Bergが人工知能再プログラミングで初の固形がんの抗がん剤BPM 31510臨床結果を発表

Berg 2015年06月02日 14時32分
From 共同通信PRワイヤー

Bergが人工知能再プログラミングで初の固形がんの抗がん剤BPM 31510臨床結果を発表

AsiaNet 60707 (0728)

【ボストン(米マサチューセッツ州)2015年6月1日PRN=共同通信JBN】データに基づくバイオロジカル(生物製剤)アプローチを通じて健康問題を解明することにコミットしている生物製剤企業のBergは1日、第Ib相試験の固形がんに抗がん剤BPM 31510を使用する治験の臨床研究結果およびトリプルネガティブの乳がんに関する臨床データを5月29-6月2日シカゴで開催された米臨床腫瘍学会(ASCO)の第51回年次会議で発表した。

BPM 31510は人工知能によって開発に導かれている初の抗がん剤である。同薬剤はがん細胞の代謝を再プログラミングするかワールブルク効果を置き換えて、細胞死に耐性を持つよう再教育する働きを持つ。臨床前および人体試験で得られたデータは、BPM 31510が腫瘍の退縮、臨床効果につながり、化学療法用製剤との組み合わせで抗がん作用が増加することを示した。

第Ib相試験は、リードインベスティゲーターでコーネルワイル医療センターGI腫瘍学科マニシュ・シャー医師(MD)兼ディレクター、インベスティゲーターでMDアンダーソンがんセンター准教授のラルフ・G・ジンナー医師(MD)、パロアルト医療財団のインベスティゲーターでASCO会長のピーター・ユ医師(MD)らによって行われている。

インベスティゲーターでMDアンダーソンがんセンター准教授のラルフ・G・ジンナー博士は「現在進行中で服用量の段階的増量による第Ib相試験におけるBPM31510単独および化学療法との組み合わせは、多くの服用レベルで最低毒性を示して耐容性が良かった。われわれはまた、抗がん作用だけと化学療法との組み合わせを調べた。PETスキャンおよびCTスキャンの所見は、互角対応された臨床前と臨床後の腫瘍と血液サンプルで行われた大量のオミックス(omics)医療に対してマッチした。われわれはBPM31510が予測可能で機械的に妥当な方法でマーカーのパターンを調節する予備的証拠を握った。これによってわれわれはいつの日か初期反応進行と毒性を検知する強力なツールとしてそれを使うことができることを期待して、一連のオミックス分析を進めるこの高度に精密な人口知能を開発する現行のさらなる努力に勇気づけられる。臨床研究はMTD(maximum tolerated dose、最大耐量)にはなお行き着いてはいないが、引き続き患者を増やし続ける」と語った。

Bergは会長兼共同創業者のカール・E・バーグ(Carl E. Berg)氏の名にちなんだもので、次世代医薬品と診断法を生み出す基礎として、患者集団を理解するためベイジアン法による人工知能と生物学とを融合する。ASCO会議で、Bergの共同創業者兼社長兼最高技術責任者(CTO)のニーブン・R・ナライン氏は、医薬品発見・能力に対する同社アプローチを実証して見せた。その中には特許取得済みのInterrogative Biology(TM)プラットフォームが含まれる。プラットフォームは生物学に関わり、細胞レベルで疾患を標的とする一方、疾患のより深い理解を見いだすものである。

ナライン氏は「Bergの革新的製剤BPM31510は、われわれの目標がより長期の生存率である高度代謝の腫瘍を含め、最も致命的ながんのいくつかと戦う目的で考案された。Interrogative Biology(TM)プラットフォームを使って、われわれは新しい医薬品開発パラダイムに注力している。それによって患者は、現在ある多目的用途に適したアプローチをとるより疾患の生物学に適合する治療法で治療することができる。医薬品開発に個別化医療法を採用し続けることによって、Bergは特定の患者に適した治療法を実際に生み出す努力を先導する立場にある」と語った。

Berg は第Ib相試験から得られた現在にデータにアクセスして、来年内に高度代謝腫瘍の複数の第II相試験計画にこの層別の患者転帰データを利用する。

▽Bergについて
Bergで、分析(Analytics)、医薬(Pharma)、バイオシステム(Biosystems)、診断(Diagnostics)を含む各部門を持っている。同社は代謝制御要因すなわちワールブルク仮説の基本的要素に対する主要な知見を見いだした。同社は中枢神経系(CNS)疾患および代謝疾患の臨床前資産に深いパイプラインを持ち、がんと化学毒性の大規模臨床試験活動を補完する。生物学的生成物を実行可能な療法と堅ろうなバイオマーカー・ライブラリーに翻訳する発見プラットフォームの利用によって、Bergはより健康な明日への追求を実現する立場にある。詳細はリンクを参照。

▽Berg Interrogative Biology(TM)プラットフォームについて
生物学および医薬におけるBergの機械的学習(人工知能)アプリケーションは、ヒトの健康に対する明確に定義された解答につながるシステムバイオロジーとシステムエンジニアリングの組み合わせを可能にする。Berg Interrogative Biology(TM)プラットフォームは、予測パターンを学び取る臨床と人口動態情報を患者から直接取得した分子データとを統合する。プラットフォームは医師に効果的で安全な治療の道を推奨する実行可能な情報を提供するとともに、保険会社にはより関連性のある保険方式を開発する医療経済上の分析、各国政府には全国民のヘルスケア需要の財政的モデル作成に向けたデータエコシステムをそれぞれ提供する。

▽問い合わせ先
Michelle Horn   
Ogilvy Public Relations   
+1 (212) 880-5381   
Michelle.horn@ogilvy.com   

ソース:Berg

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]