Tokyo, Nov 24, 2010 - (JCN Newswire) - OKI(TSE:6703)は、このたび「VoIP告知放送システム」を拡張し、域内無料IP電話サービスの様々な利用検証のほか、将来的な屋外利用のための、無線IP電話システムの実証実験を北海道後志総合振興局島牧村(以下、島牧村)と共同で行います。なお、本実証実験は今月よりスタートし、2011年3月31日まで行います。
島牧村では、地上デジタル放送への対応、ブロードバンド未提供環境の克服、従来のオフトーク通信*1設備の老朽化を解決するため、2008年度に島牧村全域の光ネットワーク整備とOKIの「VoIP告知放送システム」を導入しました。「VoIP告知放送システム」は、村内の全家庭に設置された告知端末から、行政情報・災害情報などの告知放送サービスと村内無料IP電話サービスを利用することができるシステムです。また、告知放送サービスは、屋外に設置されたIP屋外拡声放送装置*2からも聴くことができるため、村内のどこにいても放送を聴くことが可能となっています。
今回、村内の役場出先機関、診療所、集会施設(避難所)、消防など9箇所に無線LAN対応告知端末(無線LANアクセスポイント)を設置して実証実験を行います。これにより、携帯電話と村内無料IP電話の利用が1台の携帯/無線LANデュアル端末でできるようになり、災害時などで携帯電話が通話制限の影響を受ける場合でも、無線LANによる村内連絡網の確立が可能になります。また、携帯/無線LANデュアル端末のブラウザ機能を利用して、プレゼンスの閲覧やテキスト伝言機能を利用することも可能となり、今回実証実験対象拠点におけるさまざまなシーンでの有効性が期待できます。
島牧村とOKIは今後、IP屋外拡声放送装置にも無線LANアクセスポイントを設置することで、屋外を含めたほぼ全域での無線IP電話サービスによる村内連絡網として拡張していきたいと考えています。
OKIは、今回の実証実験の結果を反映し、地方自治体などにおける地域の抱える様々な問題解決や、住民サービスの向上、地域の活性化へと繋がる、「安全」で「安心」して使える「便利」なサービスを実現する商品の提供を、今後もさらに続けていきます。
【稼動システム概要】
- システム内容: 無線IP電話システムの実証実験
- 実証実験期間: 2011年3月末まで
【用語解説】
*1: オフトーク通信
アナログ固定電話やISDNの電話回線の使用していない時間を利用した地域情報の放送サービス
*2: IP屋外拡声放送装置
地域公共ネットワークを活用して、行政・防災情報を屋外に向けて拡声放送する装置
【島牧村について】
島牧村は、人口1,908人(2010年3月31日現在)。狩場茂津多道立自然公園を擁し、奇岩や怪石の点在する海岸線、自然休養林に指定されている狩場山、日本名瀑百選随一の賀老の滝など自然に恵まれた美しい村です。
島牧村ホームページ: リンク
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概要: 沖電気工業株式会社
OKIは米国でグラハム・ベルが電話機を発明したわずか5年後の1881年に創業した、日本で最初に電話機を製造した情報通信機器メーカーです。先見性と勇気をもって果敢に挑戦・行動するという、創業以来の「進取の精神」を連綿と受け継ぎ、ブランドスローガン「Open up your dreams」のもと事業展開しています。現在、「金融システム」「通信システム」「情報システム」「プリンタ」「電子部品・モジュール他」の5つの分野において、OKIグループは社会の発展に寄与する最先端技術の商品・サービスをお客様にお届けし、世界の人々の快適で豊かな生活の実現に貢献しています。詳細はこちらからご覧ください。 リンク
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