PTC、名古屋工業大学都市社会工学科にソリューションを提供

PTC Windchill、PTC Creoを製造業のサービス化研究に活用、製造・顧客間の価値連鎖の可視化を実現

PTC(本社:米国マサチューセッツ州、Nasdaq: PMTC、社長兼CEO:ジェームス・E・へプルマン)の日本法人であるPTCジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、社長:桑原 宏昭)は、本日、名古屋工業大学 工学部 都市社会工学科(愛知県名古屋市、学長:高橋 実、以下、都市社会工学科)にPTC Windchill(R)とPTC Creo(R)が導入され、サービス化研究分野で活用されていることを発表しました。

都市社会工学科では、多様なシステムを的確にマネジメントする技術者の養成を目指しています。2011年以降、経営システム系プログラム「経営システム工学演習」講義にPTC WindchillとPTC Creoを導入している都市社会工学科 教授の越島 一郎氏は「現代の製造業における“製品”は、『モノ』主体から『モノ』+『サービスやコンテンツ』を含む複合物へと変容しつつあります。製品開発の段階で、顧客にとっての製品価値を創造するプロセスを考慮することが求められており、PTC WindchillとPTC Creoの導入により、サービス化研究で取り組んでいる製造、顧客双方の価値連鎖を可視化することが可能となりました」と述べています。

経営システム系プログラムではサービス化研究を通し、製品の魅力を製品企画から、設計、製造にコンセプトとして継承するための手法の開発に取り組んでいます。PTC Windchillは部品が持つ製造視点の価値を定義し、PTC Creoは製品に付与したい顧客視点の価値を部品の組み合わせから発現させるために使用されています。このふたつのソリューションは、PLMの各段階でブレのない意思決定を行う方法を示すことを可能にしています。具体的には、品質達成に寄与する部品と、設計、調達、製造、サービスの各部品表(BOM)相互の関係を管理し、製品特性と市場戦略、ブランドイメージ、顧客満足等との関係性を、BOM上でシステマティックに可視化しています。企業の商品戦略やブランドイメージを顧客が確実に知覚できる商品へと迅速に展開するこの考え方は、効果的な製品を展開する設計手法の開発に繋がります。自動車等の工業製品だけでなくコーヒーエッセンス製品を題材に研究を進めるなど、ユニークな取り組みが行われています。 

また「生産システム演習」では、PTC Windchillで管理されたLEGOの部品をPTC Creo上で組み合わせてロボットを設計し、実際にLEGOロボットを組み立てるという演習を実施しています。PTC WindchillとPTC Creoを用いてCADデータ作成からPLM、さらにERP、生産管理との連携を含めた一連の生産プロセスを知ることに重きを置いています。

PTC ジャパン社長 桑原 宏昭は「名古屋工業大学 都市社会工学科 経営システム系プログラムで、製造業のサービス化研究にPTC Windchill、PTC Creoを活用いただいていることを光栄に思います。サービスを重視する傾向がグローバルで強まっている昨今、『製品が生み出す価値をサービスとして提供する』ビジネスモデルの確立が市場での優位性を保持する鍵となっています。今後も教育機関の研究活動を支援し、グローバルものづくりを担う人材の育成に貢献していく所存です」と述べています。


<関連資料>
- PTC のPLMソリューションについて(ウェブサイト)
リンク
- PTC Windchillについて(ウェブサイト)
リンク
- PTC のCADソリューションについて(ウェブサイト)
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- PTC Creoについて(ウェブサイト)
リンク

【名古屋工業大学について】
名古屋工業大学は、明治38年に官立の名古屋高等工業学校として創設されて百余年、産業集積の中心にあって7万人を超える工学系人材を輩出してきました。次の100年を目指すため、名古屋工業大学憲章「基本使命」「ものづくり」「ひとづくり」「未来づくり」を制定しています。
製造業のサービス化研究は、名古屋工業大学および青山学院大学、関西大学、成蹊大学、玉川大学が共同で実施した「統合化製品ライフサイクルマネジメントによる事業創造プロセスのモデル化と管理方法」の一環であり、共同運用しているPTC Windchillを用いています。
名古屋工業大学:リンク
名古屋工業大学工学部都市社会工学科経営システム系プログラム:リンク
越島研究室:リンク

【PTCについて】
PTC(本社:マサチューセッツ州、Nasdaq: PMTC)は、製造業における継続的な製品とサービスの優位性(Product and Service Advantage)の実現を可能にします。PTCのテクノロジーソリューションは、構想、設計から調達、サービスまで、製品ライフサイクル全体にわたり、お客様の製品の開発とサービスの変革を促進します。1985年に設立されたPTCは、世界各国に6,000名以上の従業員を有し、グローバル規模で分散化し急速に変化する製造業界に携わる27,000社を超える顧客企業を支援しています。

【PTCジャパンについて】
米PTCの日本法人(本社:東京都新宿区)。CAD、製品ライフサイクル管理 (PLM)、アプリケーション ライフサイクル管理 (ALM)、サプライチェーン マネジメント (SCM)、サービス ライフサイクル管理 (SLM) の各テクノロジーソリューションにより、製造業における顧客企業を支援。全社に渡り製品イノベーションへの貢献を可能にする新しい設計ソフトウェアファミリーの PTC Creo、製品データ管理/製品開発コラボレーション/製品分析・品質ライフサイクル管理の PTC Windchill、ソフトウェア要件管理/変更・構成管理/テスト管理/実装管理のPTC Integrity、ダイナミック・パブリッシング・システムの PTC Arbortext、技術情報/サービスナレッジ管理/補修部品管理/保証・契約管理/フィールドサービス管理/サービス物流管理のPTC Servigistics、工学技術計算の設計と文書化を同時に行える PTC Mathcad といった革新的なソフトウェア製品、および製品開発業務プロセス改革コンサルティング、製品教育サービス、テクニカルサポートを提供しています。1992年3月設立。国内4事業拠点。Webサイト:リンク

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* PTCの社名、ロゴマークおよびWindchill、Creo、Integrity、Arbortext、Servigistics、MathcadなどすべてのPTC製品の名称およびロゴマークは、PTC Inc.(米国および他国の子会社を含む)の商標または登録商標です。その他、記載している会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です

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