国内スパムメールは「オークション」「融資」「ギャンブル」が急上昇中~G Data

G Dataは日本語スパムメールを分析した結果、「出会い系」や「バイアグラ」関連が相変わらず多数を占める一方で、「オークション」「融資」「ギャンブル」といったカテゴリーのスパムが多く発生していることをつきとめました。

G Data Software株式会社(本社:東京都千代田区、日本支社長:Jag 山本)は、日本語でのスパムメールを分析した結果、一度3月に数が減少したものの、5月以降再び増加に転じており、「出会い系」や「バイアグラ」関連が相変わらず多数を占める一方で、「オークション」「融資」「ギャンブル」といったカテゴリーのスパムが多く発生していることをつきとめました。

2010年11月17日から2011年6月16日までの7ヶ月間に収集した日本語で書かれたスパムメールを、G Data Softwareがトピック別に集計したところ、以下のような比率となりました。なお、ここで言う「スパム」とは、営利目的で一方的に送られてくるメールのことで、「迷惑」かどうかがあいまいなものは省き、明らかに「迷惑」な内容であるものを指します。

トピック別にみた最近のスパムメールの動向
(G Data調べ、2010年11月17日~2011年6月16日)
1 出会い系    34.9%
2 バイアグラ   21.9%

3 裏DVD      11.3%
4 融資      10.7%

5 ギャンブル    6.0%
6 オークション 5.5%
7 金儲け      5.4%

8 その他 4.4%

*トピック分類の説明
出会い系: 出会い系サイトやアダルトサイトに誘導
バイアグラ: ED治療薬を販売
裏DVD: アダルトDVDを販売
融資: 金貸
オークション: オークション形式での模造品の販売(以前の「スーパーコピー」)
ギャンブル: 競馬情報やロト6関連の情報販売
金儲け: 金儲け方法を販売

このように、上位の「出会い系」と「バイアグラ」だけで、半分以上を占めています。次いで、「裏DVD」と「融資」が10%以上、そのあとに、「ギャンブル」「オークション」「金儲け」がほぼ同率で続きます。つまり、キーワードはただ二つ、「性」と「金」です。スパムをばらまいているネット犯罪者たちは、きわめてシンプルに私たちの「欲望」に訴えかけることによって、不正に個人情報や利益を得ようとしているのです。

次に、月別での変遷をみると、6月がもっとも多く(*)、次いで5月、そして1月が他月よりスパムが多く発生しました。一方、3月が、震災や原発事故の影響なのか、もっとも少なく、次いで昨年12月、今年の4月と続きました。

*予測値として推測した場合。6月18日時点では2位。


また、それぞれのトピックごとの数値にも、大きな変化がありました。

*トピック別時系列変化
出会い系: 3月に下降したが、5月以降上昇
バイアグラ: 1月から6月にかけて下降気味
裏DVD: 5月に急上昇
融資: 6月に急上昇
オークション: 6月に急上昇
ギャンブル: 6月に急上昇
金儲け: 2010年12月に一度上昇したが最近は少ない

なかでも「融資」「オークション」「ギャンブル」といった内容のスパムが、6月に急上昇しているのは、特に注意すべきでしょう。

「融資」は、「事業資金の事なら安心低金利の当社へ」「事業資金の面から頑張る御社を応援します」といった件名で届き、リンク先をクリックするとサイトが表示され、申込フォームに個人情報を入力させようとします。いわゆる「闇金」の類が多いと考えられます。個人法人問わずに正規の窓口で相談されたほうが安全です。

「オークション」は、「楽しみ方自由自在『新感覚ショッピング』で超お得にお買い物」「【衝撃の価格】日立46型プラズマTVが99%OFFの¥945」「【今すぐ落札!】HERMES バーキン30 ¥450~」「話題のオークション☆開催中!」など、件名は多岐にわたっていますが、内容はほぼ同様のもので、リンク先をクリックするとオークションページが表示され、品物を選択し購入のためにクレジットカードのアカウントなどの個人情報を入力させようとします。購入した製品は届かない場合もあれば、まったくの劣悪品が送られてくることもあります。

「ギャンブル」は、「『10万馬券獲得モニター』いよいよラストチャンス!!」「[LOTO6]当選確率96% 1億円を掴む具体的方法」「無料プレゼント(現金5万円・WAGONR・AQUOSその他)」といったような件名で届き、会員になるために個人情報を入力させ、情報提供料を請求するものです。たまたま運がよければ収支がプラスになることもありますが、基本的には通常のギャンブルと同様に、大半の人にとっては、損失を伴うおそれのあるものです。

トピックが何であれ、スパムメールは、マルウェア感染するものもあれば、詐欺サイトへと誘導するもの、不正に個人情報を得るもの、不快な思いをするものが、多数を占めます。いずれの場合も、スパムメールの対策は、怠るべきではないでしょう。


スパムメール対策5ケ条

1)不安なメールはまず検索エンジンに件名を入力
  (誰かが「スパム」と言っている場合、それに従うのがベター)

2)見知らぬ送り先からのメールは無視
  (宛先、送り先の表示は偽装の場合もあります)

3)本文中のリンクURLをクリックしない
  (メールの末尾に、送り先の名称、住所、連絡先の明記がないものは注意)

4)怪しいサイトに個人情報を入力しない
  (メールアドレスは予備のものを使用するなど、細心の注意が必要)

5)スパムフィルターのついたセキュリティ対策ソフトを使用
  (性能の高いものを使用)



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 G Dataは、AV Comparatives5月度テストにて、総合防御率1位となりました
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 6月22日(水)12:00以降は、「2,980円」になってしまいます。
 リンク


ジーデータソフトウェアとは
G Data Softwareは、1985年に創業し、1987年に世界最初の個人向けウイルス対策ソフトを発売した、ドイツのセキュリティソフトウェア会社です。 EUを中心に、個人向け・法人向け製品を展開しています。日本法人は2007年に設立しました。最大の特徴は、ダブルエンジンによる世界最高位のウイルス検出率です。また、新種や未知ウイルスへの防御、フィッシング対策、迷惑メールへの外国語フィルターなど、インターネットやメール環境を安全・快適にする機能を豊富に搭載しています。その結果G Dataのセキュリティ製品群は、マルウェアやフィッシング詐欺サイトを常に高検出することに定評があり、過去5年間以上にわたって、第三者機関・雑誌における受賞獲得数は他社の追随を許しません。

*本リリースに記載されている各種名称、会社名、商品名などは各社の商標または登録商標です。

【本リリースに関する問合せ先】 
G Data Software株式会社 
101-0042 東京都千代田区神田東松下町48 ヤマダビル6F
窓口: 瀧本往人 
E-mail: gdata_japan_info@gdatasoftware.com 
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