急速に成長しているモバイル半導体市場は、2009年後半にARMやx86陣営がそれぞれの新しいプロセッサを導入することによって、競争が激化するだろうと、米国調査会社インスタット社は報告している。Intelは、スマートフォンなどのモバイルデバイスに適合するレベルまで、x86アーキテクチャの消費電力を低下させた新しいプロセッサを発売するだろう。また、Freescale、TI、SamsungなどのARM陣営の多くの企業は、既存のシングルコアプロセッサと同等の消費電力レベルで作動するマルチコアプロセッサへと性能を向上させるだろう。
「x86アーキテクチャがコンピュータ市場を独占し、ARMアーキテクチャはセルラーデバイス市場を占めているが、両者が競争的なソリューションを提供し続ける間は、この共存状態は急変することはないだろうとインスタット社は予測している。2011年の市場では、主にミニノートブックにおいての競争が激化するだろう。しかし、この両アーキテクチャは、デバイスの機能や利用モデルがもっと複雑化するまでは共存するだろう」とインスタット社のアナリストJim McGregor氏は語る。
インスタット社は、下記についても調査した。
■モバイルビジネスプロセッサ市場のTAM(最大実現可能市場)は、2013年まで22.3%成長するだろう
■コアの追加、グラフィック/マルチメディア、I/O、ベースバンド機能などの統合は、特に携帯アプリケーションで進むだろう。例えば、スマートフォンでは、2013年には87%のモバイルプロセッサにベースバンド機能が搭載されているだろう。
■プロセッサ、グラフィック/マルチメディア、ベースバンド機能の市場価値はすべて、今後数年間は二桁成長するだろう
インスタット社の調査レポート「モバイルプロセッサ市場調査:TAM、アーキテクチャ、利用状況、半導体ベンダなど - Mobile Processor Review」は、CPU、アプリケーションプロセッサ、ベースバンドプロセッサなどのビジネス用モバイルプロセッサの世界市場を調査した。2013年までのアプリケーション毎のモバイルプロセッサのTAM予測とモバイルデバイスのシリコン機能のTAM市場価値、Anyka、AMD、Broadcom、Chipnuts、Freescale、Intel、Jade Chip、Marvell、MtekVision、NVIDIA、Pollux、Qualcomm、ルネサス、三星、、Texas Instruments(TI)、VIA Technologies、Vimicroなどの企業のプロセッサとベンダプロフィール、競合するアーキテクチャの分析、マルチコア、グラフィック、I/O、ベースバンド機能の統合傾向などを記載している。
【調査レポート】
モバイルプロセッサ市場調査:TAM、アーキテクチャ、利用状況、半導体ベンダなど
Mobile Processor Review
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