話題沸騰のMPEG-4 AVCだがMPEG-2は依然健在

MPEG-2ソリューションを提供するASPの減少によって収益は減るものの、MPEG-2の出荷台数は2009年まで増加すると予測されている。

MPEG-4 AVC市場は初期段階であるが非常に活発である。しかしAVCが利用されるようになったからといって、MPEG-2専用機がすぐに市場から姿を消すわけではないとインスタット社は報告する。MPEG-2ソリューションを提供するASPの減少によって収益は減るものの、MPEG-2の出荷台数は2009年まで増加すると予測されている。

「現在話題にのぼっているのはMPEG-4 AVCだけだ。多くのデコーダICサプライヤがエンコーダのサプライヤと相互運用性テストを行っているが、2005年の市場は小規模だろう。MPEG-4 AVCデコーダICの広範な普及は2006年に始まると考えられる」とインスタット社のアナリストMichelle Abraham氏は言う。

インスタット社の調査結果を以下にあげる。
- 2004年の世界のMPEGビデオ向けIC市場の収益は38億ドルだった。
- DVB-HやDMB等をベースにした配送システムが世界で導入され、MPEG-4ビデオ向けICを搭載した携帯端末は今後さらに増加する。
- 2004年、NECエレクトロニクスはMPEG-2消費者向けエンコーダーIC市場の出荷台数のシェアで2年連続トップとなった。主な理由はDVDレコーダのデザインウインである。
- 2004年、STMicroelectronicsはMPEGビデオ向けICの収益で5年連続トップとなった。

インスタット社の調査レポート「MPEGビデオ向けIC:MPEG-4 AVCをめぐって(MPEG Video ICs: The Buzz Around MPEG-4 AVC )」は、2004年のMPEGビデオ向け半導体メーカーの世界市場のシェアを記載し、今後のMPEGチップ市場について論じている。また2009年に渡るICビデオデコーダの予測データを出荷台数と収益別に記載している。提供されているデータは世界市場の出荷台数で、内部に供給された出荷台数は含まれていない。


◆調査レポート
MPEGビデオ向けIC:MPEG-4 AVCをめぐって
MPEG Video ICs: The Buzz Around MPEG-4 AVC
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◆インスタットについて
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