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住まい・飲食・美容・働き方など8領域の新たな兆し 2015年のトレンド予測を発表


株式会社リクルートホールディングス(本社:東京都千代田区 代表取締役社長 兼 CEO:峰岸真澄)は、住まい、飲食、出産・育児、美容、社会人学習、進学、独立・開業、アルバイト・パートの8領域における2015年のトレンド予測とトレンドを表すキーワードを発表いたしました。

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■2015年のトレンドキーワード
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「リノベパーティ」(住まい)
「部ランチ」(飲食)
「保けいこ」(出産・育児)
「サバ美ーマン」(美容)
「ママ喜業」(社会人学習)
「ロンキャリ女子」(進学)
「親子独立」(独立・開業)
「プチ勤務」(アルバイト・パート)

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■詳細
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●住まい領域:「リノベパーティ」
〈みんなで楽しく部屋を作り上げる新しいスタイルの登場!〉

2014年の調査によれば、「リノベーション」という言葉の認知度は96%超にまでなっている。また、Googleトレンドの検索ボリュームでは、「新築マンション」
と「リノベーション」は、今や拮抗状態になっている。2000年代後半から大きく盛り上がりを見せたリノベーションだが、これまでは雑誌やネットを通じた「プロ仕上げ」の「かっこいいデザイン」でムーブメントを牽引してきた。今、そこに新しい潮流が生まれつつある。
できる工事は「自分たち」で行い、多少の失敗はご愛嬌で、「作るプロセス」を重視し友達・家族(パーティ)と「パーティ感覚」で楽しむというスタイルである。パーティ(仲間)の募集は「フェイスブック」を使用し、「作るプロセス」も「フェイスブック」で共有・拡散する。
セルフリノベーション(DIY)を練習できるショップやかわいいパーツも揃う専門ショップも登場し、DIYリノベ物件の見学とDIYワークショップをセットにしたイベントも開催されている。
2014年3月、借り主が修繕・模様替えを行い、退去時に原状回復不要という借主負担DIY型賃貸借契約が国土交通省から発表され、半数の人が利用意向ありという調査結果も出ている。
2015年は愛着ある空間を仲間とともに作り上げる「リノベパーティ」が賃貸市場とリノベーション市場を楽しく進化させていく。


●飲食領域:「部ランチ」
〈企業の歓送迎会・忘新年会などの開催時間が昼間に変わってきている〉

子育て世代の女性の就労率の上昇に伴い、夜の時間帯に開催される会社の歓送迎会や忘新年会などの企業のオフィシャルなコミュニケーションの場に参加できない人が増加傾向にある。また、ワークライフバランスへの意識変化や、勤務時間外の拘束に対する不満など子育て女性に限らないプライベート確保の機運を受けて、企業内の懇親行事の開催が夜→昼に移行するケースが増加してきている。そこで、登場したのが企業の懇親会の開催が昼間になる「部ランチ」。
『ホットペッパーグルメ』WEBサイトでの「昼 忘年会/新年会」・「ランチ 忘年会/新年会」の検索数は前年比149%、昼の時間帯のネット予約件数(開始時間を11時から15時として飲食店を予約した件数)も前年比230%と昼の時間での宴会のニーズが伸びてきている。
オフィス街では、週に1回は昼間の懇親会の予約が入っているレストランもある。常連から「ランチ接待が増えてきている」との声からランチ接待メニューを新設した店舗でもランチ接待の利用に加え、昼間の懇親会での利用のための予約も入ってきている。
女性社員の多い職場では、既に「部ランチ」の実施が積極的に行われている企業もあり、参加者からは昼に懇親会を実施するメリットの声も挙がっており、今後ますます「部ランチ」の増加が予想される。


