最近話題の“やせる細胞”「褐色脂肪細胞」の増やし方に迫る!

ウーマンウェルネス研究会supported by Kao 2015年01月15日 12時23分
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「ウーマンウェルネス研究会 supported by Kao」は、公式サイト『ウェルラボ』(リンク)にて、新たなコンテンツを発表いたしました。以下にご紹介いたします。

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「褐色脂肪細胞」とは、脂肪を燃焼して消費する機能をもつ細胞です。これまで、褐色脂肪細胞は成人になるとなくなってしまうと考えられてきましたが、最近では成人にも存在し、肥満の予防に影響していることがわかってきました。今回は「太りやすい体質」「太りにくい体質」の要因のひとつと考えられている褐色脂肪細胞について紹介します。

■2つの脂肪細胞
脂肪組織には、白色脂肪細胞が集まった「白色脂肪組織」と、褐色脂肪細胞が集まった「褐色脂肪組織」の2タイプがあります。
一般に、脂肪細胞というと、脂肪をためる機能をもつ白色脂肪細胞を指します。
一方、褐色脂肪細胞は、エネルギー消費や脂肪燃焼の機能をもち、白色脂肪細胞から運ばれる脂肪を燃焼して消費するとともに、白色脂肪細胞を小さくする働きもあります。

■褐色脂肪細胞は年齢とともに減少する
褐色脂肪細胞は年齢にともない徐々に減少し、とくに50代以降で大幅に減少します。一方、肥満度を示すBMI(体格指数)は加齢とともに上昇し、肥満の人は増加します。これは、褐色脂肪細胞が減ると、脂肪を燃焼する機能が衰えて太りやすい体質になる可能性を示しています(図参照)。

【褐色脂肪細胞検出頻度とBMIの加齢変化】
出典:「化学と生物」Vol.50 NO.1(2012)/斉藤昌之

■成人にも褐色脂肪細胞が存在することが判明!
褐色脂肪組織は、幼児の体温維持や生命維持に欠かせないものです。しかし、成人になると骨格筋がその役割を担うため、褐色脂肪組織の機能は徐々に低下して消失すると考えられてきました。
ところが最近、成人でも首や肩の周囲に褐色脂肪組織が存在することがわかってきました。これは、最先端のPET撮像装置(※1)を用いて褐色脂肪組織を直接観察できるようになったことで確認できました。
(データ提供:花王)
(※1)PET:ポジトロン断層法(Positron Emission Tomography)の略号。褐色脂肪組織にブドウ糖が集まりやすいことを利用して、黒く映し出される特殊なブドウ糖を指標として使用し、撮影します。これにより、褐色脂肪組織が直接観察できるようになりました。褐色脂肪組織の活性が高い人は、脂肪組織が黒く写ります。

■褐色脂肪細胞を増やす方法
最近では、褐色脂肪細胞の機能低下が肥満の一因になると考えられつつあります。しかし、以下の方法で増やせる可能性があるともいわれています。無理のない範囲で継続できるものを選びましょう。

(1) 寒冷刺激を与え、褐色脂肪細胞を活性化させる。
⇒冷水のシャワーを浴びるのは辛いもの。そこで、温かいお湯と水を交互に浴びる温冷交互浴が知られています。

(2) 肩甲骨ストレッチで、褐色脂肪細胞がある部分に刺激を与える。

(3) 褐色脂肪細胞の活性化作用が報告されている食品をとる。
⇒例:茶カテキン、トウガラシ、キムチ、ニンニク、ショウガなど

■最新情報!茶カテキンが褐色脂肪組織を活性化する!
花王と天使大学、北海道大学の共同研究によると、褐色脂肪組織の活性が低下して太りやすい傾向にある人が、高濃度の茶カテキンを含んだ飲料を5週間継続して摂取したところ、褐色脂肪組織の活性(寒冷時に誘導されるエネルギー消費変化量)が約2倍に高まるとともに、脂肪の燃焼量も増加したことがわかりました(図参照)。
この結果により、日常生活における茶カテキンの継続摂取は、褐色脂肪細胞に働きかけて、太りやすい体質を改善し、肥満予防になる可能性が期待されています。

※試験概要:PET での撮影画像による判断で、褐色脂肪組織の活性の低い成人男性10名を集め、1本あたり540mgの茶カテキンを含有する飲料を1日に2本摂取する群(茶カテキン群)と、茶カテキンを含有しない飲料を摂取する群(対照群)に分けて5週間飲用を継続した前後において、褐色脂肪細胞に関わるエネルギー代謝を検証した。

>>茶カテキンの、太りにくい体質に関与する「褐色脂肪組織」への作用を検証
リンク

>>脂肪燃焼のカギ!茶カテキンのパワーとは?
リンク


監修:花王(株)ヘルスケア食品研究所 竹下尚男氏

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