暗号化通信「HTTPS」のアクセス制御・監査機能を日本で初めて実装
「SecureCube / Access Check」は、2008年12月にSSHによる暗号化された通信のデータ内容の監査を可能にしました。一方、システムの開発者や運用者が行うアクセスはWebで行われることも多く、HTTPSによる暗号化通信も監査できる機能も求められていました。企業によっては、HTTPS通信ではアクセス管理やログ取得ができず十分な監査ができないため、機密性の高い内容でも、暗号化していない通信でアクセスせざるをえないという問題があります。
そこで、この度の機能強化では、HTTPS通信の暗号化通信に対して、独自の復号・暗号化の処理を実装することで、通信データ内容を取得できるようになり、ログ監査を可能にしました。また、機密性の高い内容をHTTPS通信でもやりとりができるようになり、情報漏えいも防ぎ、IT全般統制で求められているアクセス管理・ログ監査をより効率的かつ強固なものとします。
さらに、国内での英語による開発や海外へ運用を委託するケースの増加によって、暗号化通信監査ツールも英語表示の必要性が高まっており、また、海外市場の開拓のため、英語版の製品を販売します。
NRIセキュアは、本年度「SecureCube / Access Check」 の売上として3億円を見込んでいます。なお、導入に必要な1ライセンスの定価は485万円です。
NRIセキュアは、今後もシステム運用の現場ニーズに即した有効なセキュリティソリューションを提供してまいります。
■ 「SecureCube / AccessCheck」について
IT統制とシステム運用の現場を知り尽くしたNRIセキュアが提供する、プロキシ型のアクセス制御・監査ツールです。重要システムに対するアクセス管理を実現するソリューションとして、金融業界など、ミッションクリティカルなシステム運用を行っているお客様を中心に、多くの導入実績があります。
主な特徴は下記の通りです。
【エージェントレスでスムーズに導入可能】
導入は、サーバとクライアント端末の間に「SecureCube / Access Check」を設置するだけです。サーバやクライアントにアプリケーションをインストールする必要がないため、導入が簡単なだけでなく、本番サーバへの影響もありません。
【複数サーバへのアクセスを一括管理】
複数あるサーバのそれぞれの既存ID/パスワードをそのまま活用して、運用者や開発者のサーバへのアクセス制御が可能です。各サーバの特権ID/パスワードを複数の運用者間で共有している場合でも、「SecureCube / Access Check」上で一括管理することにより、各サーバ上で個別のID/パスワードを発行せずに、ユーザごとのアクセス制御/ログ管理が実現できます。
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