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ザイリンクス7シリーズFPGAを発表、消費電力を50%削減、業界初のスケーラブルなアーキテクチャで200万ロジック セルを達成

Tokyo, June 22, 2010 - (JCN Newswire) - ザイリンクス社(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ:XLNX)は6月21日(米国時間)、Xilinx(R) 7シリーズFPGAを発表した。7シリーズFPGAは、総消費電力を50%削減しながら、低コストから超高性能まで対応可能なスケーラビリティを備え、唯一の統一アーキテクチャ上で構築された最大200万ロジック セルという業界最高水準の集積度を達成した業界初の製品である。

Tokyo, June 22, 2010 - (JCN Newswire) - ザイリンクス社(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ:XLNX)は6月21日(米国時間)、Xilinx(R) 7シリーズFPGAを発表した。7シリーズFPGAは、総消費電力を50%削減しながら、低コストから超高性能まで対応可能なスケーラビリティを備え、唯一の統一アーキテクチャ上で構築された最大200万ロジック セルという業界最高水準の集積度を達成した業界初の製品である。ザイリンクスの7シリーズFPGAは、消費電力とコストの低減というユーザーの課題に対応しながら、大容量および高性能化を画期的な水準で達成することによって、プログラマブル ロジックが対応できるアプリケーションの範囲をさらに拡大するものである。これらの新ファミリは、低消費電力および高性能化の実現に最適化された28ナノメートル(nm)プロセス技術を駆使しており、高度な生産性を提供する。開発コストや複雑性が急速に増大し、ASICやASSPといった代替テクノロジにおける柔軟性の低さが顕著になるなか、FPGAプラットフォームの採用がさらに拡がって行くだろう。


今回発表の28nmファミリは、ザイリンクスのターゲット デザイン プラットフォーム戦略を拡張するものでもある。この戦略は、現在ザイリンクスが量産している40nmのVirtex(R)-6、および45nmのSpartan(R)-6両FPGAファミリの市場投入とともに導入された。ターゲット デザイン プラットフォーム戦略は、ソフトウェア ツールとIPを提供するISE(R) Design Suite、開発キット、ターゲット リファレンス デザインをFPGAに統合して提供することによって、ユーザーが既存のデザイン投資を活用し、市場ニーズの変化に対応しながら総コストを削減できるよう支援するものである。ザイリンクスは今回の新世代デバイスにおいて、利用可能なIPおよびデザインのエコシステムにおいても大幅な拡張を実現し大きな前進を遂げている。ユーザーはこのエコシステムを利用することによって、28nmデバイスへの移行時でも、リソースを製品の差別化に集中させることが可能になる。


ザイリンクス社の社長兼CEOであるモーシェ ガブリエロフ(Moshe Gavrielov)は、「7シリーズは、ザイリンクスだけでなくFPGA業界全体にとっても、新しいひとつの転機をもたらす製品であり、消費電力の低減を重視することによって、我々のテクノロジ ポートフォリオを新しい市場へと範囲を広げて行くものです。新しい世代の製品を発表するごとに、ムーアの法則に基づいてザイリンクスと我々のユーザーが期待する能力および性能を実現しつつ、同時にプログラマブル ロジックをより幅広いユーザーに提供するため、新しいユーザーや市場のニーズをターゲットとしたデザイン プラットフォームを提供して行きます」と述べている。


業界で最も低消費電力の28nm FPGAを提供


これらの新しいFPGAファミリによって、消費電力が2ワットを切る携帯型超音波装置や、12ボルトで動作する車載インフォテイメント システム、低コストなLTEベースバンド基地局やフェムトセル基地局など、これまでASSPやASICでなければ実現できなかったシステムにプログラマブル ソリューションを実装することが可能になる。


