ウォルフソン、業界で最も優れた柔軟性を誇る最先端のPMICシリーズを発表


独自のBuckWiseテクノロジーにより、プロセッサ性能の向上を実現し、最先端のマルチタスクを可能に

ウォルフソン・マイクロエレクトロニクス株式会社は本日、多くの導入実績を誇る当社のパワーマネージメント・ポートフォリオを土台に開発され、業界をリードするパワーマネジメントIC『PMIC』の新製品群を発表しました。PMICの新製品群[WM8310、WM8311、およびWM8312]は、プロセッサや、アプリケーションに依存することなく、前例のないプログラマビリティと比類なき性能を実現します。本製品群により、最終製品メーカーは、 エンドユーザ体験の改善、TCOの低減、商品化までに要する時間の短縮を同時に、妥協することなく、実現します。

PMICデバイスは、携帯電話、ナビゲーション・デバイス、メディア・プレイヤなどの民生機器内の中心にあるアプリケーション・プロセッサに併置され、システム内部の電力使用を効率的に管理および最適化することにより、バッテリ寿命の最大化を実現します。WM83xx製品群の設計は、全てのARMベース・プロセッサを含むモバイル・グラフィックス・プロセッサおよび全てのアプリケーションとの互換を可能にする様々な設定オプションを実現し、その他のアーキテクチャに対応するように設定することも可能です。ウォルフソン独自[特許出願中]のEEPROMインターフェース・テクノロジーは、製品設計において高い柔軟性を実現します。製品開発者は、PMICの[one time programmable]メモリをオーバーライドし、設計が完了するまで何度でもプログラムが可能となります。WM83xxは、新製品開発および移行へのニーズに容易に対応可能な、将来的にも確実な選択肢となる新製品群です。

様々な開発案件に対応する無限のコンフィギュレーションは、WM83xx製品群が幅広い民生機器での使用に理想的であるということを意味しています。最終製品メーカーは、全てのポートフォリオを1つのPMICソリューション上に集積することを可能とし、製品設計者の全開発プロセスの簡素化を実現します。

ウォルフソン パワーマネージメント製品ライン担当マネージャ ジェフ・ブラウン談
『WM83xx製品群は間違いなく、設計者にこれからも常に必要とされる唯一のPMICソリューションです。設計者は、製品構成または、アプリケーションやプロセッサの切り替え時などに発生するわずかな変更を可能にするPMICの電気回路の再設計をする必要がありません。WM83xx PMIC製品群は、いかなる変更にも簡単に適応でき、新しいPMIC設計の承認を不要とし、迅速な変更を可能にします。これにより、設計者は、次世代プロセッサと共に電力管理ソリューションが時代遅れになるという心配をする必要がありません』

ウォルフソンは、独自のBuckWiseTMレギュレータテクノロジーをWM83xx新製品群と共に発表しました。PMICは、システム所有電力の管理をすると同時に、ユーザーが様々な製品機能の電源をオン/オフにするため、所要電力のステップ関数を頻繁に対応しなければいけません。急速な所要電力の変更は、電源出力に混乱を生じさせ、プロセッサ動作を寸断する可能性があります。この問題を防止するためには、時には多数の外部コンポーネントが追加され、さらに/またはプロセッサ速度を遅くし負荷電流の低減が必要となります。ウォルフソンの新しいBuckwiseレギュレータテクノロジーは、クラス最高の過渡性能を実現することにより、これらの問題を解決します。本テクノロジーは、追加コンポーネントを不要とし、『PCB上の所要スペースの節約』、『全体のBOMコストの最小化』を実現するだけでなく、アプリケーション・プロセッサが持つ性能の最大化を可能にします。Buckwiseレギュレータテクノロジー、高解像度のオーディオ・ビデオ処理機能などのユーザー機能を新しい境地へと進化させ、真のマルチタスク・アプリケーションを実行するカギとなる技術です。

強化された過渡性能は、更に低い電圧にてプロセッサの動作を可能にすることにより、電力を節約し、電力効率の向上を実現させます。システム設計者は、前世代のレギュレータと比較して、最大25パーセントのプロセッサ消費電力の削減[最大25パーセントのプロセッサ速度の向上]を可能にします。このため、たとえば、スマートフォンの設計者は、ユーザーが、ゲーム、音楽再生、ビデオ解像度に関して妥協することなく、マルチタスク[複数アプリケーションの並行処理]をより長い時間実行できる製品の開発が可能です。

BuckWiseレギュレータは、Valley Mode Control[VMC]スキームをPMICに初めて集積し、業界初の快挙を成し遂げました。ウォルフソンの独自のValley Modeテクノロジーは、『プロセス・ジオメトリの微細化』および『電圧要件の低下』に伴い、設計者に製品設計工数の最少化を実現させ、ノードからノードへのシームレスな移行を実現します。また、本テクノロジーは、パワーマネジメントの設計を変えることなく、次世代アプリケーションおよびモバイル・グラフィック・プロセッサとの互換性を保証します。

WM83xx製品群は、タッチパネル機能、リアルタイムクロック、LDO[低ドロップアウト]、Buck[降圧]レギュレータおよびバックライト用ブースト[昇圧]機能を搭載する高度に集積されたPMICソリューションを提供します。WM8310、WM8311、およびWM8312は、PND[ポータブル・ナビゲーション・デバイス]、PMP[ポータブル・メディア・プレーヤ]、および携帯電話向けに最適化されているだけではなく、VOIP電話、デジタルフォトフレーム、およびモバイル・インターネット・デバイスなど、非常に広範なアプリケーションを容易にサポートします。

出荷時期及び価格:
WM8310、WM8311、WM8312は、現在サンプル出荷されています。WM8310およびWM8312は、スペース制限のあるポータブル・アプリケーションの開発に理想的な7x7mm 0.5mmピッチのコンパクトなBGAでサンプル出荷されています。WM8311は、PNDなどの低コストPCBアプリケーションに理想的な8x8mm 0.65mmピッチのBGAパッケージでサンプル出荷されています。







【本件に関するお問い合わせ先】
ウォルフソン・マイクロエレクトロニクス株式会社
営業部 滝田 寛
TEL : 045-440-1230
E-mail : hiroshi.takita@wolfsonmicro.com

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お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

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