テスト前にプログラムの不具合をチェックするツールの機能を強化 Windows 7の64ビット版対応や担当部分を明示する機能で効率化を実現

株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:林 雅博/以下、日立ソリューションズ)は、プログラムのソースコードをテスト前にチェックすることによって、不具合やルール違反などを見つけることができる、集中型静的コードチェックツール「anyWarp CodeDirector(エニーワープ・コードディレクター) for C/C++」の機能強化版を12月1日から提供開始します。この機能強化版は、Microsoft Windows(以下、Windows) 7の64ビット版への移行時に不具合となりやすい箇所を指摘する機能や、自分が開発したソースコードだけを指摘する機能など、便利な機能を追加しています。

 大規模ソフトウェアの品質、保守性、生産性を維持するためには、誰でもメンテナンスできる保守しやすいソースコードを書くことが重要と言われています。また、ソースコードの修正は、できるだけ早い段階で行う方が開発コストを低減できます。
 日立ソリューションズは、テスト前にソースコードの不具合やルールの逸脱などを開発者にフィードバックできる「anyWarp CodeDirector シリーズ」を2004年から提供してきました。
 今回の「anyWarp CodeDirector for C/C++」の機能強化版は、Windows 7への対応や、レポート参照用としてInternet Explorer 8.0に対応しました。また、Visual Studio 2008などの統合開発環境との連携によりソースコードの修正をスムーズに実施できます。さらに、大量の指摘箇所から、担当部分の指摘だけを取り出す機能も追加しています。これにより、プログラム開発の効率化やコスト削減を実現できます。  日立ソリューションズは、「anyWarp CodeDirector for C/C++」を、C言語開発を行う企業向けに販売していきます。

<新機能の概要>

1.Windows 7対応
従来はWindows XPまでの対応でしたが、今回からWindows 7上で「anyWarp CodeDirector for C/C++」を使用することが可能となります。32ビット版、64ビット版の両方をサポートしているので、どのような環境でも使用できます。レポートを参照するためのブラウザもInternet Explorer 8.0に対応し、より多くの環境で動作可能となります。
 
2.VisualStudio 2008連携
本製品は各種統合開発環境(IDE)と密接に連携する機能を持っています。VisualStudio, Eclipse, HEW(ルネサスエレクトロニクス社製 High-performace Embedded Workshop) のIDEに対応しており、IDE連携機能を使用することで、現在利用している開発環境から直接ソースコードをチェックすることがきます。また、指摘結果も開発環境内部のウィンドウに表示され、その場で即修正も可能です。これらのことから「anyWarp CodeDirector for C/C++」の存在を意識することなく、従来の開発作業と同じ感覚で作業を行うことができます。今回の機能強化版では、Visual Studio 2008に対応しており、より多くの開発環境で利用できるようになります。
 
3.不要な指摘の削除
静的コードチェックツールを使用した際に、よくある困った現象が、「指摘が多すぎて対応しきれない」というものです。「指摘数がどんなに多くても、選別した結果ほとんどの指摘は修正不要だった」ということでは、コードチェックツールの効果も半減してしまいます。そこで、「anyWarp CodeDirector シリーズ」では従来からこの問題に対して取り組んできました。2007年に出荷された「anyWarp CodeDirector for C/C++ Ver05-02」では母体差分機能をサポートし、母体から修正を行っていないソースコードの指摘はグレーで表示してきました。今回の機能強化版からは、自分の開発したソースコードの指摘だけを表示する機能を追加することで、より重要な指摘をより早く見つけることができ、不要な指摘の選別にかかる時間を大幅に削減することができます。
 
4.新規ルールの追加
今回のバージョンアップに伴い、下記6ルールの追加を行いました。

名称:UnmatchedBitmaskSize
概要:32ビット環境で作成したソースを64ビット環境に移植する際、注意すべき箇所を指摘するルールです。

名称:ExplicitShiftOperandType
概要:32ビット環境で作成したソースを64ビット環境に移植する際、注意すべき箇所を指摘するルールです。

名称:ImpliedArithmeticLossInfoConversion
概要:32ビット環境で作成したソースを64ビット環境に移植する際、注意すべき箇所を指摘するルールです。

名称:IllegalPrintFormat
概要:printf構文の引数に不整合がないかどうか確認します。

名称:DoNotUseBooleanInvariant
概要:常に計算結果が一定となる条件式を指摘します。

名称:AvoidNullReference
概要:NULL参照を起こす箇所を指摘します。

<提供価格>

製品名称      :anyWarp CodeDirector for C/C++ 5ユーザ版
標準価格(税込み):630,000円

製品名称      :anyWarp CodeDirector for C/C++ 10ユーザ版
標準価格(税込み):1,050,000円

詳細な製品ラインナップは下記製品紹介のホームページでご確認ください。

■ 出展情報
イベント名: Embedded Technology 2010
日程 : 2010年12月1日(水)~12月3日(金)
会場 : パシフィコ横浜
URL :リンク

■ 出荷開始時期 : 2010年12月1日

■ 製品紹介のホームページ
URL :リンク

<本件に関するお問い合わせ先>

■ 日立ソリューションズ
担当部署:日立ソリューションズ @Sales24
ホームページ:リンク  Tel:03-6718-5969

<報道機関からのお問い合わせ先>

■ 日立ソリューションズ
日立ソリューションズ CSR 統括本部 コーポレート・コミュニケーション本部
広報・宣伝部 広報グループ 担当:廣納(ひろのう)、柴田
Tel:03-5479-5013 Fax:03-5780-6455 E-mail:koho@hitachi-solutions.com

※anyWarp CodeDirectorは、株式会社日立ソリューションズの登録商標です。
※Microsoft、Windows、Internet Explorer、Visual Studioは、米国 Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標または商標です。
※その他、記載されている会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。

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お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

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