国の重要無形文化財登録芸能『組踊』を完全映画化した、シネマ組踊「二童敵討」が完成

浦添市 2014年01月30日 10時56分
From 共同通信PRワイヤー

平成26年1月28日

浦添市商工産業課

-シネマ組踊 二童敵討(にどうてきうち) 完成のお知らせ -
琉球王朝時代の国劇であり、国の重要無形文化財
登録芸能『組踊』を完全映画化

-シネマ組踊「二童敵討(にどうてきうち)」の完成を記念して特別無料上映会を実施いたします-

組踊のまち 浦添市(市長:松本哲治)は、この度、「平成25年度組踊観光文化振興事業」の一環として、組踊の始祖である
劇聖・玉城朝薫 原作の舞台『二童敵討』を映像化し、「シネマ組踊・二童敵討」として、完成いたしました。

組踊は、琉球王朝時代、中国(明)からの使節団(冊封使)を歓待するための芸能事として、王府において芸事を司る踊奉行職にあった、「玉城朝薫=たまぐすくちょうくん(1684-1734)」によって創始されました。
南海の交易国であった琉球において、組踊は古来の文化と、中国、そして日本本土の文化を融合させ、台詞(唱え)、踊り、音楽の要素を併せ持つ総合歌舞劇として宮中で披露されており、琉球王朝解体後は、市井に広がり、現在の豊かな沖縄芸能のもととなったと言われています。
組踊は沖縄県の復帰後(1972年)に日本の重要無形文化財に指定され、2010年にはユネスコの無形文化遺産である「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」にも登録されました。

現在、組踊は、「国立劇場おきなわ」を中心に、各地で公演機会が増えてきていますが、まだまだ多くの観光客の皆様や、県内の方々が気軽に鑑賞できる機会が少ないのが現状であり、今後、このフィルム化により、鑑賞機会の拡大を推進してまいります。
浦添市には、組踊の始祖である「玉城朝薫」の墓所があり、また、組踊観劇の拠点である「国立劇場おきなわ」の所在地であることから、「組踊のまち」として、啓蒙と普及、文化を活用した観光振興に取り組んで参りました。
この度完成した「シネマ組踊」では、鑑賞のポイントや、誕生背景などの解説、重要な要素となっている琉球古語による台詞(唱え)の字幕表示を行うなど、初心者はもちろん、普段の劇場公演では鑑賞できないアングルからの撮影を駆使し、熱心な組踊ファンまで楽しめる内容となっています。
2月1日(土)からは、この「シネマ組踊・二童敵討」の完成記念特別上映会を開催予定です。
音声にもこだわり、「観るものではなく聴くものである」と言われる組踊ならではの音曲、唱えを楽しんでいただけるよう配慮して制作されたシネマ組踊をぜひこの機会にご鑑賞ください。

完成記念特別上映会の詳細は【うらそえナビ リンク】を御覧ください。
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