイン、英国にあるわれわれの既存カリウム生産を補完する。われわれはその活動に対するエチオピア政府の初期段階の支援に勇気づけられている。それはエチオピア、農民、国民、そしてICLの利益のために、国内天然資源を全面開発するうえでわれわれが必要とする支援につながると解釈している」

▽ICLについて
ICLは主として農業、食品、加工材料の3市場で人間の基本的必要を満たす特殊ミネラルに基づく製品の世界的メーカーである。ICLが製造する農業製品は増大する世界人口への食糧提供を支援している。同社が採掘、製造するカリウム、リン酸塩は肥料の原材料として使われ、医薬品、食品添加物業界で基本成分として使われている。ICLが製造する食品添加物は人々がより多様でより質の高い食品により多くアクセスできるようにする。ICLの水処理製品は何百万人もの人々、世界中の産業にクリーンな水を供給する。臭素、リン酸塩に基づくその他の物質はより効率的で環境に優しいエネルギーを作り出すのを助け、山火事の広がりを防ぎ、多様な製品と材料の安全で広い範囲での使用を可能にする。

ICLは世界各地と新興地域を含む大市場の近くに幅広いプレゼンスがあることから利益を受けている。ICLは環境へのコミット、ICLの製造事業があり、従業員が暮らしている共同体のサポート、すべての従業員、顧客、サプライヤー、その他の利害関係者に対するコミットを含む持続可能性の戦略的枠組みのなかで事業を運営している。

ICLは株式公開企業で、その株式はニューヨーク証券取引所とテルアビブ証券取引所(NYSE、TASE:ICL)に二重上場されている。同社の従業員は世界で約1万2500人。2014年の売上総額は61億米ドル。詳しい情報は同社ウェブサイト(リンク )へ。

▽報道関係問い合わせ先
Amiram Fleisher
Fleisher Communications
+972-3-6241241
amiram@fleisher-pr.com

▽投資関係問い合わせ先
Limor Gruber
Head of Investor Relations, ICL
+972-3-684-4471
Limor.Gruber@icl-group.com

ソース:ICL

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