社員の定着率を高めるためには―ヘイズがコメントを発表

Hays PLC 2012年03月05日 15時30分
From JCN Newswire

Tokyo, Mar 5, 2012 - ( JCN Newswire ) - 人材紹介会社のヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:クリスティーン・ライト、以下ヘイズ・ジャパン)が2011年11月に実施した中途採用に関する調査結果によると、過去一年間に経験豊富な社員を転職で失った企業は85%でした。転職理由として「キャリア・アップ」を挙げた転職者は33%、続いて「報酬増」(29%)、「新しい分野で専門性を身につける」(22%)、「ワーク・ライフ・バランスの改善」(22%)が続いています。

ヘイズ・ジャパン代表取締役クリスティーン・ライトは次のように述べています。「本調査結果から、企業は知識や経験豊富な社員の離職を防ぐため、採用戦略を見直し、プランを導入する必要に迫られている事が分かります。明確な社員定着の戦略がない場合、優秀な社員を、同じく経験豊富な社員を探している競合他社に奪われる恐れがあります」。

では、定着率を高める戦略はどのように構築すれば良いのでしょうか。ライトは次のように述べています。

- 良い採用: 社員の定着率を高めるには、良い採用を行う必要があります。明確な採用計画や社員の成功を支援するベンチマークを用意し、これに沿った採用を展開します。人材紹介会社がこれらの支援を行います。

- キャリア・アップ: 本調査によると、中途採用者の主な転職理由は「キャリア・アップ」です。この観点から、企業は、社員のキャリア・アップのために、どのような機会を用意しているのか、社員に伝える必要があります。小規模な企業では、機会の提供が困難かもしれませんが、昇進だけがキャリア・アップではありません。他の社員の教育やコーチングを初め、プロジェクト管理や会議の取り仕切りを任せ、今までより職責を増やすこともできます。

- トレーニングと自己啓発: キャリア・アップ支援のため、トレーニングや自己啓発の機会を提供します。このような機会を通じて必要なスキルを身につけた社員は、企業への貢献度が高まり、会社は多くのメリットを享受します。トレーニングだけでなく、コーチングやメンターシステムを取り入れてスキルの向上を図ることも可能です。

- 報酬:前述の通り転職の動機として「報酬増」を挙げた過去一年間の転職者は29%でした。社員の定着率を高めるため、定期的に業界の報酬の動向を知り、業界で競争できるレベルかどうか調べて下さい。「ヘイズ給与ガイド」で業界の報酬レベルを確認することもできます。企業の中には昇給に制限が設けられ、社員に競争力のある報酬を与えられないところもあるでしょう。その場合は、年金、保険、住宅手当、ジム会員権など社員への福利厚生の充実化を行うこともできます。

- ワーク・ライフ・バランス: 「ワーク・ライフ・バランスの改善」を転職の理由として挙げた中途採用者が22%であった事からも、社員の定着率を高める戦略に、ワーク・ライフ・バランスの改善を組み入れる必要があるのではないでしょうか。

- 成果管理: 社員が達成した成果を正しく評価・管理することは、定着率を高める上で最も大切な要因です。毎年の人事考課を管理職の取り扱いやすさも考慮しシンプルでユーザー・フレンドリーなものにします。人事考課の結果を社員に伝える事も重要で、社員のモチベーションや会社への帰属意識を高める良い機会となり、定着率向上につながります。

- 継承計画: シンプルで効果的な継承計画を通じて、社員の成長をサポートします。仕事に対する抱負や志望を知ることで、昇進、昇格後に必要とされるスキルが分かります。

- 社員との良好な関係: 企業と社員の良好な関係は、企業が成功する上で重要な鍵を握ります。良好な関係の構築と社員のニーズを知るために、コミュニケーションの手段を用意します。人事考課、調査、オンライン・フォーラムを開催し、社員の意見・要望を聞いてください。イントラネット、社内報、社員が退職する際の面談なども良い機会です。

- 意思決定: 社員定着の向上には、「インクルージョン」が重要です。社員が会社の一員として認識され組織の意思決定に関わっていると感じることができるよう支援します。特に、個々人の職務や企業方針について、意思決定に関わっていると自覚できるようにして下さい。

調査実施日:2011年11月
調査対象:過去1年間に転職した200名と、過去1年間に転職者を採用した人事課長、人事スペシャリスト、人事コーディネーター200名。

ヘイズ・グループについて

ヘイズ・グループは、グローバルな人材サービスを提供するスペシャリストの人材紹介会社です。世界31カ国*、247の拠点において、7,988人超の従業員が経験とスキルを備えた人材サービスをグローバルに提供しています。

* 日本をはじめ、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、中国、コロンビア、チェコ共和国、デンマーク、フランス、ドイツ、香港、ハンガリー、インド、アイルランド、イタリア、ルクセンブルグ、メキシコ、オランダ、ニュージーランド、ポーランド、ポルトガル、ロシア、シンガポール、スペイン、スウェーデン、スイス、アラブ首長国連邦、イギリス、アメリカの計31カ国

ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社について

ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社は、ヘイズ・グループの日本法人として2001年に東京で設立されました。同社は日本で唯一、東京赤坂本社、新宿支店、大阪支店の3つの国内拠点を擁する外資系人材紹介会社です。「経理・財務」、「金融」、「ファイナンス・テクノロジー」、「人事」、「ヘイズ・リース・マネージメント」、「インフォメーション・テクノロジー」、「保険」、「法務」、「ライフ・サイエンス」、「オフィス・プロフェッショナル」、「不動産関連」、「セールス&マーケティング」、「サプライチェーン」の13の専門分野に精通したコンサルタントが豊富な知識と経験をもとに、正社員から契約・派遣社員まで、企業の人材採用や個人のキャリアアップを支援しています。

本件に関するお問い合わせ先:
ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社
朝倉 03-3560-2813
Keiko.Asakura@hays.co.jp

概要:Hays PLC

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お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

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