CJ-LINX、日本の技術や情報を共有し日中の産業活性化や環境資源活用を推進
CJ-LINX株式会社(TLホールディングスグループ、本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:矢野広一)は、日本・中国市場をつなぐ事業の一環として、日本の技術や情報を共有することで日中の産業活性化や環境資源活用を推進することを目的とした「OPENECO Limited(以下オープンエコ)」を設立し11月より事業を開始することを発表いたします。現在中国でニーズの高い有機肥料の生産に必要な酵素の製造事業に進出し、食の安全や環境への配慮などから注目される同分野において先行する日本の技術に基づく酵素製品の開発・製造を行います。上海に工場を設置し11月より操業を開始する予定です。なお、工場長には大高酵素科学株式会社研究開発課長や大日酵素株式会社代表取締役を勤めた河本宋吉氏が就任いたします。
■ 酵素の製造事業について
中国では近年国を挙げて食の安全向上に努めており、特に化学肥料による土壌汚染改善への取り組みを本格化させています。土壌に優しく良質な作物の生産を可能にする有機肥料は中国においても極めて有望視されている市場です。一方、有機肥料の生産に必要な酵素の製造技術は一般に公開されていないため、良質の酵素は中国国内において未着手の領域となっています。
オープンエコでは、このような中国市場でのニーズに対して約700平方メートルの酵素工場を上海に設置し、初年度には5万トンの有機肥料を生産する約5万リットルの酵素(商品名:万源酵素)の製造を予定しています。既に年間9万トンの肥料を製造する上海市政府が支援する上海元鈞環保有限公司への商品提供が決まっており、その他の肥料メーカーからも問い合わせを受けている状況です。
今後現地で生産する有機肥料の効果・効能に関して、上海農業科学院と協力し同学院の林木果樹研究所が有する1万平方メートルの最新温室設備を利用した比較実験を行います。実験により数値化したデータを基にオープンエコは同学院と共同で有機肥料を中国において広く伝播させていく予定です。
■ オープンエコについて
オープンエコは、日本の技術や情報を共有することで日中の産業活性化や環境資源活用を推進する高付加価値な事業に取り組みます。今後、酵素製造と同時に、健康飲料への製品展開や日本の近代農業の熟練者による農業コンサルティングを中国で行う事業などを予定しています。
会社設立 : 2009年6月
(酵素製造工場設立 : 2009年11月(予定)
本社 : 中華人民共和国香港特別行政区
資本金 : 5,000万円(予定)
代表 : 代表取締役社長 矢野広一
共同設立者 : 河本宋吉
■ 河本宋吉氏のコメント
このたびはCJ-LINX株式会社と共同で、中国での酵素製造を開始することを非常に嬉しく思っています。 私が約50年かけて培ってきた酵素製造技術が中国で広く利用されることで、この巨大な国の食の安全が少しでも向上することを期待しています。
■ 上海農業科学院林木果樹研究所 博士 張永春氏からのエンドースコメント
このたびのオープンエコの操業を上海農業科学院林木果樹研究所は大いに歓迎いたします。 当研究院はオープンエコの製造する酵素をあらゆる確度から分析し、その効能などを広く中国に普及させたいと考えています。
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