Rockchipが最小電力のWiFiを発表 IoT電力消費を85%軽減しBT 4.0 LEと同等に

Rockchip 2015年06月02日 16時07分
From 共同通信PRワイヤー

Rockchipが最小電力のWiFiを発表 IoT電力消費を85%軽減しBT 4.0 LEと同等に

AsiaNet 60711 (0729)

【福州(中国)2015年6月1日PRN=共同通信JBN】RockchipはCOMPUTEX Taipeiで、サードパーティーと共同開発した世界で最も電力消費が少ないWiFiテクノロジーRKi6000を発表した。このテクノロジーはWiFi電力消費をBluetooth 4.0 LE(Low Energy)と同水準に抑える。受信時に使用する電力消費は約20mAであり、インターネット・オブ・シングス(IoT)向けの最新鋭WiFiデバイスよりも85%少ない。これは、IoTスマートハードウエアのWiFi電力消費の世界規格更新につながる電力消費レベルの基準を設定する。

RKi6000の電力はBluetooth 4.0 LEと同水準であり、コイン電池を使ってIoTでWiFiを利用することが可能である。製品サイズを大幅に縮小でき、わずかなサイズと電流を使用して多くのアプリケーションでWiFi技術を利用できる。

IoTスマートハードウエアの重要なコネクティビティー技術であるWiFi技術は、半導体企業から大きな注目を浴びている。BT/ZIGBEE規格と比較すると、WiFiは最も使い勝手がよいものとして認められているが、大きなWiFi電力消費が電流制限のあるポータブルデバイスで使用する際の障害となっている。RKi6000は電力消費を軽減し、以下の方法でBT LEの電力消費と同水準に抑えることができる。

RFトランシーバー・アーキテクチャーの改善。このアーキテクチャーはデータ連続送信の際、IoTスマートデバイスの使用電力消費を大幅に軽減することができる。超低電力は、使用およびスタンバイの両モードで可能である。この技術に関して数多くの国際特許を申請してきた。

適応ダイナミック電力コントロール技術。電力効率がさまざまな稼働モードで最適化され、総電力消費はチップの電力設定をダイナミックに調整することで適切なエネルギー効率が達成され、多様なアプリケーション・シナリオで大幅に軽減される。RKi6000はホストプロセッサーを起動しなくてもデバイスをオンライン状態に保つことができる。これは、起動時間を短縮するので、アプリケーション電源コントロール設計を簡略化できる。デバイスは、大半のIoTアプリケーションでスリープモードになり、必要な際に再起動することになっており、起動時間の短縮は電力消費をいっそう軽減するとともにバッテリー寿命を延ばす。

RFアーキテクチャーに基づくWiFiはIoTやウエアラブル・デバイスでは広く使用することはできない。RKi6000は低電力消費であり、スマート・ウエアラブルデバイス、消費家電、メインストリーム・アプライアンス、ホームセーフティー、オートメーションシステム、自動車、医療機器など幅広く利用される。これらのスマートデバイスは標準的なWiFiインフラストラクチャーと容易にネットワーク接続が可能になるメリットがあり、これによってアプリケーション開発費用を大幅に縮小し、スマートハードウエアの商用化をスピードアップできる。

▽Rockchipについて
Rockchipは中国の大手ファブレス半導体企業で、2015年にGoogle、インテル、ARMなどの国際的な大企業を含むパートナーと完全なエコシステムを構築することに成功した。このエコシステムは、パソコン、通信製品、タブレット、OTTボックスを対象としており、IoTテクノロジーの開始によってRockchipは世界のIoTおよびスマートハードウエア市場の方向性を設定できる。

ソース:Rockchip

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