出荷数と価格の下落が続くゲーム機市場

出荷台数の前年比減少は、次世代ゲーム機全機種が市場に出回る2006年まで続く

インスタット/MDR社は、ビデオゲーム機市場は縮小傾向が続き、次世代ゲーム機が市場に出るまで出荷減少は続くとしている。現在ソニーはプレイステーション2(PS2)で市場を独占しており、2004年1月の出荷数は7000万個に達している。

インスタット/MDR社のシニアアナリストBrian O'Rourke氏は、「縮小している市場にはよくあることだが、メーカーはハード、ソフト双方の値下げをして、ゲーム機にあまり関心がないユーザや、価格重視のユーザの関心をひこうとしている。しかし出荷台数の前年比減少は、予測通り、次世代ゲーム機全機種が市場に出回る2006年まで続くだろう」という。

最初の次世代ゲーム機となるマイクロソフト社のXbox2は、2005年の第4四半期には市場を席巻しているに違いない。ところがソニーは、2006年中頃にはPS3を投入し、マイクロソフト社に大きなリードを許さないだろう。任天堂は、一番の競争相手であるソニーと同時か、その前に次世代ゲーム機(ゲームキューブ2)を発売しようとしている。

インスタット/MDR社のその他の調査報告を以下に述べる。

・任天堂のゲームキューブは、2003年第4四半期の世界規模の値下げで売上げが増加し、ここ数年で確実に市場を拡大した。
・マイクロソフト社のXboxは、ゲームキューブと市場シェア第2位を巡って競争している。北米で好調、ヨーロッパでも規模が拡大しつつある。
・ソニーは、2008年まで次世代ゲーム機の出荷量が最多である。過去10年間にわたる実績があり、トッププレイヤーの地位を誇っている。しかし、マイクロソフト社と任天堂は、次世代製品におけるソニーの優位を阻むと予測される。

インスタット/MDR社の調査レポート「2004年ゲーム機市場:次世代機を待つ市場」は、PS2、Xbox、ゲームキューブ等の各現世代ゲーム機市場の地域別出荷数と収益の5年間予測を検証している。次世代ゲーム機の出荷数と収益の2008年までの予測を提供する。主要市場プレイヤーであるソニー、任天堂、マイクロソフト社に関する分析を4つのポイント(ビデオゲーム機ビジネス、販売戦略、オンライン計画、出荷分析)から提供する。さらに、ユーザ向けゲーム機著作権上に関する対処法、インスタット/MDR社の年間レジデンシャル技術調査から製品購入プランも盛り込んでいる。

◆調査レポート
2004年ゲーム機市場:次世代機を待つ市場
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◆インスタット/MDR社について
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