モバイルオペレータ以外によるモバイルテレビのビジネスモデルをピラミッドリサーチ社が調査

米国の調査会社ピラミッドリサーチ社による調査レポートでは、モバイルテレビの基本的な技術、バリューチェーンにおけるMNOsのポジショニング、適切な収益モデル、広告の役割、総合的な収益の機会を査定して、モバイルテレビのビジネスケースを提供している。

マサチューセッツ州ケンブリッジ、2006年3月23日
2006年2月に発表されたVirgin MobileとBTによる「BT Movio」が計画通りに実現すれば、Virgin Mobileは欧州初の携帯電話向け放送サービスプロバイダのひとつということになる。これによって注目されるのは、モバイルネットワークオペレータ(MNOs)がモバイルテレビに関して大きなリスクを負うことになると言うことである。すなわち、ネットワークを提供するという仲介的なプロセスが不要になることによってその影響力が弱まり、あるいは全くモバイルテレビ市場から排除されてしまうことになるかもしれない。MNOsはモバイル音楽という好機を逃しており、モバイルテレビは一層の悪材料かもしれない。

「モバイルテレビについては、MNOsには12-18カ月の猶予期間があり、その間、不十分な価格設定やサービス品質の悪いものを提供して無駄なことをしないで済むという利点がある」と、「モバイルTVが促進する3G:バリューチェーン、ビジネスモデル、収益」の著者であるピラミッドリサーチ社のシニアアナリストNick Holland氏は語る。MNOsは、携帯型電化製品と親和性の高い携帯電話の加入者を多く抱えており、市場への最短ルートを持っているといえる。また、既にデータサービスの収益徴収システムを確立している。

モバイルテレビは、オペレータのセルラーネットワークを必要としない。モバイルテレビのシナリオでもっとも可能性があるのは、ハードウェアメーカーやその他のサードパーティメーカーが、携帯用デジタルテレビ受信機、専用機、既存のメディアプレーヤー(iPod、PSPなど)のプラグインを使って、モバイルテレビ加入を販売するというものである。

Nick Holland氏は、「MNOsはモバイルテレビバリューチェーンにおける彼らの役割が縮小する前に、存在感を固めなければならない。MNOsは、あと1年か2年の間はモバイルビデオ提供市場で中心的であるだろうし、それまでには3Gが一定のレベルまで成熟してくるだろう。モバイル端末によるビデオ視聴のパターンが確立する頃にはまだ、MVOsのバリューチェーンにおける役割は大きく損なわれてはいないだろう」と結論づける。

米国の調査会社ピラミッドリサーチ社の「モバイルTVが促進する3G:バリューチェーン、ビジネスモデル、収益」について

この調査レポートは、モバイルテレビの基本的な技術、バリューチェーンにおけるMNOsのポジショニング、適切な収益モデル、広告の役割、総合的な収益の機会を査定して、モバイルテレビのビジネスケースを詳述している。また、現在のモバイルビデオサービスをケーススタディ分析することで、次世代のモバイルテレビ市場の収益モデルを構築している。

◆調査レポート
モバイルTVが促進する3G:バリューチェーン、ビジネスモデル、収益
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◆米国ピラミッドリサーチ社について
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