ザイリンクスは、総消費電力の低減を達成するために、スタティック消費電力の低減に最適化された特有のHKMG(High-Kメタルゲート)プロセスを採用した(日本時間の2月23日発表の「ザイリンクス、高性能かつ低消費電力の28nmプロセスを採用、「プログラマブル インペラティブ (プログラマビリティの必然)」を遂行するためのプラットフォームを加速」を参照)。また、ファウンドリ パートナーと協力し、ザイリンクスはFPGAの性能要件を満たす新しいプロセスの開発を支援し、他の28nm高性能プロセスと比べてスタティック消費電力を50%削減させることに成功している。ザイリンクスはその後、アーキテクチャに革新的な改良を加えることによって、ロジックとI/Oの両方でダイナミック消費電力を削減し、さらにISE Design Suite 12のリリースにおいてインテリジェントなクロック ゲーティング テクノロジを導入している。その結果新ファミリでは、総消費電力をVirtex-6およびSpartan-6 FPGAと比べて50%削減、他の28nm FPGAデバイス ファミリと比べても30%削減している。


消費電力を大幅に削減したことで、FPGAがターゲットにできるアプリケーションの幅が拡がるだけでなく、28nm世代デバイスのなかでも最も使い勝手のよい性能の提供に成功している。すなわち、シンメトリック モードで最大4.7TMACSのDSP性能(ノンシンメトリック モードでは2.37TMACS)や、最高600MHzのクロック スピードで動作する200万ものロジック セルを最大限活用できるほか、2.4Tbpsもの高速コネクティビティを実現できる。しかも、これらすべてを消費電力の制約が厳しい条件で達成できるのである。


新しい統一アーキテクチャにより優れたスケーラビリティと生産性を向上


7シリーズFPGAはすべて共通の統一アーキテクチャを採用しているため、ユーザーはデザインのスケールアップやスケールダウンを容易に実現し、コストおよび消費電力を削減したり、性能および能力を増強したりできる。これにより、低コスト ファミリから高性能ファミリにいたるまで、製品の開発や実装投資の削減が可能になる。このアーキテクチャは、大きな成功を収めたVirtexシリーズをベースとするアーキテクチャを基盤としており、既存のVirtex-6およびSpartan-6 FPGAの設計を簡単に再利用できるよう構築されている。実績のあるFPGAコスト削減ソリューションであるEasyPath(TM)もこのアーキテクチャをサポートしており、コンバージョンやエンジニアリングの投資を増やすことなく35%ものコスト削減が保証されるため、生産性をさらに高めることが可能である。


Virtex-6およびSpartan-6 FPGAを使ったデザインは、新しい7シリーズFPGAへの移行が容易なため、新7シリーズFPGAが提供する低消費電力と強化されたシステム性能および能力を必要とするユーザーは、Virtex-6およびSpartan-6 FPGAで安心して設計を始めることができる。ザイリンクスは、AMBA AXIインターコネクト規格を採用することでこの統一アーキテクチャをさらに使いやすいものにしている。この採用によりプラグ アンド プレイIPが利用できるようになり、生産性と開発コストの面でさらに有利になっている。


サイエンス アプリケーションズ インターナショナル社(SAIC)やシステムズ アーキテクチャ社、クラウドシールド テクノロジ社のCTOを務めるアンディ ノートン(Andy Norton)は、「統一された6入力LUTアーキテクチャを採用したり、ARM社との協業でAMBA規格が策定されたりしたことによって、IPの再利用化を推進し、ポータビリティや予測可能性が提供されます。統一アーキテクチャの採用やパラダイム チェンジを新しくもたらすプロセッサ セントリックのデバイス、次世代ツールで提供される階層ベースのデザイン フローが提供されることにより、生産性や柔軟性が向上されるだけでなく、システム オンチップの設計が可能になったり、前世代アーキテクチャ製品からのポータビリティが実現したりします」と述べている。


新デバイスは、同じロジック アーキテクチャやブロックRAM、クロッキング テクノロジ、DSPスライス、SelectIO(TM)テクノロジを採用しており、ザイリンクスが特許を持つVirtexシリーズASMBL(TM)ブロック アーキテクチャによって構築された前世代デバイスを基に構築されている。次世代ASMBLアーキテクチャは、これまでにない柔軟性とスケーラビリティを実現することによって、ユーザーはあらゆるロジック集積度を最も効果的に活用することが可能になる。


