ヘイズ、最新の採用動向を発表―需要が高まる分野で人材不足が深刻化に

Tokyo, Jan 28, 2011 - (JCN Newswire) - 人材紹介会社のヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:クリスティーン・ライト、以下ヘイズ・ジャパン)はこのたび、2011年1月から3月までの分野別の採用動向の予測をまとめたレポートを発表いたしました。


総合的に見ると、景気回復の兆しが見え始めたことで、日本の雇用市場は人材の流動化が進み、景気低迷期に転職に踏み切らなかった人材も、給与水準の上昇やキャリアアップの機会を求め転職への意欲が高まっており、今後も更に高まっていく傾向にあると予測されます。さらにこの動きは企業による離職者の補充需要を高めていくとみられます。


ヘイズ・ジャパン代表取締役であるクリスティーン・ライトは次のように述べております。


「2011年の第一四半期は、求職者が転職への意欲を高める時期となるでしょう。同時に、銀行業界では従来の傾向として、ボーナス支給後の人材の流動化が一気に進むことが見込まれ、その他の業界においても雇用状況が改善されていることから、求職者は以前と比べ、キャリアアップにつながる転職に対して大きな可能性を感じています。ところが転職希望者が増加しているにも関わらず、特定のスキルを備えた人材を確保したい企業はいまだ需要を満たすことができない状況が続いており、今後も優秀な人材の獲得は難航することが予想されます。そして、企業の成長に伴い、再び人材不足の問題が深刻になることは明らかです」。


「一方で、市場には人材があふれており、求める人材は容易に獲得できると感じている企業もあります。そのような企業は非常に厳しい採用条件を設けており、秀逸な人材の確保がなかなか進みません。採用をめぐる競争が激化する中、複数の企業からオファーを受けることもある優秀な人材獲得には、採用プロセスの短縮や採用決定の速さが今後非常に重要になってくると思われます」。


分野別動向の主なポイントは次の通りです。


「会計・財務」
- FP&A(ファイナンシャルプランニング・アンド・アナリスト)のポジションへの需要が高まっています。景気が回復傾向になることから、企業はビジネスプランニングのポジションの採用も拡大しています。会計・財務の職種が常に人材不足であることが、高まる需要を促進しています。


「金融」
- 依然としてコンプライアンス、商品管理、マーケットリスクの分野を中心として、ミドルオフィスでの幅広い経験を持つバイリンガル人材の需要が高い傾向にあります。またコーポレート・バンキングでは、リレーションシップマネージャーに対する需要が堅調です。


「ファイナンス・テクノロジー(金融IT)」
- 多くの投資銀行は今期も継続して電子取引分野を拡大するため、ユーザーや顧客との折衝に関する経験のあるバイリンガル人材に対する需要が高まる見込みです。また金融機関では規制強化に対応するため、ITリスクやコンプライアンス分野の人材への需要が高まっています。


「人事」
- 企業の多くが外注コストを削減するため、給与、福利厚生や教育、開発の分野におけるスペシャリストの採用に乗り出しており、この分野での人材の需要が高まっています。


「インフォメーション・テクノロジー(IT)」
- ウェブベースのサービスをベースにした技術が広く採用され、従来のシステムをSaas/クラウドコンピューティング環境に移行するにあたって、C#、.NET、SQL Server、Oracle及びPL/SQL等の分野で人材の需要が高まっています。最も求められている人材は、ソフトウェア分野、プレゼンテーションスキルや顧客折衝の豊かな経験を持ち、幅広い技術知識を有するプリセールスと予測されます。


「製薬」
- 新製品の発表に伴い、営業やマーケティングの人材に対する需要が飛躍的に伸びています。この他、薬事規制や臨床研究のアソシエート人材も求められています。


「プロパティ関連(不動産)」
- 不動産投資および仲買会社でのアセットマネージャーに対する需要が堅調です。


「セールス・マーケティング」
- IT業界では、スマートフォン・タブレットおよびクラウドコンピューティングのスキルに対する需要が拡大しています。消費財市場では、MD(マーチャンダイジング)の人材が注目されています。金融業界ではシニアセールスマネージャーが求められています。金融危機以降小康状態だったマーケティングの分野では、今後募集案件が増加することが予測されます。


「サプライチェーン」
- 今期はハイテクを始め、自動車、航空宇宙産業、小売、ヘルスケアなどの企業におけるデマンドプランナーおよび直接購買の人材に対する需要が高まることが予測されます。この他、保険、銀行、証券、ヘルスケアおよびソフトウェア企業における間接購買のスペシャリストの需要も顕在化するでしょう。


ヘイズ・ジャパンは、毎年4回(4月、7月、10月、1月)に採用動向をレポートにまとめて発表しております。レポート全文はヘイズ・ジャパンのウェブサイトからご確認いただけます。


ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社について
ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社は、ロンドンに本社を置く、人材サービス会社ヘイズ・グループの日本法人として2001年に東京で設立されました。「会計・財務」、「金融」、「ファイナンス・テクノロジー」、「インフォメーション・テクノロジー」、「人事」、「製薬」、「セールス&マーケティング」、「不動産関連」 「オフィス・プロフェッショナル」「サプライチェーン」「法務」など専門分野に精通した豊富な知識と経験をもとに、企業の人材採用や個人のキャリアアップを支援しています。ヘイズ・グループは、世界30カ国に270以上の拠点を置き、7,000人以上の従業員を擁しています。ヘイズ・グループの2010年度(会計年度2010年6月30日)の売上高は5億5,770万ポンド(約736億1,600万円)、営業利益は8,050万ポンド(約106億2,600万円)(1ポンド=132円)。ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社に関する詳細な情報はウェブサイト リンク をご覧ください。


本件に関するお問い合わせ先: 
ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社 
角谷 (03-3560-2528)
E-Mail:hiroko.kadoya@hays.co.jp

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