「捨てる」から「売る」時代へ! 年末の大掃除トレンドキーワードはラクラク 「宅配買取」!

トレンド総研 2011年12月01日 14時00分
From PR News

2011年も残すところ、あと1ヶ月。昨年末は、不要なものを捨てる「断捨離」という考え方が注目されましたが、今、新しいトレンドの兆しを見せているのは、「捨てる」ではなく「売る」。これまで何かを「売る」場合、買い取りをおこなっている店舗に持ち込むか、インターネットを使ってオークションに出すという考え方が主流でした。しかし今、家に居ながらインターネットや電話で申し込みをおこない、商品をダンボール箱に梱包して送るだけの「宅配買取サービス」に注目が集まっています。現在、ネットオフや大黒屋、コメ兵、トレジャー・ファクトリーなど、数多くの企業がこの「宅配買取サービス」を展開しており、近年利用者が急増していると言います。
そこで、生活者の意識・実態に関する調査をおこなうトレンド総研(東京都渋谷区)では、「捨てる」から「売る」へのトレンドの流れがある中で、「宅配買取サービス」を提供する業界最大手のネットオフ株式会社 代表取締役社長 黒田武志氏と、商品ジャーリストの北村森氏に「宅配買取サービス」についてお話をうかがいました。

■宅配買取数量が前年比15~20%で増加

2000年に日本最大級のオンライン中古書店「eBOOKOFF」を開設し、業界に先行して「宅配買取サービス」をスタート。インターネット上での本、DVD、CD、ゲームソフトの買取、及び販売を行う「NETOFF」を運営するネットオフ株式会社 代表取締役社長の黒田武志氏に「宅配買取サービス」の現状をうかがいました。

<宅配買取サービスとは?>
「インターネットや電話で申し込みをおこない、商品をダンボール箱に梱包して宅配便で送るだけで査定が受けられ、銀行口座にお金が振り込まれるというサービスです。もちろん買取にかかる送料は無料。無料のダンボール箱もご用意しています。
万一、査定結果にご納得いただけない場合は全商品をお客様に返送します。店頭での買取サービスと比較した際の、一番のメリットは『ラク』であること。店頭での買取サービスは、店頭に持って行くのが重たかったり、面倒であったりと感じる人は多く、また買取りが完了するまでの待ち時間も長い。その点、宅配買取サービスなら、お申し込みから、査定、入金まで全てのサービスを自宅に居ながら受けることができます。」

<昨今の買取数量の推移は?>
「ネットオフの買取数量は毎年前年比15~20%程度で伸びてきています。本、DVD、CDの買取数量の推移を見ると、2008年度が1,067万冊に対して、2010年度は1,552万冊。また、ブランド品・ホーム用品の買取数量はサービス開始時の2009年は1,915点だったのに対して、2010年は31,000点にまで増加しました。会員数も2011年5月末時点で180万人を突破するなど堅調に推移しています。」

<競合他社と比較した際のネットオフの強みは?>
「一番の強みは、買取可能なジャンルの幅広さです。他社は『ブランド品だけ』、『本だけ』など、買取可能なジャンルが限られている会社がほとんどです。一方弊社は、本、DVD、CD、ゲームソフトから、ブランド品、金・プラチナ製品、携帯電話、フィギュアまで、宅配便で送ることができる、ありとあらゆるものの買取が可能です。少し変わったものですと、刻印入りの“結婚指輪”なども買取可能です。また、15時までの申し込みであれば当日集荷ができる点も、他社にない強みのひとつですね。」

<近年買取数量が増えているジャンルは?>
「スマートフォンのiPhoneの買取数量は最近非常に増えてきました。新機種に買い換えるタイミングで買取に出されることが多く、買取金額も3万円程度になることもあります。また、フィギュアも増えてきていますね。こういったジャンルは、インターネットを使うことで人目につかず売れることに、宅配買取を利用するメリットを感じていただいているとみています。また、ネットオフでは、キレイ、キタナイだけではなく、市場価値をリアルタイムに反映した独自の相場管理システムを導入しており、人気作・最新作をより高価に買取りさせていただいています。」

・黒田武志(くろだ・たけし)
ネットオフ株式会社 代表取締役社長。1989年トヨタ自動車株式会社入社。1998年トヨタ自動車株式会社を退社し、ブックオフコーポレーションの起業家支援制度(エンジェルプラン)の第1号として、株式会社ブックオフウェーブを三重県四日市市に設立。2000年7月に日本最大級のオンライン中古書店「eBOOKOFF」を開設し、2005年8月、ネットオフ株式会社に社名変更。

■トレジャーファクトリー、コメ兵、大黒屋も次々と「宅配買取サービス」を展開

ネットオフだけでなく、店舗型のリサイクルチェーン大手も次々に「宅配買取サービス」を開始しています。
リサイクルショップの運営をおこなう株式会社トレジャー・ファクトリーでは、ファッションに特化した「宅配買取サービス」を展開。同社が運営するWebサイトの「トレジャーファクトリー スタイル」で、ファッション用品の宅配買取の申し込みやUSED品の購入が可能です。さらに、株式会社コメ兵や株式会社大黒屋でも、ジュエリー、時計、ブランドバッグ・財布・小物など、ブランド品を中心に「宅配買取サービス」を展開しています。

■商品ジャーナリスト・北村森氏が語る、「宅配買取サービス」が伸びている理由とは

そして最後に、商品ジャーナリストである北村森氏に、宅配買取サービスのトレンドについて、その要因を分析していただきました。

<宅配買取サービスが伸びている理由は?>
「長年、消費者向けサービスを見ている中で、そのサービスが成功するか否かは『最後に顧客の都合を優先するのか』、あるいは『最後に企業の都合を優先するのか』によります。例えば、シティホテルの朝食サービスがわかりやすい。朝食サービス終了時刻までの最後15分のタイミングで片付け始めてしまうホテルと、サービス終了時刻まで顧客の接客を続けるホテルとでは、そのホテルのランクが明らかに分かれます。もちろん商売なので、企業は常に顧客の都合を優先する訳にはいかず、収益性や効率性も意識しないといけません。そういった点で、顧客と企業の両方の都合にかなっているサービス体系が最も望ましいのですが、宅配買取サービスはまさにこれに当たると言えます。宅配買取サービスは、顧客側には、自分の都合の良い時に簡単に売れるというメリットがあり、企業側には、店舗を新たに持たないことでコストを削減でき、さらにこれまで店頭での買取サービスを利用していなかった層を取り込めるというメリットがある。今後に向けた課題は、はっきりしています。便利なサービスでありながら、消費者の認知度はまだ高くない。こうしたサービスの存在がより広く知られれば、さらに市場は伸びると思います。」

・北村森(きたむら・もり)
「日経トレンディ」編集長時代から、テレビ・ラジオ番組のコメンテーターとしても活動。退職後、商品ジャーナリストとして活動。原稿執筆、テレビ、ラジオ番組への出演、講演活動などとともに地方自治体と連携する形で地域おこしのアドバイザー業務にも携わる。著書に『ヒット商品航海記』(日本経済新聞出版社 共著)


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