EDIは依然としてサプライチェーンで重要なテクノロジー

【「サプライチェーン・インサイト」の最新調査】EDIの利用により受注履行率は向上、処理時間は半減

2013年12月5日米国メリーランド州ゲーザーズバーグ発 — B2Bデータ連携・統合サービスのリーディングプロバイダーであるGXSは本日、サプライチェーン・インサイト(Supply Chain Insights)が新たなレポート「EDI: Workhorse of the Value Chain(EDI:バリューチェーンにおける重要なテクノロジー)」をリリースしたと発表しました。このレポートは、サプライチェーン効率と、購買、フルフィルメント、および倉庫作業のEDI/XMLによる自動化との関係について、アンケート調査した結果をまとめたものです。レポートによれば、回答者の80%以上が、EDIとXMLを使用したことで、受発注管理プロセスの信頼性とサプライチェーン内の可視性が向上したと回答し、また、参加者の85%が、サプライチェーンでEDI/XMLを使用する最大のメリットとして、取引先との関係改善を挙げています。これは成長と競争力維持にとって非常に重要な要素です。


本リサーチの目的の1つは、EDI/XMLの利用が、注文フルフィルメントに与えたメリットを解明することでした。アンケートを集計した結果、EDI/XMLを利用することで、サイクルタイムと納期が短縮され、顧客満足度が向上したことがわかりました。完全に自動化されたEDI/XML方式を、最小限の手動作業を含む方式の注文処理と比較すると、受注から出荷までの時間が7日から3日へと半減しています。一方、EDIを使用しない注文処理では、より多くの時間がかかり、ミスの発生頻度が高くなっています。


サプライチェーン・インサイトの創始者、ローラ・チェチェーリ(Lora Cecere)氏は次のように述べています。「EDI(電子データ交換)が誕生して既に40年が経っています。その間にポータル、電子商取引、ビジネスネットワークなどのテクノロジーが進化し、EDIは時代遅れと考える人も増えています。しかし、それはまったくの誤解です。拡張サプライチェーンにおいてEDIは今も主力のテクノロジーなのです。」


このレポートでは、注文変更における効率性の課題についても解説されています。サプライヤーの回答によると、購買発注変更のうちEDIで処理されたのは60%程度でしたが、回答したサプライヤーの70%が、発注変更が自動化されていないために注文の不備につながったと答えています。さらに、購買部門とサプライヤーの1/3は、送り状/受領書と注文書の照合で苦労していることも明らかになりました。


GXSのマーケティング担当ヴァイス・プレジデントであるスティーブ・カイファー(Steve Keifer)は次のように述べています。「EDI/XMLはサプライチェーンを支えてきた重要なテクノロジーですが、業務効率化と競争力をいっそう高めるために、EDI/XMLの展開を広める余地がまだ大きく残っています。また今回のレポートには、小売、製造、流通業界の企業が2014年以降の追加投資の効果を検討するうえで非常に有益な数値データが含まれています。」


「EDI: Workhorse of the Value Chain」は、2013年6月から9月にかけて、グローバルの製造、小売、流通、物流などの業種から収益2億5,000万ドルを超える企業約100社を対象に実施されたアンケート調査の結果に基づいてまとめられたレポートです。

※レポート全文(英語)は、こちらよりダウンロードできます。
リンク


■サプライチェーン・インサイト(Supply Chain Insights)について
サプライチェーン・インサイト(Supply Chain Insights LLC)は、サプライチェーンの主要企業に対して、中立的で実効性のある客観的な助言を提供することを主な業務としています。業績にきわめて大きな違いをもたらす業務手法やテクノロジーの調査を必要とする場合は、ぜひ弊社にご相談ください。サプライチェーン・インサイトは、この分野のリサーチを専門にしており、サプライチェーンの動向、テクノロジーの進化、重要な測定基準の把握をお手伝いします。


■GXSについて
GXS は、世界最大の統合クラウド「GXS Trading Grid」を運用するB2Bデータ連携・統合サービスのリーディングプロバイダーです。GXS のソフトウェアおよびサービスは、上位25サプライチェーンの22社を含む550,000社を越える企業で利用され、パートナーネットワークの拡張、受信プロセスの自動化、電子決済の管理およびサプライチェーン可視化の向上に役立っています。グローバルB2Bデータ連携クラウドサービス「GXS Managed Services」は、GXS独自のアプローチでB2Bデータ連携・統合業務を改善し、GXS Trading Grid®をプロセス編成サービス、そしてグローバルチームと連携して、多企業間のB2B データ連携プロセスを管理します。
GXSはメリーランド州ゲーザーズバーグに本社を置き、従業員数は2,800人以上、世界20カ国の拠点を軸にグローバルB2B統合サービスを提供しています。GXS株式会社は、米GXS Inc.の100%出資による日本法人です。詳しくはWebサイト(リンク)、GXSブログ(英語:リンク)、ツイッター(英語リンク)、LinkedIn(英語:リンク)をご覧ください。米国証券取引委員会に提出した公開書類もご覧いただけます(英語:リンク)。

用語解説

■本件に関する報道関係のお問合せ先
GXS株式会社  マーケティング 今野三貴   
TEL: 03-5574-7545 Eメール: gxs-pr@gxs.com

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]