●出産・育児領域:「保けいこ」
〈フルタイム共働き世帯の「おけいこ」を可能にする新しいサービスの登場〉

出産後も働き続ける女性の増加に伴い、特にフルタイム・共働き世帯が増加しているが、子育て世代の98%が「子どもに、おけいこをさせたい」と考えている。
しかし、フルタイム・共働き世帯にとって、就業しながら平日のおけいこに通わせるのは難しく、土日におけいこが集中すると週末の家族の時間がなくなってしまうという現状がある。フルタイム・共働き世帯が平日の専業主婦世帯向けに作られたおけいこに通わせるためには「送り迎え」という大きな障壁があり、この「送り迎え」という障壁を、さまざまな切り口でクリアする「おけいこ支援サービス」が登場している。サービスの中には「保育」しながら「おけいこ」を受けさせることが可能になるものも現れている。
2015年には「子ども子育て支援制度」の施行もあり、民間企業の保育参入が活性化する見込みがあり、税制の優遇(税制改正で平成27年12月末まで祖父母からの教育費の贈与が非課税になる)も追い風となり、フルタイム共働き世帯でも「平日のおけいこ」と「週末の家族の時間」を実現する「保けいこ」サービスは加速し、2015年は、「保けいこ」元年になると予想される。


●美容領域:「サバ美ーマン」
〈「必・身だしなみ時代」を生き抜く美活を行うサラリーマン〉

30代後半~40代前半、ミドルエイジと言われるサラリーマンの身だしなみやケア意識が上がってきている。
「男の曲がり角」を迎えるこの世代は、美容に関する意識が高く「中年オヤジ」にはなりたくないと思っているため、臭い・体型・肌質の変化など、加齢が「自分ゴト」化する世代であるとともに、周囲には美容を当たり前に嗜む若手の「綺麗男(きれお)」世代、厳しいチェックの目を持つ女性も増加し、職場における「必・身だしなみ時代」が到来している。この「必・身だしなみ時代」に現れたのが、周囲の多様な目を意識し、職場で生き抜く(サバイバル)ために美活を行うサラリーマン=「サバ美ーマン」。
彼らにとっての「身だしなみ」=美活は、マイナスをゼロにし、周囲とうまくやっていくために必要な「ビジネススキル」とも言える。理容室の新潮流や時間のないビジネスマン向けのグルーミング専門店、「スメルハラスメント」対策のための「においケアセミナー」など、「サバ美ーマン」が美活を行うためのサービスに注目が集まっている。


●社会人学習領域:「ママ喜業」
〈自分のママ経験を次のママ世代に活かす、ママの開業の増加!〉

ママ友同士の関係性が変化してきている。従来は、ママAがママ友Bにベビーマッサージを教えてあげる代わりに、お礼としてママAへお菓子を贈るというような直接的で狭い範囲で無償の助け合いをしていた関係性から、SNSでの拡散によりママAのサービスがママ友Bに加えてママ友BのSNSへの投稿により広範囲で、ママAに少額の対価が発生するような関係性に変化・拡大している。
このような関係性の変化や大きな集客投資をせずに可能なため、SNSをメインの集客手段とした「ママ向けサービスの小規模な開業」が続々と生まれてきている。この、「ママ喜業」の仕事内容の特徴は(1)会社員時代とは全く違う仕事(2)子育てをする中で感じたストレスや気づいたことが影響を与えている仕事、の2点である。「ママ喜業」の目的はたくさんのお金を稼ぐことではなく、自分の経験を次のママ世代に活かすことで、双方のママが子育てを喜ぶ状態を生み出すことも特徴である。「あなたが今学びたい(習いたい)ことは何ですか?」というアンケートでも、2014年は企業復職に役立つビジネス資格系のジャンルは減少し、好きなことで「ママ喜業」しやすいジャンルが増加しており、2015年には「ママ喜業」は、ますます拡大する見通しである。


