Tokyo, Feb 16, 2011 - コネクテッド・ホーム・エンタテインメント用シリコンおよびソフトウェア・ソリューションのリーディング・プロバイダであるEntropic Communications社(エントロピック・コミュニケーションズ社、本社:米国カリフォルニア州サンディエゴ、NASDAQ:ENTR)は2月16日、神奈川県横浜市港北区新横浜に日本支社を開設したと発表しました。日本支社では、コネクテッドおよびホーム・エンタテイメント市場に向けた競争力のあるMoCA(Multimedia over Coax Alliance)スタンダードのシリコンおよびソフトウェアを組み込んだ民生エレクトロニクス製品の普及を目指します。そのために、3D TVや次世代IPセットトップボックスなどの民生エレクトロニクス製品を開発・拡販している、エントロピックの既存および新規パートナーそして顧客にタイミリーな営業およびテクニカル・サポートを提供します。
MoCAはすでに北米におけるコネクテッド・ホーム・ネットワーキングのデファクト・スタンダードとなっており、バンド幅を広げ、建物や家庭内へのマルチメディア・コンテンツの配信を効率化する高速かつ堅固なバックボーンを提供しています。エントロピックは、Verizon FIOS、DIRECTV、Comcast、Cox CommunicationおよびTime Warner Cableなどを含む北米地域のほとんどすべての大手ペイTVサービス・プロバイダに採用されているMoCAシリコンおよびソフトウェアのリーダー企業として知られています。
MoCAが世界規模で浸透するにつれて、ペイTV サービス・プロバイダの多くは同軸ケーブルを通した自社のコネクテッド・ホーム戦略に接続可能な新しい民生エレクトロニクス機器の導入に期待するようになっています。エントロピックは、同社のテクノロジーがすでに多くのサービス・プロバイダのネットワーク・アーキテクチャの心臓部に組み込まれているため、民生市場におけるOEM(相手先ブランド製品会社)にとって理想的なパートナーとなっています。
日本支社の開設はエントロピックのアジア太平洋地域における拡張戦略の一環であり、パートナー企業との連携を強化しながら新規顧客開拓の可能性を持つ各地域に、それぞれの建物環境に合ったソリューションの提供を狙いとしています。日本支社はEntropic Communications Japan株式会社(エントロピック・コミュニケーションズ・ジャパン株式会社)で、代表取締役には八巻 明が就任し2011年1月に設立いたしました。八巻代表は、「我々は一般家庭内へのMoCA 技術の導入において通信事業者やMSO(マルチメディア事業者)が描いている計画、およびこれらの革新的なテクノロジーの鍵となるコネクテッド・デバイスやセットトップボックスの導入戦略に今後大きなパラダイム・シフトが起きると予想しています。エントロピックは米国市場に民生エレクトロニクス機器を販売している日本の多くのOEM企業をサポートし、米国におけるコネクテッド・ホームの展開を促進するためにIPベースのコンテンツ配信における急激な変化に充分対応し、けん引する新しいビジネス機会を提供します」と語っています。
MoCAシリコンおよびソフトウェアに加えて、エントロピック・ジャパンは以下のものを含むその他のコア・ビジネスに対して日本でのサポートおよびサービスも提供する予定です。
-- ダイレクト広帯域衛星放送サテライト(DBS: Direct Broadcast Satellite)屋外装置(ODU: Outdoor Unit)ソリューション。1 本のケーブルで複数のチューナーをサポートすることによるサービス効率の改善、プラグアンドプレイの容易化によるセットトップボックスのグレードアップ、アクセス制限や配線上の制約、制限のために従来サービスを受けられなかった加入者の新規獲得などを可能にします。
-- ブロードバンド・アクセス・ソリューション。同軸ケーブルのインフラストラクチャを利用して高速広帯域アクセスのコネクティビティを可能にし、加入者にコスト効率に優れたコネクティビティを提供する「ラスト・キロメータ」ソリューション。
-- マルチモード・ハイブリッド・シリコン・チューナー・ソリューション。デジタルTV やセットトップボックス(STB)用チューナーの設計を簡易化し、開発コストを抑えることによって高性能化・低コスト化を実現する世界標準(アナログおよびデジタル)をサポートします。
