独シェフラーグループ、PTC(R)製品開発システム(PDS)導入によりグローバル・エンジニアリング・プラットフォームを構築

自動車、重工業、航空宇宙分野における世界的なリーディング・サプライヤがPTC Windchill(R)でグローバル・コラボレーションの効率化を実現

【2009年3月31日】PTC(本社:米国マサチューセッツ州、Nasdaq: PMTC、会長 兼CEO:リチャード・ハリソン)の日本法人であるPTCジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、社長:井上 公夫)は、自動車、重工業、航空宇宙分野のリーディング・サプライヤでドイツに本社を置くシェフラーグループ(Schaeffler)が2008年夏にWindchillを選定、コンテンツ管理およびプロセス管理のグローバル・エンジニアリング・プラットフォームとして活用するとの米PTC社の発表を明らかにしました。

Windchillは、製品データおよびプロジェクトデータ、グローバル・コラボレーション、開発プロセスの一元管理システムの構築と、製品開発効率の向上を実現するために採用されました。シェフラー社は、PTCの3次元CAD/CAM/CAEソフトウェアであるPro/ENGINEER(R)、そのデータ管理に対応するPro/INTRALINK(R)を含むPTCの製品開発システム(PDS)を活用してきており、今回のWindchillの導入は、PDSの利用範囲をさらに拡大させることになります。また開発パートナーシップの一環として、シェフラー社はPro/INTRALINKからWindchill PDMLink(R)へ移行させる予定です。

PLM/CADアプリケーション開発担当ITマネージャーであるマルクス・ラーム(Markus Rahm)氏は、「シェフラー社は、1999年に単一ベンダー戦略を策定しPro/ENGINEERを導入しました。この戦略は大きな成功を収めており、今回Windchillを全社標準のグローバル・エンジニアリング・プラットフォームとして導入することにより、更なる成功を期待しています」と述べています。

他の大規模なグローバル企業同様、シェフラー社も製品開発全体の効率化を進める一方で複雑化する製品管理という課題に直面していました。加えて、同社は50ヶ国180拠点に66,000名の従業員を有しており、開発環境が分散された状態でした。そこで全社標準として単一のエンジニアリング・プラットフォームを導入し、3つの事業部門すべてを統合することにより、製品データおよびプロジェクトデータの管理、グローバル・コラボレーション、製品開発プロセス管理を改善していくことを目標としました。Windchill導入の成果として、顧客からのリクエストへの対応力強化、製品開発におけるクオリティの向上、納期の短縮の実現を目指しています。また、開発プロセスの合理化とグローバル・コラボレーションの標準化を、将来的な事業拡大のための準備と位置付けています。

具体的には、世界60ヶ所以上のシェフラー社の設計プロセスに関わる拠点で作成、利用される設計データをWindchillで一元管理する予定です。またグローバル・コラボレーションや設計変更管理、バリエーション設計などの他、メカトロニック・システム開発も改善していく予定です。Windchill導入後は、各国の開発拠点において、権限が与えられた開発チームメンバーであれば誰でも既存のマスターデータの個別変更が可能になります。同社は、製品開発を一元管理する一体型システムを利用することによりデータ品質への取り組みが大きく前進すると考えており、初期段階で世界に分散する開発拠点のユーザー数千名にWindchillを導入する予定です。

CADによる設計方法論およびサポートを担当するマネージャーのクリスチャン・キプフ(Christian Kipf)氏は、「Windchillにより、同期設計およびグローバル・コラボレーションにおける開発効率が大幅に向上すると考えます。長期的なPLM開発環境構築に向けた戦略を通じてPTCとのパートナーシップを拡張していけることを喜ばしく思います」と述べています。

PTC社長兼COO、ジェームス・ヘプルマン(James Heppelmann)は、「競争がますます激化するグローバル市場において事業を成功させ、製品の差別化を図っていくためには、製品開発における効率を向上させなければなりません。統合開発環境が整備されていない企業の多くは、データ品質、グローバル・コラボレーション、データ管理、プロセス管理などの課題に直面していますが、シェフラー社は、Windchillをエンジニアリング・プラットフォームのバックボーンとして全社的に導入することで、これらの課題の多くを解消することが可能になります。シェフラー社の製品開発における短期的、長期的目標の達成に向けて、PTCは引き続き支援していきます」と述べています。


* 以下URLにて画像をご参照いただけます。
■大口径ベアリング
リンク
■ジェットエンジン用ベアリング
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■研究開発 -車両テスト部門によるベアリング・ローラーテストスタンド
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■シェル型ニードルベアリングの充填工程
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シェフラーグループについて
INA、FAG、LuKなどのブランドを有するシェフラーグループはグローバルに展開するローラー・ベアリングのリーディング・サプライヤであり、特に自動車業界において知られています。世界各国180拠点に66,000名の従業員を有し、自動車、工業、航空宇宙分野向けの精密部品やシステムの製造販売を行っています。2007年度の総売上高は89億ユーロでした。Webサイト:リンク

PTCについて
米国マサチューセッツ州に本社を置くPTC(Nasdaq: PMTC)は、製品開発におけるグローバル化、市場投入時間の短縮、業務効率の追求など、製造業における企業の個々の課題に対応するソフトウェアとサービスを提供しています。重工業、電子・ハイテク、航空宇宙・防衛、自動車、消費財、医療産業においてPTCのCADソフトウェア、コンテンツ管理およびプロセス管理ソリューションを活用することにより、企業は主要な経営目標の達成ならびに顧客ニーズと業界法令基準双方に適合する革新的な製品開発の実現を可能にしています。

PTCジャパンについて
米PTCの日本法人(本社:東京都新宿区、社長:井上 公夫)。PLMソリューション製品群「Windchill」、コラボレーション環境に対応した機械系高機能3次元CAD/CAM/CAE「Pro/ENGINEER」、エクスプリシットモデリング/データ管理ソフトウェア「CoCreate」、製品情報提供ソリューション「Arbortext」、技術計算/ドキュメント化支援ソフトウェア「Mathcad」、データ・ビジュアライゼーション・ソフトウェア「ProductView」を販売、併せて製品開発業務プロセス改革コンサルティング、製品教育サービスを提供。1992年3月設立。国内5事業拠点。Webサイト:リンク


* PTCの社名、ロゴマークおよびWindchill、Pro/INTRALINK、Windchill PDMLink、Pro/ENGINEER、CoCreate、Arbortext、Mathcad、ProductViewなどすべてのPTC製品の名称およびロゴマークは、PTC(米国および他国の子会社を含む)の商標または登録商標です。その他、記載している会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。

関連情報
http://www.ptc.com
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