<2012年以降のNFC携帯電話の出荷数ではアンドロイドが最大多数>
英国調査会社インフォーマT&M社の調査レポート「モバイルNFC(近距離無線)サービス ー Mobile NFC Services」によれば、NFC機能のある携帯電話の増加と非接触POSインフラの改良によって、2013年以降のNFC機能のあるデバイスの販売は加速するだろうと報告している。NFC携帯電話の出荷総数は、2011-2015年に4400万から6300万に増加し、新発売の携帯電話に占める割合は、現在の3.5%から上昇して40%になるだろうと予測している。
「今後2年間は、モバイルNFC市場は安定的な成長がみこまれるが、アップルやグーグルの市場参入への脅威から、主要企業の多くがNFC携帯電話の採用にと変わるだろう。米国では、グーグルはすでにキャリアのテリトリーに影響する動きを始めている。アップルは、皆の憶測をよそに時期を見ている」とインフォーマT&M社のシニアアナリストGuillermo Escofet氏は語る。
「アンドロイドは、2012年以降のNFC携帯電話の最大多数を占め、2015年にはNFC携帯電話の75%がスマートフォンであるだろう」とインフォーマT&M社のシニアアナリストShailendra Pandey氏は予測している。
また、モバイルのNFCの成長は、例えば、タグ付け、共有、アクセスコントロール、クーポン、ロイヤリティーカード、情報、発券、ローカルの支払いなどの様々な利用場面によっても促進されるだろう。NFC携帯電話の可用性は、NFC機能のあるPOSインフラの普及速度、モバイルオペレータの市場関与の大きさについての携帯電話ベンダの認識、金融サービスや小売り分野に左右されるだろう。
「モバイルNFC支払による送金総額は、2011-2015年に24億ドルから71億ドル以上になるだろう。現在は、9割以上がアジア太平洋地域(特に日本と韓国)だが、西欧や北米での大規模なモバイルNFCサービスの採用が開始するため、この割合は2015年には40%に下落するだろう」とPandey氏は語る。
「出荷されるNFC携帯電話がすべて実際にNFCサービスを利用するとは限らず、それはNFC機能のあるPOS端末を採用する店舗の数と幅に依存するだろう。そのため、POSインフラがすでにかなり普及している日本や韓国と、主要都市部での急速な普及が見込まれる西欧や北米での利用が多いだろう」とPandey氏は語る。
【調査レポート】
モバイルNFC(近距離無線)サービス
Mobile NFC Services
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