Entropic Communications社の社長兼CEOであるパトリック・ヘンリー(Patrick Henry)は、「過去10年間にわたって、我々はコネクテッド・ホーム・ネットワーキング・エコシステム全体の重要な技術革新を代表する日本の顧客およびパートナー企業と共同で技術開発を行ってきました。市場のダイナミックスが一般消費者のコネクテッド・ホーム体験を豊かなものとする方向に向かうに伴い、我々は各地域でのOEMに対する現場でのサービスとサポートを強化することによって、一般消費者がホームエンタテイメント・コンテントにいつでもどこででもアクセスできる機会をより強力に提供できるようになると確信しています」と語っています。
Entropic Communications 社について
Entropic Communications 社(NASDAQ:ENTR)は、世界中の有力なケーブル、通信、サテライトサービスプロバイダー、OEM 事業者そして民生機器メーカーにコネクテッド・ホーム・エンタテイメントを実現する次世代シリコン、ソフトウェアテクノロジーシステム・ソリューションの設計、開発、および販売を行うファブレス半導体のリーダー企業です。MoCA(Multimedia over Coax Alliance)の創設メンバーの1 社である同社のテクノロジーは、高精細TV 品質のビデオ、および映画、音楽、ゲーム、写真のようなその他のマルチメディア・コンテントの一般家庭への配信方法を大きく変えるものです。詳細については同社のWebサイト www.entropic.com を参照してください。
Entropic Communications Japan 株式会社
(エントロピック・コミュニケーションズ・ジャパン株式会社)
住所:神奈川県横浜市港北区新横浜3-6-12 日総第12ビル
電話:045-548-8493
代表取締役:八巻 明
設立:2011年1月
なお、日本支社の設立に際しては日本貿易振興機構(JETRO)対日投資・ビジネスサポートセンターの支援を受けています。JETRO についてはWeb サイト リンク を参照してください。
予測的記述
本質的に厳密な歴史的事実ではないこのプレスリリースにおける記述は予測的記述を構成します。そのような記述には、エントロピックのMoCA テクノロジーに関する記述が含まれますが、これに限らず、関連する見通しおよびホームネットワーキングの将来におけるその役割に関する記述も含まれます。そのような将来予測記述は、既知および未知のリスク、不確実さ、およびエントロピックの実績に歴史的結果、またはそのような将来予測的記述によって表明された、あるいは暗示されたいかなる結果とも実質的に異なった結果をもたらす可能性があるその他の要素を伴っています。これらの要素には、競争、エントロピックの限られた数の顧客およびサプライヤへの依存性、HDビデオおよびマルチメディア・コンテントの配信ソリューションの市場がエントロピックが予測したようには展開しないかも知れないリスク、および2010 年12 月末締めの四半期に対するエントロピックのForm 10-Q四半期レポートの「リスクファクタ」で議論されているその他の要素が含まれますが、これらに限定されるものではありません。すべての予測的記述は、この注意書きによってそのすべてが予測として限定されます。エントロピックは今回の発表内容を本発表の日付での情報として提供し、新規情報、将来の出来事、またはその他の予測できない事象の結果として、本発表に含まれるいかなる予測的記述をも更新する義務を負うことはありません。
※Entropic の名称およびロゴ、そのほか本プレスリリースに記載のブランド名は米国およびそのほか各国の登録商標または商標です。その他すべての登録商標は、それぞれの所有者に帰属します。
このプレスリリースに関する問い合わせ先:
株式会社井之上パブリックリレーションズ
Entropic Communications 広報担当:鈴木/リットウィン
東京都新宿区四谷4-34 新宿御苑前アネックス2階
電話 03-5269-2301
FAX 03-5269-2305
E-mail: suzuki@inoue-pr.com / m-litwin@inoue-pr.com
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