◎SEIと日立ハイテクがスマートグリッド・アプリ向け初のチップセットを公開

MaRS Discovery District 2013年12月04日 14時31分
From 共同通信PRワイヤー

◎SEIと日立ハイテクがスマートグリッド・アプリ向け初のチップセットを公開

AsiaNet 55210
共同JBN 1466 (2013.12.4)

【トロント2013年12月4日PRN=共同JBN】カナダのトロントを拠点として電気グリッド信頼性を増進するユビキタスなソリューションを提供するクリーンテックノロジー企業であるスマート・エネルギー・インスツルメンツ(SEI)と日立ハイテクノロジーズ(HHT)は4日、トロントにあるイノベーションセンターMaRSディスカバリー地区で行われたイベントで、スマートグリッド・アプリケーション向けにSEIが計画しているチップセット製品ラインの初製品を公開した。

SEIはMaRSによるクリーンテック活動の顧客であり、MaRS Cleantech Fundの多額の投資先である。同社の半導体チップセットは発電に使用するスマート機器に対する測定およびコミュニケーションのコア部分であり、グリッドの信頼性、効率を高めるため必須のリアルタイム測定を提供し、再生可能エネルギー源への移行を加速する先進的な時刻同期能力を備えている。

SEIのD・ジェフ・ディオーネ最高経営責任者(CEO)は「今後10年に世界の気象状態とエネルギーの問題が高まっていくので、当社のようなテクノロジーが緊急に必要になってくる。大方の先進国では、今日まで比較的良好な電力への信頼を甘受してきた。しかし、昨年のハリケーン・サンディ、インドの6億人に影響を与えた二重の停電、さらにはそれ以前の福島の例は、そのような認識を打ち砕いた。われわれは当社初のシリコンが成功裏に完成したことを喜び、高性能で業界固有のソリューションを初めて提供することに興奮している」と語った。

カナダ政府指導者は、スマートグリッドを革新するリーダーシップをとることがカナダの主たる優先策であることを明確にした。SEIはカナダのクリーンテック領域における数少ない半導体企業の1つであり、グリッド基盤に対応する唯一の企業でもある。スマートグリッドおよびスマート・エネルギー技術は、電気の世界的重要性と温室効果ガスの排出、気象変動に与える影響を考慮すると、1人にとどまらないアナリストが数兆ドルの機会を与えるも技術であると指摘している。

MaRS Cleantech Fundの共同マネジングディレクターでSEI取締役のトム・ランド氏は「グリッドをスマートグリッドに変えるためには可視性が必要である。グリッドに対する非常に詳細かつリアルタイムの可視性こそ、SEIのチップセットが提供するものである。グリッドの中に低コストで高精度な可視性もたらすことがなければ、スマートグリッドに対する賢明なやり方ではない。SEIは極めて競争力のある価格でほかにはない可視性を与える」と語った。

ディオーネCEOは「当社が当初から重視してきたことはグローバルなもので、そこではGEやABBのような企業との本物の競争が必要となる」と語った。SEIはシーメンスやIPライセンシング、商品化、販売に責任を持つ日立ハイテクノロジーズなどグローバルパートナーの素晴らしいリストを持っている。

日立ハイテクノロジーズの関誠司オプトプロダクツ部長は「日本に限らず世界中でエネルギー効率、信頼性、再生可能エネルギーへの移行がますます重要になっているので、われわれは当社製品に強い可能性と社会的利益があると見ている。われわれは商品化とSEIの技術の有力な戦略的パートナーであることを光栄に思う」と語った。

▽スマート・エネルギー・インスツルメンツ(SEI)について
スマート・エネルギー・インスツルメンツ(Smart Energy Instruments、SEI)は、今日の世界的なエネルギー・環境問題に対応するため、急成長中のスマートグリッドに対する開発ゲームを塗り替える同期測定技術を開発している。SEIの使命は、ユビキタスな同期測定法を利用した高度なグリッド効率、信頼性、再生可能性の統合を通じて、持続可能な電気の将来を生み出すことである。SEIは2004年にカナダのトロントを拠点として創設され、東京に全額出資子会社を保有している。

詳細はリンクを参照。

▽日立ハイテクノロジーズについて
日立ハイテクノロジーズ(本社・東京)は電子機器システム、精密技術システム、科学・医療システム、工業・ITシステム、先端産業システムなど広範な分野で事業活動を進めている。2012年の同社連結売上高は61億ドル余り。

詳しい情報はリンクを参照。

▽MaRSについて
MaRS Discovery District (リンク)(@MaRSDD、リンク)は、トロントを拠点とするミッション重視のイノベーションセンターである。MaRSはカナダの次世代成長企業を構築する起業家を支援する。MaRSのベンチャーは4000の職を生み出し、過去3年だけでこれら企業は7億5000万ドル余りの資本を生み出し、3億7500万ドル余りの収益を上げた。

▽MaRS Cleantech Fundについて
MaRS Cleantech Fund (リンク)は、初期段階のクリーンテック投資を重視するカナダの株式非公開ベンチャーファンドである。同ファンドは世界で最大規模のイノベーションセンターの1つと提携して、独自の投資モデルを開発した。同ファンドはトム・ランド(@trand 、リンクリンク)およびマリー・マケイグ(@murraymccaig 、リンク)両氏が経営しており、いずれも経験豊富な起業家であり投資先ポートフォリオ企業に豊富な起業経験を与えている。

▽問い合わせ先
Melissa Hughes
Manager, Media & Community Relations
MaRS Discovery District
+1-416-673-8200 ext. 2710
mhughes@marsdd.com

ソース:MaRS Discovery District

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