ターボリナックス、2004年度黒字達成

日本本社および中国子会社ともに好調

ターボリナックス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:矢野広一、以下ターボリナックス)は、日本本社および中国子会社の両法人において、2004年度(2004年1月~2004年12月)における売上および純利益が、黒字を達成したことを発表いたしました。

日本における今回の黒字化は、国内での事業の成長が非常に健全かつ力強く成長したことが挙げられます。その一つとして、2004年1月にアプライアンスサーバーOSとして出荷を開始した「Turbolinux Appliance Server 1.0」が、わずか一年で「Sun Cobalt」の後継として広く市場に認知され、NTTドコモをはじめ多くのOEMを獲得したことが挙げられます。
また、政府が推進するe-Japan政策の一環として、Linuxデスクトップへの支援強化が加速され、その実証実験においてLinuxベンダーの第一人者としてターボリナックスのデスクトップ製品が採用されるなど、官公庁案件が増加していることも大きく起因しました。
さらに、米HPをはじめ大手ハードウェアベンダーなどとの協業により、アジア各国へのライセンス販売が躍進し、海外売上が対前年度比約280%増という驚異的な成果を残し、今後益々の成長が期待できる分野に育っています。

一方、中国子会社であるTurbolinux China Co., Ltd.は、中国内におけるLinuxサーバーOS市場において、2年連続して過半数以上の圧倒的シェアを獲得した実績を元に、中国モバイルをはじめ中国鉄道システム省、中国上海市静安区といった大型案件を次々と獲得し、初の年間黒字を達成しました。

代表取締役社長の矢野広一は次のようにコメントしています。
「Linux OSの専業ベンダーとして、アジアにおいていち早くから事業を開始し、多くの実績をベースに世界的にも認知されるブランドとして成長したターボリナックスではありますが、2002年にはその経営存続の危機が噂されたのも事実です。しかし、全社一丸となり、事業の主体であった日本および中国市場に焦点をあて、市場から信頼される製品を提供していくことに専念した結果、日本と中国の両国において年間での黒字決算を行えたことは、喜ばしいことであり、これは弊社が今後もアジアにおけるLinux推進のリーダーシップをとり続けることを市場が認めた証ではないかと受け止めています。」

日本ではデスクトップを中心に、中国ではサーバーを中心としてLinuxは益々大きく成長する市場性を持っており、今まで以上にそこに向けた高品質の製品・サービスを提供し続けることが、弊社に課せられた使命であり、ひいてはこの黒字基調を維持し続けるための唯一の施策であると認識し、今後も全社をあげて取り組んでいきます。

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