ザイリンクスの新製品、7シリーズFPGAファミリの特徴


●Virtex-7ファミリ: 超ハイエンドのVirtex-7ファミリは、Virtex-6デバイスの50%の消費電力で2倍のシステム性能を実現した超ハイエンド ファミリで、1.8倍の信号処理性能、1.6倍のI/O帯域幅、2133Mbpsのメモリ インターフェイス性能による2倍のメモリ帯域幅など、業界標準を塗り替える性能を実現している。また、200万ものロジック セルを持つ業界最高の集積度を誇り、現行および過去のすべてのFPGAの2.5倍の集積度を達成している。Virtex-7 FPGAのすべてのファミリにおいてEasyPath-7デバイスが利用可能で、デザインのコンバージョンを一切必要とせず、35%のコスト削減が保証される。Virtex-7デバイスが実現するアプリケーションとしてはグローバル有線通信インフラストラクチャの中心になる400Gのブリッジやスイッチ ファブリック有線通信システム、先進的なRADARシステム、シングルチップTeraMACC信号処理能力を必要とするような高性能コンピュータ システム、豊富なロジック密度やI/O性能を必要とする次世代テスト/計測機器などが挙げられる。Virtex-7ファミリに含まれる「XT」デバイスはさらに能力を拡張した製品で、個々で最高13.1Gbpsで動作するトランシーバを80個搭載し、最高1.9Tbpsのシリアル帯域幅を実現する。また、SelectIOピンを最大で850個装備し、2133Mbpsをサポートする72ビットDDR3メモリ インターフェイスのパラレル バンクを業界で最も多く提供する。さらに、28Gbpsトランシーバを備えたデバイスも登場する予定である。


●Kintex-7ファミリ: FPGAの新境地を切り拓くKintex-7ファミリは、Virtex-6ファミリの性能を半分以下の価格で提供することで価格性能比を2倍にしながら、消費電力を50%削減する。Kintex-7ファミリは、高性能な10.3Gbpsシリアル コネクティビティ、あるいは低コスト化に最適化された6.5Gbpsシリアル コネクティビティのいずれかを利用でき、大容量10G光有線通信機器のようなアプリケーションに求められるメモリとロジック性能を備えている。また、信号処理性能、消費電力、コストのバランスに優れ、ロング ターム エボリューション(LTE)無線通信ネットワークの配備に対応できるほか、次世代 3D フラットパネル ディスプレイに求められる厳しい消費電力およびコスト要件を満たすことができる。さらに、次世代ブロードキャスト ビデオ オンデマンド システムが必要とする性能と帯域幅を実現している。


●Artix-7ファミリ: Spartan-6ファミリと比べ消費電力を50%、コストを35%低減したArtix-7は、フォームファクタが小さいパッケージングとVirtexをベースとする統一アーキテクチャによって、これまでASSPやASIC、低コストFPGAが利用されてきたコスト重視で量産向けの製品に求められる性能を達成している。バッテリ駆動の携帯型超音波装置に必要な低消費電力性能要件を満たすほか、小さいフォームファクタと低消費電力が求められる民生用デジタル カメラ レンズ コントロールや、SWAPc (サイズ、重量、消費電力、コスト) の要件がきびしい軍用アビオニクスや通信機器などで利用できる。


供給体制


7シリーズFPGAをサポートするISE Design Suiteソフトウェアは、アーリ アクセス プログラムで直ちに入手可能である。デバイスの出荷は2011年に開始される予定である。詳しい情報は、 リンク を参照されたい。


※ザイリンクスの名称およびロゴ、Virtex、Spartan、そのほか本プレスリリースに記載のブランド名は米国およびそのほか各国のザイリンクス社の登録商標または商標です。その他すべての登録商標は、それぞれの所有者に帰属します。


ザイリンクスについて
ザイリンクス(NASDAQ:XLNX)は、プログラマブル プラットフォームのリーディング プロバイダである。詳しい情報は Web サイト リンク で公開している。


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FAX:03-5436-0532


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