業界初のサテライト通信向けM2M開発キット 「Digi m10 ジャンプスタートキット」を発表

ORBCOMMサテライトサービスに対応した300ドルの小型・高性能キット

ディジ インターナショナル株式会社(本社・渋谷区、ジョー・ダンズモア代表取締役)は、このたび、世界的な衛星通信会社であるORBCOMM社の試験サテライトサービスの利用をはじめ、サテライト通信対応製品の構築に必要なあらゆるツールを搭載した業界初の費用効果の高い開発キット、「Digi m10 ジャンプスタートキット」を発表しました。

本キットは、セルラーのサービスエリア外でもリモートデータが重要となる輸送や資産管理、その他のアプリケーションに理想的で、サテライト通信をさらに利用しやすく、開発をこれまでより容易にするものです。

「当社は、手頃で使いやすいキットを提供するノウハウと、サテライトテクノロジーでの世界的な流通網を一体化しました。初めてサテライトの導入を考えている企業は、費用効果が高く、使いやすく、すぐに使えるソリューションを入手することができます。本キットは、トラックやトレーラー、重機、メータ、船舶、その他のリモート資産・設備の診断情報の中継といった、M2M(マシン・ツー・マシン)アプリケーション向けの低コストサテライト接続の導入を従来より容易に実現します」と、Digi Internationalのグローバルセールス&マーケティング上級副社長のラリー・クラフトは話しています。

「私たちは、M2Mアプリケーションの製品とテクノロジーでは世界でも最も信頼できるメーカであるDigiとのパートナ関係にあることを誇りに思います。Digiの幅広い流通チャネルと高い技術能力は、アクセス可能な市場と新規ユーザを拡大する機会をORBCOMMに与えるものです」と、ORBCOMMのCEOであるマーク・アイゼンバーク氏は話しています。

ORBCOMM低周回軌道(LEO)サテライトネットワークに対応したDigi m10 ジャンプスタートキットは、グローバルエリアをカバーする費用効果の高いM2M通信を実現します。これにより、企業は、セルラーや他の地上通信が利用できない場所に配備されたリモート機器の監視・管理が可能になります。また、セルラーベース製品のバックアップ通信としても利用できます。

「低データレートのM2Mサービスは、モバイルサテライトサービス(MSS)業界で最も成長著しい分野であり、2013年末までに稼働端末が世界で300万台以上と、2倍を超える市場になることが期待されています。この高水準の成長を維持するには、新しいアプリケーションを開発し、サテライトM2M用のさらなるマーケットセグメントを開拓していくことが重要です。これまでエンドユーザは、ニーズに合わせてM2Mアプリケーションをカスタマイズするのは難しく時間がかかるものだと考えていました。Digiの新しいジャンプスタートキットは、高い費用効果と容易さの両面でこのプロセスを助けます」と、モバイルサテライト通信専門のコンサルティング会社であるTMF Associatesの社長、ティム・ファーラー氏は話しています。

サテライトアプリケーション向けに高性能かつ消費電力低減を実現したDigiの特許を持つ混合信号ASICをベースに開発されたコンパクトなDigi m10は、業界で最も小型のORBCOMMサテライトモデムであり、統合シリアルインタフェースによって迅速な設計インテグレーションを提供します。特許を取得したDigiのテクノロジーによって設計されるため、製品の長期可用性が保証されています。工業温度の完全な対応、SAE J1455基準を上回る耐衝撃/振動仕様を搭載した本モデムは、過酷な環境で信頼性の高いサテライトの接続性を実現するのに理想的です。

Digi m10 ジャンプスタートキットには、90日間のサテライト接続が含まれています。現在、11月にキットとモデムが使用できる299ドルの特別料金で予約可能です。

このプレスリリースの付帯情報

Digi m10

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