中国上海証券市場向けプロジェクト「LinBox」にTurbolinux Serverを採用

最新ITソリューションにより証券販売の合理化と自動化を実現

ターボリナックス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:矢野広一、以下 ターボリナックス)は、上海証券取引所の系列企業である上海証券通信(Shanghai Stock Communication Co., Ltd.:以下STOCOM)が推進するLinBox V1.0プロジェクトにおいて、高品質、高信頼性が求められるプラットフォームに、Turbolinux Serverが採用されたことを発表いたしました。
今年初めにリリースされたLinBox V1.0システムは、株/証券の分析情報を提供し、証券産業内での利用のために設計されました。

LinBoxシステムは、ブラックボックス内にハードウェアとソフトウェア・アプリケーションなど全てのITシステムを統合した包括的なITソリューションです。ローリスクなLinBoxプラットフォームは、運営にかかるコストを低減し、ITシステムと営業とサービス部門内でのプロセスを統合することで収益を増加させます。

STOCOMは、最新カーネル2.6ベースのTurbolinux ServerをLinBox V1.0に採用しました。LinBoxサーバー上で動作するすべてのエージェントは、1ヶ所で集中管理されたプラットフォームにより監視、統合されます。このオープンソーステクノロジーをベースとしたプラットフォーム上では異なるIT企業による多様なアプリケーションが動作します。また、LinBoxサーバーはモジュールによってカスタマイズが可能で、ハードウェアはインテル製チップを搭載したTsingHua TongFangサーバー、アプリケーションはTurbolinux OSと証券市場分析ソフトウェアで構成されています。

さらに、システム・パーティションやタイムゾーン、ネットワークアダプタ・パラメータ、インストール時に必要なシステム管理者パスワードなどの機密パラメータは予めセットされており、インストール作業中に追加で情報を入力する必要はありません。Webサーバーやプロキシサーバー(Squid)、PHP、MySQL、ファイアウォール(IP tables)、Sambaサーバーも含まれており、安全性が高く、信頼性、費用対効果に大変優れています。
すでに上海のいくつかの証券機関でLinBoxが導入され、その先進性、優れた性能が実証されていることから、今後数ヶ月採用が増加することが見込まれています。

ターボリナックスの代表取締役社長 矢野広一は以下のようにコメントしています。
「LinBoxとTurbolinuxプラットフォームの組み合わせは、より廉価なシステムの実現や、インストールと管理の容易さ、優れた互換性、高いユーザビリティなど、いくつもの利点をリナックスユーザーに提供します。」

用語解説

【STOCOMについて】
STOCOMは、上海証券取引所の系列企業として、ビジネス向けに資金データの情報を提供し発展を導くことで、情報サービスに特化した事業を行っています。主要なITおよびビジネスソリューションは、証券や上場企業、他の株式情報端末のためのユーザ向け情報プロダクトです。
委任申告やリアルタイムの市場データ、取引結果、破産データなどを含む、上海証券取引のための証券取引情報を伝える役割を果たしています。詳しくはWebサイトをご覧ください。 www.stocom.net

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