◎農協系企業CHSがIllinois River Energyなど英Sinavの全株式買収
AsiaNet 56640
共同JBN 0485 (2014.5.1)
【セントポール(米ミネソタ州)2014年5月1日PRN=共同JBN】北米で有力な農民所有の協同組合組織の世界的エネルギー、穀物、食品会社であるCHS Inc.(NASDAQ: CHSCP, CHSCO, CHSCN)は1日、米イリノイ州ロシェルにある年間1億3300万ガロンのエタノール製造プラントIllinois River Energy, LLCを含めて、ロンドンにあるSinav Limitedの100%株式を取得する契約を結んだ。
契約のすべての条件が満たされれば、取引は6月に完了する見込みである。
CHSの執行副社長でAg Businessの最高執行責任者(COO)であるマーク・パームクイスト氏は「Illinois River Energyは戦略的な成長分野で優位な立場にある一流のエタノール製造プラントであり、穀物の業務拡大、再生可能燃料の増量、蒸留穀物副産物を通じて、われわれ農民が所有する企業に付加価値を付ける」と語った。
CHSは米国的に1000を超えるCenex(登録商標)コンビニエンスストアを含めて、1400のCenexブランドの石油小売りアウトレットを通じて、エネルギー利用顧客に再生可能なエネルギーを販売している。同社はまた米国の20余りのエタノール製造プラントに代わって、DDGS(Distillers Dried Grain with soluble、可溶性物質添加の乾燥蒸留穀物残渣)を世界で販売している。
Illinois River Energyのリチャード・ルーベ最高経営責任者(CEO)は「われわれは2006年に業務を開始して以来、CHSは当社にエタノールを販売しており、同社との強力な取引関係を享受してきた。今日、われわれはCHSに正式に加わり、エタノール、DDGS、蒸留コーン油生産者として世界的な協同組合組織に付加価値を付けることを期待している」と語った。
CHS Inc.(www.chsinc.com)は米国中の農民、農場経営者、協同組合が所有する有力な世界的アグリビジネス企業である。エネルギー、穀物、食品の多角的経営をしているCHSは、国内および世界的事業を通じて顧客、農民オーナー、その他利害関係を支援することにコミットしている。CHSはフォーチュン100社の1つであり、エネルギー、穀物栄養素、穀物マーケティングサービス、動物飼料、食品、食品成分とともに、保険・金融・リスク管理サービスを含むビジネスソリューションを提供している。同社は石油精製・パイプラインと製造業を運営し、Cenex(登録商標)ブランドの精製燃料、潤滑油、プロパン、再生可能エネルギー製品を販売している。
Ascendant Financial Partners (リンク)はSinavの合併・買収に関する専属アドバイザーを務めた。Ascendantは大手のビジネス・金融アドバイザーであり、農業関連事業、食品、再生可能エネルギー業界のクライアントにサービスを提供している。Ascendant Financial Partnersは金融取引業規制機構(FINRA、Financial Industry Authority)のブローカー/ディラーに登録されている。
ソース:CHS Inc.
▽問い合わせ先
Lani Jordan
+1-651-355-4946
lani.jordan@chsinc.com
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