●進学領域:「ロンキャリ女子」
〈「仕事か家庭か」ではなく、「仕事も家庭も」あきらめない女子高生の増加!〉

結婚、出産しても、ずっと長く働き続けたい=ロングキャリアを志向する女子高生『ロンキャリ女子』が、専業主婦志向の2倍となり、結婚・出産後も、6割の女子高生は働きたいと考えているという調査結果もあり、2012年と比較して10ポイントもアップしている。
これは、現在の高校生の親世代の「仕事か家庭か」(=ORキャリア)の選択ではなく、「仕事も家庭も」(=ANDキャリア)充実させたいという前向きな志向である。
「ロンキャリ女子」の増加背景には下記4点が挙げられる。(1)母親世代の就業経験(母親の属する雇用機会均等法世代は仕事or家庭の二択)(2)「共働き世帯数」が「専業主婦世帯数」を逆転した時代に出生=「雇均ジュニア」→(1)(2)を見ている高校生は、女性が働くことを身近に感じている。(3)社会的後押し(政府主導の女性の活躍推進など)(4)大学での女子キャリア支援制度の整備。
「ロンキャリ女子」増加の兆しは、大学の入学者分野においても、従来、男子が多かった分野においても女子の入学者のシェアが高まっているなどの調査結果からも見受けられる。女子大学のキャリア支援の充実化も進んでいるが、この波が総合大学にも広がると共に、2014年からはトヨタ自動車でも理系専攻の女子学生数の増加や育成を目的とする「トヨタ女性技術者育成基金」が始まるなど、「ロンキャリ女子」の増加が予想される。


●独立・開業領域:「親子独立」
〈「家族との信頼をベースに、親子で協働する」独立が増加の兆し!〉

50歳前後の親世代と20代の子世代を中心に、その上の世代とは異なる「家族との信頼をベースに、親子で協働する」という「親子独立」の形が増えている。これは、50歳前後の親と20代の子を取り巻く環境が大きく変化していることに起因していると考えられる。
環境の変化を3つに大別すると、(1)世の中の変化(バブル経済崩壊、金融危機、リーマンショック、複数の震災、拡大するIT化)(2)職場の変化(年功序列・終身雇用の崩壊、成果主義の導入、雇用形態の多様化、育成機会の縮小)(3)個人の変化(職場に見出していた信頼感・安心感が縮小、自分の軸を見つめなおす時代へ)。この環境の変化は、親子関係にも変化を及ぼし、親の価値観が中心となる「上下関係」から、親子が互いを認めあい、相互に支える「水平協働」に変化していることも「親子独立」が増加している要因であると考えられる。独立を検討する際の悩みの70%が資金などお金の問題が挙げられるが、2014年2月に、(株)日本政策金融公庫の創業支援制度が拡充され、2015年の「親子独立」増加の追い風となる。


●アルバイト・パート領域:「プチ勤務」
〈シニアと主婦が自分らしく働くことのできる超短時間勤務が増加傾向!〉

アルバイト・パート領域では、市場の慢性的な人手不足を受けて、企業が業務の細分化を進めることで、シニアや主婦が時間の制約を受けずに、早朝やお昼の時間帯に働くことができる「プチ勤務」(超短時間の勤務)を生み出すという兆しが出てきている。
これまでは時間の制約があり、働きたくても働くことができなかった、シニアや主婦が活躍できるようになってきている。実際に超短時間案件は増加しており、『タウンワーク』では、週の最低勤務日数が「1日、2日」の案件数が対前年で約5.8万件増加し、1日の最低勤務時間が「1時間、2時間、3時間」の案件数が対前年で約2.2万件増加している。シニアや主婦層は超短時間でも「自分らしく働ける」「ありがとうが励みになる」というように、「やりがい」や「働く喜び」を感じる人が増えており、雇用する企業側も、「(シニアの「プチ勤務」により)自然と挨拶する文化ができ始め、若い世代にも良い影響が出ている」「利用者が高齢者のため、相手の立場に立ったコミュニケーションが取れるという点で、多くの主婦の方が活躍されている(介護業界)」と両者のニーズが合致し、企業の活性化につながるケースも多く、今後、「プチ勤務」の増加が予想される。


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