運用管理ソフト大手のコンピュータ・アソシエイツは9月7日、SOHOや企業内個人、一般消費者に向けたセキュリティ・ソフト新版「eTrustインターネットセキュリティスイート2006」および「eTrustパーソナルファイアウォール2006」を出荷する。9月7日からCAストアを用いたダウンロード販売、9月9日から量販店を経由して販売する。価格はスイート2006の店頭パッケージが8980円(税込)。売上目標は年間10億円。
同社は2005年4月、同社としては初めて一般消費者向けに企業向けのeTrustブランドのセキュリティ製品群を個人向けマーケットに投入した。今回の新版は、個人向け製品群の新版に相当する。スイート2006は、以下の4製品、ウイルス対策の「eTrustアンチウイルス」、迷惑メール対策の「eTrustアンチスパム」、スパイウェア対策の「eTrust PestPatrolアンチスパイウェア」、アクセス制御の「eTrustパーソナルファイアウォール」のセット製品である。
eTrust製品群の最大の特徴は、「他社よりも価格を低く抑えている」(コンピュータ・アソシエイツ)点と、インストールに必要なディスク容量と稼動に必要なCPU能力を低く抑えている点である。新版の2006系列では、2005系列の従来版よりも多くのセキュリティ上の脅威に対抗できるようにしたほか、2005系列では不完全だった日本語化を徹底した。
稼動OSはいずれもWindows 98 Second Edition以降、Windows 2000、Windows XP。価格体系の詳細は以下の通りで、いずれも税込価格である。スイート2006は、店頭パッケージの定価が8980円で、セキュリティ・ソフトをすでに持っているユーザーを対象とした特別優待版が6980円。CAストア経由で販売するダウンロード版の価格は6980円。スイート2006の次年度以降の年間更新価格はいずれも4980円である。パーソナルファイアウォール2006の価格は、店頭パッケージが5680円、ダウンロード版が3980円、次年度更新価格は2980円である。
同社は、個人向けマーケットの拡大戦術として、量販店経由での販売に注力する基本路線を継続しつつ、今後はSDK(ソフトウェア開発キット)の提供などを通じてISP(プロバイダ)経由でのライセンス収入の拡大により一層力を注ぐ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス