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新日鉄、 「浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業」に参加 ~先進の鋼材・ソリューションを浮体式洋上発電に世界初適用~

新日本製鉄株式会社 2012年03月06日 16時16分
From Digital PR Platform


新日本製鐵株式会社(以下、新日鉄)は、経済産業省の委託事業である「浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業」(以下、本実証研究事業)に、丸紅(株)、三菱重工業(株)、(株)日立製作所、三井造船(株)、(株)アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド、清水建設(株)等10社および東京大学とともに参加します。

新日鉄は、浮体式洋上風力発電の建設・メンテナンスコスト低減に資する先進の鋼材・ソリューションを世界に先駆けて適用し、実証研究を通じてその安全性・信頼性・経済性を検証します。また、洋上という厳しい環境条件での実証研究を通じて取得したノウハウやデータを国際標準作成などの基盤整備に役立てることで、日本で開発し発展させた技術を世界へ発信していきます。

新日鉄が担当する実証研究は、具体的には以下の4つとなります。

1.世界初となる「洋上風力発電用ハイテン鋼」の適用に関する実証研究
日本が開発し成熟させたTMCP(Thermo-mechanical Control Process、熱加工制御)プロセス及び大入熱溶接対応技術を駆使し、高い強度と溶接性を併せ持つ洋上風力発電用ハイテン鋼(厚鋼板)を浮体部等に世界で初めて適用し、実証データを取得します。この鋼材の適用により、設備の軽量化と溶接工程の効率化が図られ、建設コストの低減が期待できます。また、得られた実績を基に世界に先駆けて浮体式に関する鋼材ルールが整備されれば、国際標準の規範となり、将来的にはこの鋼材が世界中で使用できるようになります。

2.世界初となる「疲労ソリューション」の適用に関する実証研究
洋上風力発電では、風車ブレードの回転、波浪等から発生する繰り返し応力に起因する金属疲労を十分に考慮した設計が求められており、疲労ソリューションは大型風力発電における安全・安心の確保、部材の軽量化、メンテナンスコストの低減を実現するために重要な技術となります。
新日鉄は、溶接継手部の疲労特性を飛躍的に向上させる技術を、世界で初めて風力発電に適用し、その効果を実証します。

3.「係留システム」の適用に関する実証研究
浮体式洋上風力発電に適用する係留システムでは、船舶用チェーンに較べて使用条件が厳しいため、より高い耐久性が必要となります。
新日鉄は、浮体式係留に多くの実績を持つ新日鉄エンジニアリング(株)、およびチェーン製造に多くの実績をもつ濱中製鎖工業(株)と共同で、高強度鋼材(棒鋼)の適用で係留チェーンの耐摩耗性および耐疲労性の向上を図り、係留システムの耐久性・長寿命化の検証を行います。

4.「耐食鋼ソリューション」の実証研究
浮体式洋上風力発電の耐久性を向上させるためには、その耐食性能を向上させることが望まれていますが、最適な耐食技術は腐食環境毎に異なるため、浮体式洋上風力発電の実環境下における実証研究が必要となります。
新日鉄及び新日鐵住金ステンレス(株)は、干満帯、飛沫帯といった最も腐食が懸念される部位に対し、ライニング施工が可能なステンレス薄板材料を選定し、実環境の暴露試験により、その耐食性実証データを取得します。

(お問い合わせ先)新日鉄 広報センター TEL:03-6867-2135

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