ST-Ericsson、2009年第2四半期の業績を発表

Geneva, Switzerland, July 24, 2009 - (JCN Newswire) - STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM)とエリクソン(NASDAQ:ERIC)の合弁企業であるST-Ericssonは、2009年第2四半期の業績を発表しました。

Geneva, Switzerland, July 24, 2009 - (JCN Newswire) - STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM)とエリクソン(NASDAQ:ERIC)の合弁企業であるST-Ericssonは、2009年第2四半期の業績を発表しました。

- 純売上高は前期比18.5%増の6億6,600万ドル
- 調整済み営業損失[1]は1億6,500万ドル
- 主要顧客に支えられ中国で好調な業績
- 新たな製品戦略推進のための新体制を発表

社長兼CEOのアラン・デュテイ(Alain Dutheil)は、次のようにコメントしています。「第2四半期の売上高は、通常の季節的傾向を上回るものとなりました。こうした結果は、サプライチェーンにおける在庫調整が一巡したこと、中国における需要の回復、そして顧客志向の姿勢を貫く当社の変わらぬ取り組みによってもたらされたものです。

当社は引き続き、事業再構築・再調整計画に重点的に取り組んでいます。2008年第3四半期にST-NXP Wirelessが策定した2億5,000万ドルのコストシナジープログラムは、本年末までに完了する予定です。4月末に発表した、2億3,000万ドルに上るコスト節減を見込んだ新たな再構築計画はすでに始動しており、2010年第2四半期に完了する予定です。

また本日は、技術的優位性の強化と統合完了に向けて、新たな製品戦略に即した新体制の発表も併せて行いました。」

主な財務実績(未監査)
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2009年第2四半期 2009年第1四半期 2009年2-3月 2008年第2四半期
単位:百万ドル プロフォーマ [2] プロフォーマ
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損益計算書
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純売上高 666 562 391 966
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調整済み営業利益
/(損失) (165) (149) (78) (69)
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- 合併関連の
無形資産償却費用 (24) (30) (20) (25)
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- 事業再構築費用 (35) 0 0 0
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営業利益/(損失)
(会計報告値) (224) (179) (98) (94)
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純利益/(損失) (213) NA (89) NA
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米国GAAP基準による業績

第2四半期の純売上高は通常の季節的傾向を上回り、2009年第1四半期(プロフォーマ)に比べ18.5%増となりました。これは主として、TD-SCDMAの拡大が進む中国をはじめアジア太平洋地域での需要が上向いたこと、携帯端末のサプライチェーン全体にわたり在庫調整が適正な水準まで進んだことによります。

合併関連の無形資産償却費用および事業再構築費用を除いた営業損失は1億6,500万ドルとなりました(2009年第1四半期(プロフォーマ)は1億4,900万ドルでした)。これには業務開始に伴う経常外項目約2,000万ドルが含まれています。

在庫は、サプライチェーンを厳格に管理したことにより、2009年第2四半期末時点で前期比1億900万ドル減の3億2,500万ドルとなりました。

純キャッシュ[3]は、2009年第2四半期末時点で3億2,600万ドルでした。

事業再構築計画に関する最新情報
2008年第3四半期にST-NXP Wirelessが策定した2億5,000万ドルのコストシナジープログラムは、計画通り進捗しています。このプログラムにより世界全体で500名の従業員削減が実施されます。

4月29日に発表した2億3,000万ドルの事業再構築計画はすでに執行が開始されています。2009年第2四半期に計上された再構築関連費用は3,500万ドルでした。該当する事業所と部門では、すでに労使協議会および従業員代表との交渉・協議が始まっており、その完了を受けて世界全体で1,200名の従業員削減が実施される予定です。

市場の進化
アラン・デュテイは次のように述べています。「主にアジア、とりわけ中国での需要にけん引されて、来四半期には通常の季節的傾向が一層鮮明になるものと思われますが、中期的な景気の見通しは依然として不透明です。当社は現在および次世代のあらゆるアクセス技術のソリューションをお客様に提供することに重点を置いて、事業の再調整および再構築計画を推進してまいります。」

2009年度第2四半期のハイライト - 製品、技術、受注
2009年5月、ST-EricssonはChina Mobileと戦略的提携を結び、ハイエンド機と廉価版の両方について、中国の3G標準規格であるTD-SCDMAに対応した携帯端末の開発を推進していくことを発表しました。この契約によって、ST-Ericssonは2009-2010年中に4社に上る顧客企業の携帯端末の製品化を支援することになります。

6月にはSamsungとの提携を強化し、同社が中国のモバイルブロードバンド市場に初めて投入するTD-SCDMA/EDGE規格のハイエンドデバイス向けに、革新的なプラットフォームを提供することを発表しました。

また、3G携帯端末におけるコストとシステムフットプリントを低減する高集積RFトランシーバソリューションの量産開始を発表しました。ST-Ericssonの「Aero4228」は、最先端の携帯端末の設計に必要とされる高価な外付けフィルタを不要にします。

脚注
[1] 調整済み営業損失とは、合併関連の無形資産償却費用および事業再構築費用控除前の営業損失で、当社経営陣が進行中の事業への理解を深め、当該項目の営業損失への影響を検討するために使用します。
[2] 2009年第1四半期の実績は、ST-Ericssonの業務開始が2009年2月2日であるため、2月と3月の2か月間のみの実績です。
[3] 純キャッシュは、現金、現金等価物、有価証券、短期性預金から負債総額を減じたものです。

編集者向け注

ST-Ericssonでは、コンファレンスコールを報道機関向けに中央ヨーロッパ時間午前9時30分から、アナリストおよび投資家向けに中央ヨーロッパ時間午後2時から開催します。

コンファレンスに参加するための電話番号およびライブ ウェブキャスト、スライド資料は リンク にて入手できます。

このプレスリリースで報告されているST-Ericssonの業績は、ST-Ericsson以外の企業活動も含むSTMicroelectronicsのワイヤレスセグメントの業績を完全に反映するものではありません。STMicroelectronicsは第2四半期の業績を2009年7月28日に開示する予定です。

このプレスリリースにはリスクや不確定な要素等の要因を含む将来予測に基づく表明が含まれます。実際の業績は、今後様々な要因によって大きく異なる結果となる可能性があります。リスク要因の詳細はSTMicroelectronics(NYSE:STM)とEricsson(NASDAQ:ERIC)がSECに提出した報告書、特に各社のForm 20-Fのアニュアルレポートをご参照ください。

概要: ST-エリクソン

ST-エリクソンは、幅広いモバイルテクノロジを網羅した、革新的なモバイル・プラットフォームと最先端のワイヤレス半導体ソリューションの完全なポートフォリオを開発、提供している世界的リーダー企業の1社です。同社は携帯端末製造最大手各社へのトップサプライヤであるとともに、その製品とテクノロジは今日市場に供給されているすべての携帯電話の半数以上に採用されています。2008年の売上(暫定値)はおよそ36億ドルに達しています。ST-Ericsson は、STマイクロエレクトロニクスおよびエリクソン による対等出資(50:50)の合弁企業として2009年2月に設立され、本社はスイス・ジュネーブに置いています。ST-Ericsson の詳細は、Webサイト www.stericsson.com をご覧ください。

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