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LTEスペクトルの調査で帯域幅採用の大きな地域的ミスマッチが露呈

英国の市場調査会社インフォーマT&M社が出版レポート「LTE周波数帯の戦略と2016年までの予測:55ヶ国の加入予測、市場化、帯域幅、普及予測-LTE Spectrum Strategies and Forecasts to 2016
」のプレスリリースにおいて、バンドの選択はLTEネットワークの間の国際ローミングが問題になる前であっても、地域内や国内ローミングのサポートの必要性によって左右されるだろうとの見解を発表しました。

危機とデバイスのベンダにとって調整不足が課題

2011年8月2日
英国調査会社インフォーマT&M社の調査レポート「LTE周波数帯の戦略と2016年までの予測:55ヶ国の加入予測、市場化、帯域幅、普及予測 ー LTE Spectrum Strategies and Forecasts to 2016」は、スペクトラム政策と有用性のギャップが、地域毎の分断化を招いていると指摘している。地域や国毎に異なるバンドが発生しており、機器やデバイスベンダがサポートするバンドを選択する際に、バンドの組合せが困難さを増長している。

「マルチバンドLTEの提供について設計や統合をする場合には、特にデバイスベンダやチップセットプロバイダは、特定のバンドの組合せをサポートする製品の構成をする前に、それぞれのバンドの世界の最大実現市場の市場規模や、地域毎のバンドの採用パターンと組み合わせを考慮したいと考えるだろう」とインフォーマT&M社の主席アナリストMalik Saadi氏は語る。

低いスペクトラムの場合、米国では700MHzのバンドが普及しているが、アメリカ大陸以外では一握りのオペレータにしか採用されず、欧州では800MHzのデジタル配当バンド(デビデンドバンド)が幅広く使用されるだろうとインフォーマT&M社は報告している。スウェーデンでは当初から900MHzが使用され、2016年までにKDDIやNTTドコモなどを含む数少ない様々な市場に拡大するだろう。

高周波数では、2600MHzのFDDバンドは、欧州で広く普及し、北米やラテンアメリカでも幾分採用されるだろうが、アジア太平洋市場ではあまり採用されないだろう。中国では2300MHzのTDDバンドが支配的だが、一方日本では、2100MHz以上はソフトバンクの2600MHzのTDDバンドの採用が見込まれるのみである。

似たようなバンドレンジでも、製品の企画者にとっては地域毎の違いは意味がある。北米で最も利用される1700/2100 AWSスペクトラムのペア(3GPP Band IV)は、アメリカ大陸以外では全く利用されず、NTTドコモの採用する2100MHz UMTS拡大バンドは、ラテンアメリカやアフリカの数か国やインド、パキスタンで採用されるだろう。

その他のバンドは、ほとんど1か国のみで他国では採用されないだろう。1900MHzのバンドは米国とアルゼンチンだけ、日本の1500MHzのバンドも国内に限定されるだろう。

しばしば容量やカバレッジの組合せによって設計される、それぞれの地域のバンドの組合せやグループ化を、インフォーマT&M社が下記にまとめた。

<世界の地域毎の人気の高いLTEバンド組み合わせ>
北米 700+2100
ラテンアメリカ 700+2100、700+2600
アジア太平洋地域 700+1800、700+2100、800+1800、1800+2600、2300+2600
西欧 800+2600、800+1800+2600
東欧 800+2600、1800+2600
アフリカ 2100+2600
中東 900+1800
(情報源:インフォーマT&M社)

「LTEネットワークの間の国際ローミングが問題になる前であっても、LTEデバイスにサポートされるバンドに必要な合理化の一環として、地域内や国内ローミングのサポートの必要性によって、バンド選択が左右されるだろう」とインフォーマT&M社のシニアアナリストで調査レポートの著者であるJulian Bright氏は語る。

【調査レポート】
LTE周波数帯の戦略と2016年までの予測:55ヶ国の加入予測、市場化、帯域幅、普及予測
LTE Spectrum Strategies and Forecasts to 2016
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