WIPジャパン、新サービス「手軽な翻訳市場YAQS(ヤックス)」で翻訳者のキャリア形成を支援

WIPジャパンの翻訳業界15年の実績・ノウハウとエニドアの技術力の連携

「YAQS(ヤックス)」では、WIPジャパンの翻訳業界15年の実績・ノウハウとエニドアの技術力の連携により、急速に拡大する国際商取引で翻訳サービスを利用しようとする人に、より多くの選択肢を提供します。同時に、翻訳業界全体としての翻訳者育成に関する問題に取り組み、プロ翻訳者を目指す人が、翻訳経験を積みながら、プロ翻訳者へと成長できる仕組みを提供します。

WIPジャパン株式会社(東京都千代田区、代表取締役:福良雄、以下WIPジャパン)は、翻訳マッチングサイト「Conyac(コニャック)」を運営する株式会社エニドア(東京都練馬区、代表取締役:菊池智博、山田尚貴、以下エニドア)と提携し、2010年11月22日、翻訳マッチングサイト「手軽な翻訳市場YAQS(ヤックス)」(リンク)をスタートしました。

「YAQS(ヤックス)」は、WEBサイト上で翻訳依頼、翻訳納品が完結する翻訳マッチングサービスです。翻訳のレベルは、カジュアル、スタンダード、プロの3つが用意されています。翻訳者を目指す人は、事前の翻訳試験に合格すれば、「YAQS(ヤックス)」初級レベルのカジュアルに登録され、翻訳の実績を積んでいきます。納品した翻訳文に対するお客様評価や品質管理グループの訳質チェックに基づき、段階的に中級のスタンダード、上級のプロに上がります。レベルが上がるに従い報酬単価も上昇する仕組みとなっています。また、品質管理グループは、必要に応じて翻訳者に対し翻訳上のアドバイスも行います。

WIPジャパンとエニドアの提携による利点として、「YAQS(ヤックス)」の翻訳試験を受ける前に「Conyac(コニャック)」でスキルを磨くこともできます。「Conyac」で実績を積み訳質が認められれば「YAQS(ヤックス)」の登録案内が届きます。また「YAQS(ヤックス)」で実力が認められれば、WIPジャパン翻訳事業部のコア翻訳者として業務依頼されるようにもなります。

「YAQS(ヤックス)」は、通常の翻訳マッチングサイトと異なり、前段階の「Conyac(コニャック)」、後段階のWIPジャパン翻訳事業部が用意されていることが特徴です。まずは「Conyac(コニャック)」などで気楽に翻訳を楽しみ、自信がついてくれば「YAQS(ヤックス)」へと移行し、「YAQS(ヤックス)」で実力をつけて翻訳者としてキャリアを開拓していくといった利用を想定しています。翻訳業界全体としての将来の翻訳者不足が懸念される中、翻訳者が徐々にステップアップしていけるような仕組みを提供し、翻訳者としてのキャリア形成を支援していきます。
今後は、翻訳学校・語学学校・海外の日本語専攻大学院などとの提携も視野に入れ、2011年末までに「YAQS(ヤックス)」翻訳者登録数3,000人を計画しています。

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■WIPジャパン株式会社について:1995年に創業されたWIPジャパン株式会社は、翻訳や海外調査などでグローバルビジネス支援(Global Business Support:GBS)サービスを提供。同社代表者は社団法人日本翻訳連盟の理事。顧客は、政府組織、国内外有力企業、調査研究機関など約4,000社。また、日本で唯一の自社ドメインショップ型の多言語多通貨対応ショッピングカート「マルチリンガルカート」をASPで提供。
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■株式会社エニドアについて:「ソーシャル翻訳コニャック」が「起業チャレンジ2009(スカイライトコンサルティング株式会社主催)」で最優秀賞を受賞し、2009年2月に設立。ツイッターから依頼できる「140trans(ワンフォーティトランス)」も提供。
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本件についてのお問合せ先 :
WIP ジャパン株式会社 担当:YAQS(ヤックス)グループ 宮寺弘和
東京本社 Tel: 03-3230-8000 Fax: 03-3230-8050
e-mail: yaqs@wipgroup.com

このプレスリリースの付帯情報

手軽な翻訳市場 『YAQS(ヤックス)』

(画像をクリックすると拡大画像をご覧いただけます。)

用語解説

翻訳業界は、中長期的には需要が順調に拡大する市場です(※1)。特にECサイトを中心に、日本企業の海外進出は今後も増え続け、ECサイトで使用される単文や小ロットの翻訳、スピードが重視される翻訳などの需要が増大していくと予測されます。しかし、一般に翻訳会社は高額で時間がかかり、最低料金が設定されるなど、小ロット対応力が低い傾向があります。一方、機械翻訳も年々精度が高くなってはいるものの、まだまだ商取引で必要とされるレベルには達していません(※2)。翻訳市場拡大に伴う翻訳者の人材不足も懸念されます。翻訳実績がなければプロ翻訳者として採用されないが、翻訳者を目指す人が翻訳実績を積む場がないという業界事情が翻訳者育成の大きな障壁となっており、翻訳者不足が、翻訳市場の成長を妨げることも懸念されています。
「YAQS(ヤックス)」では、WIPジャパンの翻訳業界15年の実績・ノウハウとエニドアの技術力の連携により、急速に拡大する国際商取引で翻訳サービスを利用しようとする人に、より多くの選択肢を提供します。同時に、翻訳業界全体としての翻訳者育成に関する問題に取り組み、プロ翻訳者を目指す人が、翻訳経験を積みながら、プロ翻訳者へと成長できる仕組みを提供します。

※1:米調査会社のCommon Sense Advisoryは、毎年1回発表している「翻訳会社上位30社ランキング(Ranking of Top 30 Language Services Companies)」のなかで、翻訳サービス市場の2008年総売上高が142億5,000万ドルになったと見積っています。また、その数値が2013年には250億ドルに到達し、向こう5年の年成長率が10.8%になると予測しています。

※2:2010年6月2日の東洋経済オンラインによれば、ヤフーが中国アリババグループの通販サイト「タオバオ」と提携、中国商品専門サイトを開設した折に、ヤフーの井上社長は機械翻訳について「商品の写真を見ながら好意的な想像力を働かせれば、なんとか内容がわかるのではないか」、アリババの馬雲会長も「人間の翻訳能力の高さに改めて感動できる」と両者ともが、翻訳品質の向上に力を入れていくとともに、出店者がそれぞれの市場に向けて翻訳文も用意するようになることにも期待を寄せているとしています。

関連情報
http://www.yaqs.co.jp/
本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

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