ネットワーク・アプライアンス、 開発、マーケティング、サービスおよびサポート分野でVMwareとの協業を強化

世界3,000社以上の導入事例をもとに、ベストプラクティスを提供

(この報道発表資料は、2007年8月7日にサニーベールで発表されたものの抄訳版です)

【米国カリフォルニア州サニーベール】 Network Appliance, Inc.(ネットワーク・アプライアンス、以下ネットアップ」、NASDAQ:NTAP)は、業界標準システム向けの仮想化デスクトップおよびサーバー用ソフトウェアの世界的リーダー企業であるVMwareとの協力関係を強化し、開発、マーケティング、サービス、サポートの分野で協業していくことを発表しました。

両社はそれぞれ、過去数年間にわたって世界3,000社以上の顧客に開発、マーケティング、顧客教育/支援、サービスおよびサポートを提供してきましたが、このたびの協業により、従来までの業務により得た多くのベストプラクティスを共同で活用していきます。また両社の協業は、バックエンドにおける堅牢なネットワーク・ストレージの増加によってサーバー仮想化技術の価値が急上昇したことを裏付けており、DAS(Direct-attached storage)やサーバー内ストレージだけでは、エンタープライズクラスの仮想化環境には対応できないということを表しています。

今回の協業によりネットアップとVMwareは、最先端のアプリケーション・モビリティ、バックアップ/リカバリおよびディザスタリカバリのためのソリューション開発に共同で取り組んでいく予定です。両社は、仮想化サーバー、デスクトップおよびストレージインフラを相互にシームレスに動作させることで、機敏性、可用性、そして費用対効果の高いIT環境をエンタープライズユーザーに提供することに注力していきます。

今回の協業は、サーバーの仮想化とストレージの仮想化を中心としたデータセンターの構築という両社のビジョン、そしてオープンかつ共同のビジネスモデル実現という両社の姿勢を具体化したものです。その中で両社は、業界標準に基づく高い性能、信頼性、相互運用性を持つITソリューションの提供に力を入れていきます。

また両社は、共同開発プロジェクトを通じて、ディザスタリカバリのさらなる簡素化、テストおよび開発環境の合理化、仮想デスクトップ統合環境でのストレージ利用の最適化にも取り組みながら、次世代のデータ管理を現実的かつ手頃な価格でエンタープライズユーザーに提供するための、密接に統合されたサーバーからストレージへの仮想化ソリューションの構築を目指していきます。

両社は現在、事例を合理的に取り扱うためのエンタープライズクラスのサポート体制を共同で整備しています。このサポート体制は、ネットアップがSAP、Oracle、Symantec、マイクロソフトなどのグローバル・テクノロジパートナーとの間で成功させたプログラムをモデルに構築されています。また両社は、最適化されたサーバーからストレージへの仮想化環境の導入において、ネットアップとVMwareのプロフェッショナル・サービス部門およびパートナー企業がスムーズに協力できるように、ベストプラクティスの共同計画の策定にも取り組んでいます。

●米国ペンシルベニア州検事局の最高情報責任者ジョージ・ホワイト氏のコメント:

「当局では、データを失ったり、検索に時間がかかり過ぎたりすると、事件の処理能力が大きく低下してしまいます。また、常に裁判所が定めたスケジュールに追われているため、書類や情報に素早く、確実にアクセスできないと起訴できなくなる恐れがあります。ネットアップのストレージ製品のおかげで、VMwareの仮想化サーバー環境への移行が非常に楽になり、両社のソリューションによってダウンタイムのリスクも時間も大幅に削減されました。

旧来のモデルでは、新しいアプリケーションを導入する時には、まず箱を用意し、サーバーにも十分なストレージ容量を確保して、バックアップ処理も設定しなければならないという、信じられないほどの非効率ぶりでした。ところが今では、ストレージを必要な時に必要な場所へまとめて割り当てることができます。他の処理はすべて中央で管理され、自動化されています。これらはすべてVMwareとネットアップのソリューションの間で保証された高い相互運用性のおかげです。

当局は、各社のソリューションを十分に検討し評価した結果、VMwareとネットアップのソリューションが当局のすべてのニーズを満たすだけでなく、非常に優れた連携能力を備えていると判断しました。今回、両社が開発、サポート、そしてサービスの面で協業に乗り出したことで、当局のこれまでの投資の価値はさらに高まり、両社のソリューション統合がさらに進めば局内の環境が全面的に改善されるだろうと期待しています」。

●ネットワーク・アプライアンス、エンタープライズストレージおよびプロダクト・オペレーション担当エグゼクティブ・バイスプレジデント兼ゼネラル・マネージャー、トム・ジョージンズのコメント:

「この数年、資産の利用効率の向上や管理・インフラコストの削減、ビジネスニーズに対するインフラ対応の高速化を目的として、ほとんどの大企業のデータセンターが何らかの形で統合や仮想化に着手しています。VMwareのインフラとネットアップのストレージ仮想化ソリューションの組み合わせによって、仮想化環境におけるリソースの最適化がいっそう進むでしょう。これは単に個別のサーバーやストレージリソースの利用効率だけでなく、電力、冷却、スペース、スタッフなどインフラ全体の利用効率が高まることであり、しかも同時に、ネットアップの堅牢で使いやすいデータ管理および保護機能も利用できるということです。これらの機能は、両社の共同販売プロジェクトを通じて既に提供されており、また今後の共同作業によって統合ソリューションはさらに改善されるでしょう」。

以上


ネットアップは、2001年からVMware製品に対応した先進のストレージソリューションを提供しています。ネットアップとVMwareの共同ソリューションの詳細については、ウェブサイト(リンク)をご覧ください。

●ネットワーク・アプライアンスについて
ネットワーク・アプライアンス(ネットアップ)は、今日のデータ集約型企業に対して統合ストレージソリューションを提供するリーダーベンダーです。1992年の創立以来、ネットアップは、「シンプル」なデータ管理を実現するテクノロジや製品の開発と、パートナーの開拓を行ってきました。ネットアップのソリューションおよびサービスに関する情報については、リンクをご覧ください。

NetAppは登録商標であり、Network Applianceは米国および他の国におけるNetwork Appliance, Inc.の商標です。

1995 年米国私募証券訴訟改革法における「セーフ・ハーバー」条項
このプレスリリースにおける、開発、マーケティング、サービス、およびサポートでの協業、また簡素化を目指すサポート合意の開始、および将来的なソリューション統合に関する記述には1995 年米国私募証券訴訟改革法に定められた範囲内で、予測に基づく記述を含んでいます。これらの記述には、ネットアップの将来的な出来事や業績についての「今後の見通し」に関する記述が含まれており、予測に基づく記述にはリスクまたは不確実性を伴い、実際の結果とは異なる可能性があります。その影響を及ぼす要因には、一般経済情勢のほか、競合会社の増加による顧客からの製品、サービスに対する要求、製品アーキテクチャの承認、開発スケジュールの調整の他に、ネットアップ社が米国証券取引委員会に定期的に提出しているレポートやドキュメント(最新の 10-K および 10-Q を含む)に記載されている重要な要因も含まれます。


本リリースについてのお問い合わせ先
日本ネットワーク・アプライアンス株式会社 広報担当:阿部
TEL: 03-5404-1200  FAX: 03-5404-1288
Mail: pr-contact@netapp.co.jp

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お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

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