科研製薬株式会社がDataSpider Servistaを採用 基幹系システムと連携するMR向けメール配信システムを再構築

株式会社アプレッソ(本社:東京都文京区、代表取締役社長 長谷川礼司、以下アプレッソ)は、医家向け医薬品製造販売を中心とした事業を展開する科研製薬株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長 乾四朗、以下科研製薬)の、MR向けメール配信システムを再構築するにあたり、データ連携ミドルウェア「DataSpider Servista」が採用されたことをお知らせいたします。

科研製薬では、約700名のMR(Medical Representative:医薬情報担当者)の業務支援のため、自社でメール配信システムを開発、2005年8月より運用しています。このシステムが配信するメールは、前日分の納入明細と当月累計の2通に分かれており、それぞれの担当する医療機関の情報のみを集約した、ユーザー個別の内容となっています。基幹系システムから必要な情報を夜間バッチ処理で抽出、各MRの担当に応じて情報を整理、PHSの画面上で読みやすいよう加工した上で、各MRの持つPHSに対し毎朝、決まった時間に配信しています。

しかし、この配信システムに用いていたミドルウェアがEOLとなり、システムを更新する必要に迫られました。科研製薬では、代替システムとして、これまでより使い勝手の良いツールを使うことにし、長年に渡るパートナーである株式会社アシストとも相談した結果、データ連携・スケジュール管理用に DataSpider Servista、大量データ高速処理加工にSyncsort DMExpress、という組み合わせを選定しました。いずれのツールもGUIベースで開発でき、処理も高速という特徴を持っています。

メール配信システムの再構築後、さらに科研製薬では、メインフレームの基幹系システムと、その周辺にオープン系で構築されている営業支援関連システムとの連携バッチ処理にも、同じ組み合わせによるデータ連携を活用するようになりました。


■ 開発効率の向上
さまざまなデータ連携の仕組みをGUI環境で手軽に開発できるようになり、開発やメンテナンスの作業効率が大きく向上しました。新たなメール配信システムの構築に要した期間はわずか1カ月で完了、その後1週間のテストを経て、2008年7月には本番稼働を迎えるという短期開発でした。情報システム部の業務効率が向上したことにより、エンドユーザー部門との対話も促進されるものと期待されています。

■ バッチ処理の時間を短縮
メール配信に要する時間は、2通の処理が約20分から約6分と、3分の1あまりに短縮されました。また、基幹系と営業支援システムの夜間バッチ処理も、これまでは翌朝ぎりぎりだったのが余裕で終えられるようになっています。


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科研製薬 情報システム部からは、下記のようなコメントをいただいています。
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■ 科研製薬 情報システム部の〓嶋幸雄部長
「当社の情報システム部は17名。良く言えば少数精鋭というところです。情報システム部はユーザーあっての存在であり、使いやすく現場に使ってもらえるようなシステムを作り上げていく必要があります。DataSpider Servistaの活用で情報システム部の業務負荷を軽減し、その余裕を現場部門との話し合いに役立て、もっと現場と話し合いながら、求められているシステムを作っていきたいですね」

■ 開発を担当している、科研製薬 情報システム部 開発グループの高橋正晴氏
「DataSpiderは何の違和感もなく慣れることができ、開発者にとって使いやすいツールだと思います。アイコンを置いてフローをつないで作っていく仕組みは、画面そのものが仕様書のようなものですから、ソース解析をするまでもなく内容を把握でき、メンテナンスも容易です。また、本番システムの構築に先立って開発環境を整え、また公式解説書『DataSpider実践入門』を入手して、その中のサンプルを題材に3ヶ月ほど勉強していました。アシストのサポートも充実しており、安心して開発に取り組めましたね」

■ 科研製薬株式会社について
科研製薬株式会社は創業1948年、医家向け医薬品製造販売を中心として事業を展開している製薬会社です。同社では、いたずらに規模拡大を求めるのではなく、独立した存在感ある中堅製薬会社として21世紀を生き続けるべく、自社での創薬研究テーマを「炎症・免疫・アレルギー」および「真菌症領域」の 2つ、分野としては整形外科や皮膚科、脂質・糖尿病を中心とした内科領域に特化して、経営資源を集中させています。

科研製薬では、“「あなたに笑顔」科研製薬の願いです”という企業理念を掲げており、患者のQOL(Quality Of Life:人生の質)向上に役立つ製品の開発に務めています。近年では、損傷した皮膚の再生を促進する効果を持つ、遺伝子組み換え型ヒトbFGF製剤の開発に世界で初めて成功し、火傷や床ずれなどで苦しむ患者のQOL向上に貢献しています。


■「DataSpider Servista」について
「DataSpider Servista」は、システムの接続方法やフォーマットの違いを意識することなく、素早く簡単に「つなぐ」ことができるデータ連携ソフトウェアです。プログラミングの高い知識を必要としないGUI開発環境を提供し、SAPやLotus Notes、データベースといった様々なデータソースを手軽に接続出来るアダプタ機能を介してデータ連携の自動化と業務の効率化を支援します。


■株式会社アプレッソについて
「つくる」から「つなぐ」をコンセプトに、データ連携ソフトウェア「DataSpider」の開発を2000年より開始し、翌年からパッケージ製品として販売しています。製品サポートや導入コンサルティングなどを行う数多くの販売パートナー様の支援を頂きながら、DataSpiderは、現在累積 1000社(2009年6月末時点)を超える販売実績を上げています。

■お問合せ
株式会社アプレッソ 企画部  岩渕・桑田 電話:03-4321-1111
E-Mail:mktg@appresso.com

*記載されている会社名、製品名などは、各社の商標または登録商標です。

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